ブログ「鉄道幻灯館」

指宿・枕崎は、さすが南国です。12月というのに、菜の花に加え、ブーゲンビリアも咲いていました。お昼を取ろうと、かつおの水揚漁港として有名な山川にやって来ましたが、指宿に向かう海辺の道を走っていると、シュロの並木と一緒に赤紫のブーゲンビリアが咲いているのを見つけました。午後一番の撮影場所はここ、と決め、食事も早々に切り上げて、この所へ帰ってきました。

山川駅以西は、白地に青いラインが入ったJR九州色のキハ47もしくはキハ40が主に運用されているようですが、鹿児島中央駅と山川駅の間では黄色のDC200と白のキハ47が混在して走っています。赤い花に黄色の列車というのは南国らしい取り合わせですが、白いキハ47も落ち着いた雰囲気です。これはこれで良い組み合わせになったかな、と思っています。

さて、本日から大晦日まで中国に行ってきます。数年前に無煙化なった中国・内モンゴル自治区の集通鉄道で、年末の一時期だけ前進型蒸機が重連で牽引する貨物列車が、1日1往復限定で復活するというサプライズが現出したためです。すでに数多くの人が撮影に訪れている、という地元新聞の報道もありますが、予定どおりに物ごとが進まないのも彼の地のお国柄。果たして無事、前進重連の雄姿を収めることができるでしょうか。それは神のみが知ることかもしれません。

というわけで、みなさんには、ひと足早い年越しのご挨拶です。本年、数多くの方がたが、このブログをお訪ねくださいました。例年になく、今年はいろいろな場所へ出かけましたので、このブログはわたしの旅日記のようなものになりましたが、そんなブログを楽しみに覗いてくださった方もいらっしゃったようです。本当にありがとうございました。厚くお礼申し上げます。

みなさんにとって、来年が今年以上に良い年でありますように。そして来年もまた、よろしくお願いいたします。それでは、マイナス20度の世界へ行ってまいります。