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カテゴリ:許認可(自動車関連)
また、少し間が空いてしまいまして申し訳ございません。
さて今回は『貨客車』の最終回です。 『貨客車』とはあまり聞き覚えがないと思いますが、 車検証を見ると、普通のトラックだと貨物とか冷凍冷蔵車という 記載のあるところにきちんと『貨客車』と記載されています。 これらの車は積載量が必ずあり、なおかつ客席部分はタクシーの要件を満たしています。 例としては日産キャラバン(ハイエースタイプのバン)等が、 テレビ局の取材車(ロケ車)として見受けられます。 カメラなどの機材を一番後方の荷室に積み、前方にはクルーを乗せます。 また、関東運輸局管轄では未だ実例はないのですが、 自家用乗用車を荷台に搭載できるロードローダー車の前方を改造し 運転手の後ろに客室を設け二列(ダブルキャビン)とした貨客車も存在するようです。 これは運転代行業者が酔客の車を荷台に積み、運転席後方に酔客を乗せて運ぶためのものです。 通常、運転代行業といえば二人一組で追走車を伴って業務をする必要がありますが 貨客車を使えば二種免のドライバーが一人で積み込みと運転をこなせるという訳です。 ただし、地域によっては一般乗用旅客新規許可の最低台数が10台以上となっているため 設備投資に多額の費用がかかってしまうという難点があります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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