倉庫業登録の相談2(種類)
先日、利用運送業者のお客様から倉庫業の登録について
検討したいという相談の続きとなります
「倉庫」といえば皆さんはどのような建築物を思い浮かべますか?
都心部でよく見かける『トランクルーム』あれも倉庫…なんでしょうか?
倉庫の種類
倉庫業法により下記の第1~8類に区分されます。
■普通倉庫
一般的に見られる建屋型の倉庫として下記の3種類に分類されます
◆1類倉庫:冷蔵倉庫、危険品倉庫で保管する物品以外で、
建屋で保管できる形状の物であればあらゆる品物を保管します。
◆2類倉庫:防火、耐火性能が不要(ただし、保管可能な品物が制限)
◆3類倉庫:防火、耐火、防湿性能が不要(ただし、保管可能な品物がさらに制限)
◆野積倉庫:一定の土地を柵や塀で囲った野積場。
具体例:風雨に強い鉱物や材木、古タイヤなどを保管。(4類倉庫)
◆貯蔵槽倉庫:小麦などバラ(袋などに入らない)の状態で保管することが適当な貨物や液状の貨物などを保管。
具体例:小麦や豆類を保管する穀物サイロ、液体貨物を保管するタンクなどがあります。(6類倉庫)
◆危険品倉庫:消防法、高圧ガス保安法、液化石油ガスの確保及び取引の適正化に関する法律、
石油コンビナート等災害防止法で指定された危険物を保管。(7類倉庫)
具体例:原油を貯蔵する巨大なタンクやガスタンク
◆トランクルーム:家財や美術品など個人の貨物を保管する倉庫。
※レンタル収納スペース(賃貸業)との類似に注意
■冷蔵倉庫
食肉、水産物、冷凍食品など10℃以下で保管することが適切な貨物を保管。(8類倉庫)
■水面倉庫
原木を水面で保管。木場・貯木場(5類倉庫)
トランクルームの取扱い
結局、トランクルームというだけでは判別が付きません。
もしおお借りになるときは倉庫業の登録の有無を確認することで
より安全に物品を帰宅することができると思います
倉庫の種類をイメージできましたでしょうか?
次回は倉庫業の登録申請について書きたいと思います
一般貨物自動車運送事業トラック許認可の手続ならお気軽にお問い合わせください!
自動車登録/車庫証明/ナンバー出張封印
運送業、貸切バス、特殊車両通行許可
産廃収集運搬業、建設業許可
■きたまち総合事務所トップページ■