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「わたしが少女であったころ、
わたしたちは灰色の海に浮かぶ果実だった。」 久しぶりに、恩田陸の作品を読んだ。「麦の海に沈む果実」(講談社)である。相変わらず、タイトルの付け方がうまい。 ![]() 主人公の理瀬は二月最後の日に外界と遮断された全寮制の学校に転入してくる。その学園は、三月から1年が始まる「三月の国」であった。そして三月以外の転入生は学園に破滅をもたらすというのだ。この学園は現校長の父が設立したが、その際に大きな影響を受けたのが「三月は深き紅の淵に」という本である。実際に恩田陸による同名の作品がり、その第4部「回天木馬」にどうも理瀬が登場するらしい。この本は私も読んだが、どうも肝心の第4部は、話が入り組んで分かりにくかったことしか記憶に残っていないのだが。 この学校の生徒は、3種類に分けられると言う。環境の整ったところで教育を受けさせたいという「ゆりかご」。特殊な職業につきたくって入学した「養成所」。家庭の事情で存在を望まれず入学させられた「墓場」。しかし理瀬は自分がどうしてこの学校に入れられたのか分からない。それも二月最後の日にである。 そして、理瀬の周りで次々と人が死んでいく。どうもこの学校には大きな秘密があるようである。 最後には、理瀬の意外な秘密がすべてあきらかになる。恩田陸の作品は、なんとなくノスタルジーを感じさせるところがある。この作品も、いかにも恩田陸らしい作品である。 ○ブログランキングに参加中。記事が気に入ったら押してね。 ●「人気ブログランキング」 ⇒ ●「にほんブログ村」 ⇒ 風と雲の郷 別館(gooブログ)はこちら この記事のトラックバックURL:
http://tb.plaza.rakuten.co.jp/gigeiten/diary/200704180000/63967/
★いらっしゃい〜
一度読めば、あなたもきっと不思議ワールドに・・ tora1947さん >こんにちは〜! > >恩田陸さんの本、読んだことがないのですが >不思議な設定ですね。 ----- (2007.04.18 19:46:07)
★確かに、恩田作品は、ある程度他の作品も読んでいないと、ついていけないことがありますね。
夜のピクニックのような、独立した話が良いですね。 たなぽん99さん >物によっては複雑すぎてついていけない事も >あるんですよね(^^; >夜のピクニックみたいなお話が好きだなぁ。 ----- (2007.04.18 19:51:01)
なるほど、タイトルが興味をそそりますね。最近ちっとも本を読んでいないので、本の話をされるとぐぐっときますね。(2007.04.18 22:18:09)
★タイトルだけで読んでみようという気になりますよね。全部がそうだというわけではありませんが、本当にぐぐっとくるタイトルをつけてくれると思います。
浪漫的狼さん >なるほど、タイトルが興味をそそりますね。最近ちっとも本を読んでいないので、本の話をされるとぐぐっときますね。 ----- (2007.04.18 22:21:43)
風竜胆さん、はじめまして♪
「夜ピク」記事のTBありがとうございましたm(__)m この「麦の海〜」は今まで読んだ中で一番恩田さんっぽく、かつプロットがしっかりしてる本だと思います。 フリーページに恩田さんの既読本まとめてます。 ⇒http://plaza.rakuten.co.jp/NoStoryNoLife/2004 宜しかったらご覧くださいませ。 (2007.04.19 00:34:30)
こんばんはw
確かに恩田さんはタイトルもバッチリですね。 特に三月シリーズは、独特のリズムがあって、 心惹かれるタイトルです。中身はもちろんのこと。 理瀬は、恩田さんらしいキャラですよね。 いろんなものをひっくるめて持ってしまっているような…。 彼女が出てくる物語は、とても好きです。 TBさせていただきまーす。(2007.04.19 01:46:12)
★はじめまして
こちらこそおいでいただきありがとうございます。 恩田陸、まだまだ、それほど読んでいるとは言えないのですが、独特の味がありますね。 pear_pictureさん >風竜胆さん、はじめまして♪ >「夜ピク」記事のTBありがとうございましたm(__)m > >この「麦の海〜」は今まで読んだ中で一番恩田さんっぽく、かつプロットがしっかりしてる本だと思います。 > >フリーページに恩田さんの既読本まとめてます。 >⇒http://plaza.rakuten.co.jp/NoStoryNoLife/2004 >宜しかったらご覧くださいませ。 ----- (2007.04.19 07:35:14)
★いらっしゃい〜
最後で記憶をとりもどし、がらっと変わってしまうところがすごいですね。 anna2号さん >こんばんはw > >確かに恩田さんはタイトルもバッチリですね。 >特に三月シリーズは、独特のリズムがあって、 >心惹かれるタイトルです。中身はもちろんのこと。 > >理瀬は、恩田さんらしいキャラですよね。 >いろんなものをひっくるめて持ってしまっているような…。 >彼女が出てくる物語は、とても好きです。 > >TBさせていただきまーす。 ----- (2007.04.19 07:36:58) ■トラックバック(1)
恩田陸 『麦の海に沈む果実』(講談社文庫、2004)三月以外の転入生は破滅をもたらすといわれる全寮制の学園。二月最後の日に来た理瀬の心は揺らめく。閉ざされたコンサート会場や湿原から失踪した生徒たち。生徒を集め交霊会を開く校長。図書館から消えたいわくつきの本...(2007.04.19 01:41:50)
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