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時空の流離人(さすらいびと) (風と雲の郷本館)

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September 16, 2007
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 久しぶりに恩田陸の作品を読んだ。「まひるの月を追いかけて」(文芸春秋社)である。舞台は奈良。異母兄の健吾が奈良で消息を絶ち、静は、健吾の恋人の優佳利から、健吾の行方を探す旅を持ちかけられる。そして、二人(途中から健吾も加わるが)は、延々と飛鳥、そして奈良の名所旧跡を巡る。このあたりは、なんとなく、「夜のピクニック」の設定に似通っている。

 実は、静が、この旅に誘われたのは、ある理由があったのだが、旅をしているうちに、少しずつ、優佳利の仕掛けた嘘が明らかになり、だんだんと核心に近づいてくる。

 文庫版の帯に「恩田ワールド全開の傑作ミステリー」とあったので、てっきり、健吾が事件に巻き込まれ、それを静たちが解決するような話かと思っていたら、ぜんぜん違った。結局、健吾が本当に愛していた女性は誰だったかを延々400ページ以上(文庫本の場合)もかけて明らかにするというものである。

 確かに、ちょっとしたどんでん返しが続き、恩田ワールド全開といえばそうであるし内容も、確かに、ミステリーと言えなくもないのだが、このオチはどうかな。これも、恩田陸らしいといえばその通りなのだが。



「まひるの月を追いかけて」(恩田陸:文芸春秋社)
      

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Last updated  September 21, 2007 10:46:24 PM
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