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カテゴリ:TVドラマ
月曜日の夜は、相変わらず、フジテレビ系の月9ドラマ「ガリレオ」を観ていた。第5話 「絞殺(しめ)る」である。原作では、「予知夢」の第4話目に当たる話だ。 今回も湯川(福山雅治)は、内海薫(柴咲コウ)から捜査への協力を頼まれる。殺人事件の被害者は、長野でペンションを経営する矢島という男。密室のはずのホテルの部屋で絞殺されているのを発見されたが、首には奇妙な絞め跡が。そして、矢島が死んだと思われる時刻、向かいのビルから、矢島の泊まっている部屋で火の玉が目撃されていた。 今回は、この火の玉の謎を解くというのが、ガリレオ先生の一番の見せ場なのだが、やはり少々突っ込んでみたい。 まず、またまた、ガリレオ先生、謎解きが閃いた時、いきなり地面で計算を始めた。いや、別に計算する必要はないだろう。いったい何の計算だ。 一番疑問に思うのは、トリックの方法で、本当に、火の玉が見えるのかというところであろう。溶けるということと燃えるということは、まったく別の現象である。実験してみれば一目瞭然なのだが、あいにく実験できるような環境にない。結局は、アーチェリーの弦に使われる高密度ポリエチレンの融点と着火温度の関係なのだが、とりあえず、ネットでデータを調べてみた。あまり、いいデータは見あたらなかったが、高密度ポリエチレンの融点は130℃、着火温度は341℃と書いてあるものがあった。もし、この値が正確ならば、弦が融点付近に熱せられた時に、張力によって弾けてしまうが、着火温度には達していないので、火の玉は見えないのではないかと思うのだが。この話の根幹に関わる部分なので、ぜひともテレビ局は実験をしてもらいたいものである。また、高密度ポリエチレンの性質に詳しい人がいれば、意見を聞いてみたい。 ○「探偵ガリレオ」の記事はこちら ○「予知夢」の記事はこちら ○「ガリレオ 第4話 壊死(くさ)る」の記事はこちら 「予知夢」「探偵ガリレオ」(東野圭吾:文芸春秋社) ○応援してね。 風と雲の郷 別館「文理両道」(gooブログ)はこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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