生年月日の同じ人[思いでシリーズ29(高校時代以降)]
私は、自分と生年月日が同じ人を3人知っている。一人目は、高校時代の同級生であったI君である。彼も京都にある大学に進学したため、下宿に泊まりに行った事もあるが、いつの間にか連絡が取れなくなってしまった。高校の同窓会名簿でも、住所不明の扱いになっているようであり、今どこで何をしているのだろうか。 2人目は、同じ学生アパートに住んでいたY1君。彼は、偶然にもI君と同じ大学であったが、こちらも、大学を卒業して後、今はどこにいるか分からなくなってしまった。 そして3人目が、同じ大学だったY2君。学部時代には同じ研究室であったが、大学院では違う研究室に行ってしまった。今は、日本を代表する関西の家電メーカーで活躍している。 いったい、自分と同じ生年月日の人間がどのくらい日本にいるのだろう。ちょっと計算してみた。 日本の人口は12,778万人(H18.4.1概算値)ということだから、人生80年として計算すると 12778万人/(80年×365日)=0.44 であるから大体日本全国で4千人程度は居る見当になる。4千人と言うと多いようだが、過疎の進んだ町村の人口と同じ位である。これが日本全体に散らばっているのである。 これは、全人口の割合ではいえば、0.003%、約3万人に一人位の割合となる。3人見つけるとなると10万人もの誕生日を知らなければならないが、人の生年月日を知ると言う機会もそう多くは無いだろうと思われるので、3人も知っているというのは、極めて珍しいのではないだろうか。 私を含めて同じ生年月日のものが4人、皆それぞれまったく違う人生を歩んでいる。だから、私は、生年月日に基づいた占いは信じない。(もっとも、他の占いも信じている訳ではないが。)