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私はこれまでの設計業務において次のように考え、実践してきた。 机上検討や実現象の把握について、
これら両方を重視し、業務を遂行してきた。 現象を原理的に理解していない設計は絵に描いた餅であるとの考えから、基礎科学数学、物理学などの理解とその活用を重視してきた。
具体例として、私が携わった人工衛星の開発では、組立~打上までの間、現場での組立作業や機械系試験のほとんどに立ち会い、現場状況の把握とプロジェクトメンバーへの毎日の報告、作業支援、テスト結果の判断やトラブルへの対応、現場の人たちとのコミュニケーション(早い話が雑談や飲み会...)等を行ってきた。この作業では、現場の円滑かつ効率的な作業進捗、課題抽出、トラブル等の即時対応といった業務だけではなく、設計者が実体験により得られる経験値の増加、チーム結束力の向上、信頼関係構築に大きく寄与し、以降の財産となる。 もしどちらか一方のみを重視すると、つぎのようになると考えられる。 原理主義は、現象を深い内容まで理解できるものの、現場ではその情報がオーバースペックであることが多い。現場では微に入り際の情報が必要なのではなく、生じている問題に的確かつ効率的に対処でき、さらに万人が理解できる情報が求められる。 現場主義は、経験に頼りがちで結果重視である場合が多い。そのため、思いもよらない不具合や新しい物事への対処に困難が生じる。また、理解できないことや、机上検討結果と合わないことを短絡的に机上の空論として片づけてしまいがちである。 よって、原理的な部分と現場的な部分の両方を重視することで、理論と現実の両方をバランスよく見定めることができる。 この内容は、こちらのホームページで公開する予定です。 ぜひ一度のぞきにきてください。
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Last updated
2011.05.21 14:08:49
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