なんか、ヘンだぞ。著作権法2004.6.30

 2004.6.30の日記

私の敬愛する宮沢賢治は、『北ニ ケンカヤソショウガアレバ ツマラナイカラヤメロトイイ』と、雨ニモマケズで書き残しています。

だから、ケンカヤソショウをするつもりは、私には、ありません。

本当は、こんなこと、日記に書くのは、恥ずかしのですが・・・。もし、時間の許す方、興味のある方には、読んでいただきたいのです。

 音楽著作権協会さんの、指導により、銀河のほとりでは、当面の間、

音楽活動が、できなくなりました。事の次第は、こうです。

 まず、 著作権協会から、『音楽著作物利用許諾申込書』というのが数回に渡り、おくられてきました。料金規程など説明書は入ってきましたが、バーや、カラオケ基準のようで、どういうことか、わからないので、問いあわせの電話をいれたところ、(5月末)

「飲食店で、ライブや、歌声喫茶をやるためには、包括契約というのが必要で、音楽活動をはじめたときにさかのぼって支払わないと、法的手段に出る。」と、いきなりいわれました。

銀河のほとりでは、歌声喫茶は、月に一度、約一年間、飲み物代として¥500いただき、    5~25名で開催しました。このことについては、

http://newvoice.lucky-bits.com/iine/back/2003-2-6/2-6.htmlもごらんください。

また、ライブも、年数回で、ほとんどが、著作権に関らないオリジナルだと説明して、使用した曲については、支払したいと伝えたのですが、

『飲食店には、そのような扱いはできません。裁判で、立証することは、困難でしょう?裁判には、お金がかかるんですよ。そのような、ぜんれいもありますから。払う気がなっかったら、法的手段に出ます。1週間時間をあげますから、 契約書に印鑑を押して、返送するように』と電話を、切られました。

それで、びっくりして、いろいろ調べたのですが、

非営利組織等では、主意書や、パンフレット、プログラムなどですむそうですが、飲食店には、

一曲ごとの使用料として清算することは、と許されないそうなのです。包括契約しかない!

向こうの言い分だと、ウチの客単価¥850くらい、客席数20以下で生演奏をする店は、

使用料規程の表3   客席数20席以下、客単価¥2000以下、月額60時間までの生演奏にあてはまり、月額¥9000となり(それ以下の区分はなく)、一旦契約したら、何もやらない月の分まで払わなければならないことになります。たとえ、年に数回だとしても。それが、著作権にかからなくても。

これを、営業(音楽活動)開始まで さかのぼった分まではらい、かつ、現在の分まで払うとなると、大変です。

『月額¥9000でできますから、払えばいいんです。』と簡単に言われても、いまの、銀河には、そんな金も、力もない。店を止めるしかないの?著作権にかからない、オリジナルライブさえ、なぜ、規制されるの?(万が一、ライブなどをしたら、たいへんなことになりそうです。)

と、疑問が尽きません。『裁判で、著作権にかかる曲をやっていないことを立証できないでしょう?』といわれても、確かに裁判に、傾ける力も金もない。

 それも、契約書には、客単価や、席数、何故かホステス数というのはあって、売上の欄がない?それに、計算の仕方には、ボトルキープとかテーブルチャージ、コース料理の金額が算定の基準になっているんです。ちょっと、銀河のほとりとずれすぎです。その中から選択しなければならないのですが、どうやって選べっていうんでしょう?70歳のばあちゃんと、障碍のあるスタッフをそこにいれろということでしょうか?

 フリーのアーティストの活動で、公共の施設でも、営利目的などは制約があり、使用料が別料金だったりして、入場料もとれなっかったり、時間も融通が利かないことも多いので、お店を開放すれば、今度は、店に、著作権の契約料がかかる。

 私には、理不尽に思えるのです。自由に歌えない!事前に届や契約が必要?お金がないと、こんなことまで、許されないの?これが、著作権法、法律なの?誰のための法律?何で、著作権のないものや、人まで規制されるの?

これは、あくまでも、担当者への非難ではありません。担当の方も、それが、仕事、マニュアルのようです。

一時は、ショックでホームページも続けられないぐらい体調をくずしましたが、(それに4~5キロやせました。食事がのどを通らなくって。おかげさんで、今までやせたことのない私が、だいえっとにせいこうしました?)

最終的に

実際2004.6.13水カンリンバコンサートをやったということで、何もやらなかった月の分もビシーと、2003.1.16の1回の歌声喫茶をやった時から、18ヶ月分払うことになりました。

それにしても、月¥9000しか払えない、銀河も かなりなさけないです。

というわけで、この支払が終わる 来年の12月頃まで、音楽活動はできないことになりました。そのあとのことは、払い終わってから、考えようと思います。

BGMも、『著作権のないものに限る』という主張は、できないそうです。

ホームページでは、本名や、住所などを非公開にすることもできます。

でも、お店などをやっていると、逃げも隠れもできません。

このようなことは、自分のことだけの問題ではないとおもい、ここに、公開させていただくことにしました。

はじめに申し上げたように 『ケンカヤソショウ』をしたくてかいているのではないことを どうぞご理解くださいね。ツマラナイカラ・・・ね。

でも、銀河のほとりは、心と体と地球のための自然食レストランです。

 さらに、自然や、宇宙と調和できるような、生き方を模索して行こうと思います。




著作権関係、その後こちらもごらんください。






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