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のんき熊

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2010/09/15
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 こんばんは。

 以前このブログで、湧網線代替バスが廃止される話をお伝えしました。自前運行するスクールバスとの路線競合による非効率を理由に、沿線の佐呂間町が、代替バスへの補助を取りやめたことが、直接の原因です。

 湧網線代替バスは9月30日を以って廃止となります。代わって10月以降は、網走~常呂間が引き続き網走バスによる運行、計呂地~中湧別間は湧別町営バスによる運行、そして佐呂間町は、町営バス「ふれあいバス」による運行となります。

網走バス

http://www13.ocn.ne.jp/~abashiri/oshirase.html

湧別町

http://www.town.yubetsu.lg.jp/30hakkou/1kouhou/2010/files/20100902-05.pdf

佐呂間町

http://www.town.saroma.hokkaido.jp/fureaibasu.pdf

 佐呂間町の町営バスは、佐呂間バスターミナルを起点として町内6路線、町外3路線を運行します。この内町内路線は、登下校時のみの運行となり、これは全国どこでも見られる運行形態です。しかし町外路線は、行き先がすべて病院で、週1日~3日、1往復又は3往復の運行、町外区間は途中乗降ができないようになっています。

 10月からの佐呂間町営バスは、町民の通学及び通院のみを考えた運行形態となります。言い換えると、この町には、町外の人間が、公共交通を使ってたどり着くことが、事実上できなくなったということです。(もちろん、全く不可能とは言いませんが、町外線の運行日が限定されていることを考えると、町外者が町営バスを使って町内に入ることは、ほとんど現実的ではないといえます。)

 いくらマイカーによる移動が常識の道内でも、町役場にさえバスでたどり着けないというのは、一体どうなのか。百歩譲って、役場にバスで行く町外者などいないとしても、佐呂間湖という道内有数の観光地を持つ町内に、公共交通では入れないのは、観光政策上も問題です。日本人では少数派とされていますが、外国人は、バックパッキングで公共交通を使い移動を続ける観光客が少なくありません。ほんの20数年前、国鉄のワイド周遊券(外国人ならばジャパン・レールパス)で簡単に周遊ルートに組み込めた佐呂間湖畔が、今や肝心の湖畔中心部に近づけない、東西に抜けられない、そういう状態になろうとしています。

 この佐呂間町の交通政策、一概に町を責めるわけには行きません。町としても、少ない予算の中で、どのように町民の交通を確保するか。外部よりもまず、町民の公共交通を確保したい、その考えも理解できます。

 公共交通活性化法も、現在制定が検討されている交通基本法も、交通政策の主体は市町村となっています。しかし、市町村の実力だけで対応できない政策、複数の市町村のエリアで考えるべき交通政策もあるはずです。町外からの交流人口を確保し、隣接する複数の市町村が活性化するような交通政策を考え、実行していく仕組みを、早急に整備する必要があるのではないでしょうか。

 ちなみに、上記ホームページと湧網線代替バスの現行ダイヤを見比べていただくと、どの「再」代替路線も、一部を除き、現行代替バスの便数を大幅に減らしていることがわかります。

湧網線代替バス(現行)

http://www13.ocn.ne.jp/~abashiri/yuumou18.10.01.pdf

 

PICT5899.JPG

 






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Last updated  2010/09/16 11:43:36 PM



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