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~労務管理その他の労働に関する一般常識~
上段はTACの復元データ、下段は全受験者データ(免除者除) 今年の選択式「労一」は救済対象となるのでしょうか。大手資格 スクールのTACとLECはともに「△」扱いで、五分五分との見方 を示しています。しかし、選択式科目の救済を予測する上で最重 要な分析は、自社データと全体データとの比較から、全体の2点 以下や1点以下割合を予測することにあります。 それを前提としない予測などあまり意味はなく、「労一は難度が 高くとも、救済されにくい」といったコメントは、抽象的で具体 性がないため、説得力の欠片もありません。やはり、開示請求に より明らかとなった全体データから「救済」の基準を満たせるの か、それを探ることこそが「予測」といえるのだと思います。 さて、TACの復元データと全受験者データ(免除者除)との比較 (上記データ参照)から、今年の「労一」は救済対象となるので しょうか。 結論からいうと、五分五分などという曖昧模糊たる表 現でなく、90%以上の確率で「2点」救済の可能性大といえる状 況にあります。 まずは、非救済となった、21年と26年のデータから見ていきます。 この両年は、「今年こそ労一が救済される」といわれた年ですが、 結局、「2点」救済とはならなかったのですが、その最大の要因は 「1点以下割合30%以上」という2点救済の基準を満たせなかった ことにあります。21年は28.4%、26年は26.5%と、あと少しで したが、「追加補正」の対象とはなりませんでした。
次に、2点救済となった昨年のデータと比較するとどうか。
上段のTACデータで比較、結果は・・・ 平均点 △0.2 2点以下△6.9 1点以下△4.9 と27年比で劣るものの、実は27年の労一は「1点」の可能性も 非常に高っただけに、それと比べると今年は「2点」救済の可 能性大。 それでは、上記データから、今年の「全体データ」を 予測すると以下のようになります。 平均点 1.8 2点以下 76.4 1点以下 37.5 2点救済の基準は、2点以下50%以上、かつ、1点以下30%以上 ですから、余裕を持ってクリアするのではないかと考えます。 1点救済については、さすがに厳しいでしょうね。
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最終更新日
2016年09月22日 16時43分23秒
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