早稲アカのスマホ・財布窃盗事件 続報
大手進学塾「早稲田アカデミー」の夏季合宿中に、参加生徒約340人から預かっていた スマートフォンや財布などが盗難にあった事件で、同塾の担当者は「管理の仕方自体に 問題、落ち度があったと認識をしています。我々、早稲田アカデミーとしての責任は重 大だと考えています」と謝罪した。 今回の事件では生徒から預かった貴重品の保管場所が問題となっていたが、当初の説明 通り「講師の詰め所」あることには間違いないが、そこはホテル内の会議室等ではなく、 ロビーの一画をホワイトボードで区切っただけの空間で、既報通り「玄関横」であった。 塾側の説明では「貴重品は箱(ダンボール箱)に入れて保管していたが、鍵をかけ忘れ たため、紛失した」とのことだが、ロビーの一画が「講師の詰め所」で、そこをホワイ トボードで区切っただけの空間に鍵などかけられるものか。 ホワイトボードで区切っただけの空間なんて下は丸見えで、貴重品を「保管」するよう な場所ではない。万が一の紛失や盗難など情報漏えいリスクを考えると、誰もが自由に 出入りできる場所に、生徒から預かった貴重品など保管しないだろう。 今回の事件で早稲アカの情報管理体制のあまさが浮き彫りになったが、はたして1万円 の返金で保護者は納得するだろうか。全額返金でも納得できない保護者もいるだろう。 11日午前11時現在、同塾のウェブサイトには今回の事件に対する謝罪文等は掲載されて いない。早稲田アカデミー合宿窃盗役員が全額保障すると陳謝 フジテレビ系(FNN) 8月11日(火)13時26分配信 大手学習塾、早稲田アカデミーの夏期合宿で9日、中学生およそ340人の貴重品がなく なっていたことがわかり、役員は11日朝、全額補償すると陳謝した。早稲田アカデミ ー・山本 豊取締役は、「その日、9日中に一度、保護者の皆様には、お電話で連絡を差 し上げ、被害に関しては、基本的には早稲田アカデミーで、全て補償させていただくと」 と述べた。 合宿は、長野・山ノ内町の志賀高原の複数のホテルで、8月8日から12日まで、中学3年 生、4,200人が参加して行っている。早稲田アカデミーによると、なくなったのは、生 徒およそ340人の財布と、スマートフォンおよそ120台で、初日の夕方、段ボール箱に入 れ、ホワイトボードで仕切ったロビーの一角に置いたところ、翌日の朝、なくなってい たという。早稲田アカデミーは、被害届を出し、警察が窃盗事件として捜査している。