皐月賞 結果
2005年4月17日(日) 16時20分 <競馬>皐月賞 ディープインパクトが完勝(毎日新聞) 中央競馬の第65回皐月賞競走(G1)は17日、中山競馬場の芝2000メートルに18頭が出走して行われ、武豊騎乗のディープインパクトが圧勝。史上16頭目の無敗の皐月賞馬となった。優勝賞金は9700万円。武豊騎手はナリタタイシン、エアシャカールに次いで同賞最多タイの3勝目、池江泰郎調教師はノーリーズン以来の2勝目。 断然1番人気のディープインパクトは出遅れたものの徐々に順位を上げ、残り150メートルで抜け出し余力を残して人気に応えた。2、3着はシックスセンス、アドマイヤジャパンでサンデーサイレンス産駒が上位を独占した。 皐月賞の売上げは昨年比100.3パーセントの256億7616万600円だった。 ◇武豊「飛んでいる感じだった」 鞍上は武豊。前3戦、強い勝ち方で無敗のディープインパクトが圧倒的な人気になったのは当然だった。 だが、出遅れた。ゲートの中で入れ込みスタートでつまずいた。最初の直線では後ろから2頭目。どよめくスタンド。それでも向こう正面では中団に取り付く。 外、外を回りながら4コーナー手前ではもう先頭グループ。ここで「馬が気を抜いた」と武騎手のムチが一発入った。4戦目で初めて使ったムチに「驚いていた」そうだ。それでエンジンに火がつく。グーンと加速。後続馬が止まってみえるような抜け出し劇が直線で演じられた。 豪脚。武騎手が直線をこう振り返った。「すごいですね。走っているというより飛んでいる感じだった」。単勝1.3倍に応え池江調教師、武騎手は「責任重大だったからホッとした」と口をそろえた。 皐月賞からダービー、菊花賞と続くクラシック3冠馬の権利を得た。シンボリルドルフ以来21年ぶりの無敗3冠馬へ、まずは1冠。武豊騎手は「この馬に出会えてよかった。ファンもダービーでの圧勝を見たいでしょう」と手応えを話す。5月のダービーで久しぶりのスターホース誕生となるか。天駆けるような疾走は夢を膨らませる。【武藤久】 ◇払戻金◇単勝(14)130円複勝(14)110円(10)1030円(16)220円枠連(5-7)2880円馬連(10-14)5830円馬単(14-10)6100円ワイド(10-14)1840円(14-16)280円(10-16)7020円3連複(10-14-16)1万4280円3連単(14-10-16)7万780円※払戻金と着順は主催者発表をご確認下さい [ 4月17日 18時36分 更新 ]