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 ※米国CO2排出量:15年で18%増⇒西部は干ばつ、東部は暴風雨・大雪・高潮。被害は拡大傾向! ☆ 時代の変化を感じますか !☆!★!☆!★!☆(2420)」
[ 環境・温暖化・気象 ]    

 1.始めに
 米国の西部では、広大な土地をこれまで潤してきた水源が減り続け、各地に干ばつの危機が訪れている。また、米国の東部では、ハリケーン「カトリーナ」に代表されるように暴風雨や竜巻、そして季節外れの雹(ヒョウ)・大雪あるいは高潮の被害に見舞われている。これらの被害は温暖化との関係が深いと思われるが、米国では石油などの化石燃料の使用による二酸化炭素(CO2)排出量が90年から04年の15年間に約18%増えたとの報告書を米民間研究機関がまとめた。自分で自分の首をしめ、自滅していく構図だ。何とかしなければという動きが加速することを祈りたい。

 2.米西部、水不足の危機
1)コロラド川
 全長2333キロのコロラド川はロッキー山脈を水源とし、コロラド、ワイオミング、ユタ、ニューメキシコ、カリフォルニア、アリゾナ、ネバダの7州約2500万人に飲料水や農業用水を供給している。1990年代後半以降、干魃(かんばつ)が続き、川の流量が減少した。このため、流域の貯水量も落ち込んだことが米国科学アカデミーの調査で分かった。
2)水源紛争
 メキシコ国境と近い西部は全米でも屈指の人口急増地域だ。このため、水需要が拡大し、水源をめぐる地域間紛争にも発展しだした。カジノと観光で発展したラスベガス(ネバダ州)が地方から水を引くパイプライン建設を計画したところ、上流のネバダ州北部とユタ州の農民らが反発。逆にユタ州で持ち上がるパイプライン構想にはネバダ州が中止を求めている。
3)西部の降水量や河川流量の減少
 米国科学アカデミーは、温暖化で西部の降水量や河川流量の減少が一段と進むと予測する。これまで通りの水資源保全やリサイクルでは解決できないとして、「当事者同士が強力に協力し続けなければ問題は解決しない」と警告している。⇒このまま推移すれば、難民化する住民が増えていくことだろうと私は予測する。

 3.米東部、ハリケーン暴風雨や高潮
 ご存知のように米東部では、強大なハリケーンや突然襲う竜巻や、今回の「暴風雨・大雪・高潮」等に悩まされ始めている。その被害はエスカレートしてきている。15日付けの報道には驚かされた。再度、記述しておこう。
1)サウスカロライナ州
 強風でトレーラーハウスが倒壊、1人が死亡した。
2)ニューヨーク州
 スピッツァー知事は洪水などが予想される地域に3200人の州兵を配置。市内には9カ所の避難所が設けられた。
3)ニューヨーク周辺の交通機関
(1)空港
 ニューヨーク周辺の空港に発着する約400便がキャンセルになった。
(2)鉄道
 市中心部と郊外を結ぶ鉄道が一部地域で冠水、不通になった。
(3)ニューヨーク市長
 ブルームバーグ市長は市内の海抜の低い地域に住む住民には早めの避難を呼びかけた。
(4)大リーグ
 同地域で予定されていた大リーグ6試合はすべて中止になった
(5)ボストンマラソン
 16日に予定されているボストン・マラソンへの影響が心配されている。⇒どうやら、無事終了したようだ。
4)ウェストバージニア州
 建物の1階部分が浸水し、住民がボートで救出されるなど、「過去14年で最悪」(AP通信)の水害となった。山間部では大雨による鉄砲水で行方不明者が出ているとの情報もある。

 4.米国のCO2排出量
1)CO2排出量
 ペン環境研究政策センター(ペンシルベニア州)がエネルギー省のデータを元に推計をまとめ発表した。それによると、化石燃料に基づくCO2排出量は49.8億トン(90年)から58.7億トン(04年)に17.9%増えた。
2)増加した主因
 主因は発電所と自動車からの排出量の伸び。州別の増加量では、強制的な排出規制に反対するブッシュ大統領のおひざ元、テキサス州が最大だった。
(1)施設・産業別比較
 発電所の排出は28%増え23億トンに達し、増加分の55%を占めた。特に米国の発電量の5割を占める石炭発電所からの排出量増は米国全体の42%を占めた。乗用車や軽トラックからは23%増で19億トンとなった。発電と自動車の両分野で全体の増分の約9割を占めた計算。
(2)増加分の州別比較
 増加分の絶対量を州別に比較すると、テキサスの9850万トンが最大で、フロリダ(6850万トン)、イリノイ(4190万トン)などが続いた。増加率ではネバダ(55%)、アリゾナ(54%)、ニューハンプシャー(50%)の順だった。

 5.最後に
 批判がましいことに言及しないように私自身はしているが、今回のような結果を知ると、少しは発言しなければいけないのではないかと思えてくる。
 ブッシュ政権は「強制的規制は経済の減速につながるとして代替燃料の利用拡大や自動車の燃費向上など技術革新による対応を主に推進している」といい続けているが、その結果が干ばつやハリケーンの被害として現れてきているではないか。オーストラリアのように砂漠化が国土の70%に進むと予測されると危機感も生まれるのだろうか。下水を再生して飲まなければ生きていけない地域も出現している。ロッキー山脈の氷河が溶けていることに危機感を持たず、温暖化防止に対して強制的規制に踏み出さないのが不思議でならない。
 被害にあっているのは、米国やオーストラリアだけでない。世界の各地で同じような仕組みで『異常気象⇒大災害』が繰り返し、段々と被害がエスカレートしている。

1)米東部で暴風雨や高潮、航空400便キャンセル (産経Web)H19.04.16
2)温暖化…米西部、水不足の危機 地域間紛争にも発展 (産経Web)H19.04.06
3)米国:CO2排出量、15年間に18%増 民間機関調査(MSN-MainichiINTERACTIVE)H19.04.17

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最終更新日  2007.04.18 19:16:07
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