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1.始めに
認知症が生活習慣病に関連しているということを『ぼけとアルツハイマー 生活習慣病だから予防できる』という本の見出しで知ったが、糖尿病やその「予備群」の人はアルツハイマー症になる危険性が高く、そうでない人の4.6倍にも高まることが九州大の清原裕教授(環境医学)らの研究で分かった。これって、意味深なことを含んでいる。 2.糖尿病とアルツハイマー病の関係 1)調査方法 九州大の清原裕教授(環境医学)らは、福岡県久山町の住民約800人を15年間、追跡して分析した。 九大は久山町で1961年から住民健診をして、生活習慣や体質と病気の関係を研究。死亡した場合には解剖への協力を求めている。 清原さんらは85年時点で、神経疾患などを研究する米国立衛生研究所の研究機関の基準で認知症ではないと判断した65歳以上の826人を追跡。00年までに集めたデータの解析を進めてきた。 15年間に188人が認知症を発症し、うち93人がアルツハイマー病だった。画像検査のほか、死亡した145人は9割以上を解剖して確定診断をした。 同じ826人について、ブドウ糖の代謝能力である耐糖能の異常も調査。生活習慣が主な原因とされる2型糖尿病の病歴がある▽空腹時血糖が血液0.1リットルあたり115ミリグラム以上――などの人らをアルツハイマー病調査と合わせて分析した。 2)調査結果 (1)アルツハイマー病になる危険性 糖尿病やその予備群の人は、耐糖能異常のない人に比べて4.6倍、アルツハイマー病になる危険性が高かった。 (2)糖尿病だとボケが高まる仕組み 清原さんによると、脳にたまってアルツハイマー病を引き起こすとされる物質は、インスリン分解酵素によって分解される。耐糖能異常の人はインスリンが少ない場合が多く、分解酵素も減るので、アルツハイマー病の危険性が高まるという。 3.糖尿病とがん、脳梗塞などの関係 1)調査方法 別に40~79歳の約2400人を88年から12年間追跡し、糖尿病とがん、脳梗塞などとの関係も調べた。 2)調査結果 糖尿病の人は、そうでない人よりがん死亡の危険性が3.1倍高く、脳梗塞も1.9倍、心筋梗塞など虚血性心疾患も2.1倍高かった。 4.研究者からの警鐘 清原さんは「糖尿病対策がアルツハイマー病予防につながる可能性がある。国内ではここ十数年で耐糖能に異常がある人が女性で2割、男性で4割増えており、対策を急ぐ必要がある」と話す。 5.最後に 糖尿病と認知症の関係をこれほど明確に示されると、真剣に糖尿病にならないための生き方を模索しなければならない。 糖尿病自体も生活や闘病に大変な苦労を伴うが、それ以上にその後訪れる『ボケ』への恐怖を私は回避したい。自分で自分をコントロールできなくなり、自分でなくなる。そして周りを苦しめながら死を迎える哀れは耐え難い。どんな苦労をしてでも認知症(ボケ)だけにはなりたくない。 それで冒頭に紹介した『ぼけとアルツハイマー 生活習慣病だから予防できる』という本が参考になりそうだ。つまりは、バランスの取れた食事、適度な有酸素運動、禁煙、禁酒ということを続ければ、メタボには程遠いほっそりとした体が出来上がり、繰り返す日常のリズムから精神的にも安定した暮らしに繋がる。肥満も糖尿もさらにはボケも程遠い日常が遅れるということだろうか。食事は腹八分、70歳過ぎれば腹七分という日野原重明先生の教えを守れば、長生きもしそうだ。 つまりは、昔から伝えられた養生訓は、ボケ防止にもなるというわけなのだ。 <参考資料> 1)糖尿病は万病のもと アルツハイマー発症4.6倍(asahi.com)よりH19.09.03 [健康・美容]カテゴリの最新記事
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