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1.始めに
17日夕方から始まった静岡県の伊豆半島東方沖を震源とする体に感じる地震の回数は、19日午後11時までに235回観測された。このうち、震度5弱が2回、震度4が4回、震度3が17回観測されている。なお、収束に関しては、気象庁がまだ判断できないとの見解を示し、地震活動の推移を監視している。また、東海地方以外にも茨城県水戸沖、千葉県北東部、東京の3つの地域で今後10年以内にM6・5-7以上の大地震が発生する懸念があるとする学者もいて警戒を呼びかけている。 2.群発地震の収束? 1)続く群発地震 伊豆半島東方沖を震源とする群発地震は19日も、震度4~1の有感地震が続いた。伊東市大原では、同日未明に加えて午後10時すぎにも震度4を観測する地震があり、最大震度3の地震も続発した。同市の一部世帯で新たに断水被害が出たほか、同日午後6時11分ごろに発生した震度3の地震の影響で、JR伊東線は一時、宇佐美(伊東市)―網代(熱海市)駅間の運転を見合わせた。 2)気象庁の見解 気象庁は「収束に向かっているとはまだ判断できない」との見解を示し、地震活動の推移を監視している。気象庁によると、17日の発生から19日午後11時までに観測された有感地震は計235回。いずれも震源地は伊豆半島東方沖で、震源の深さはごく浅い。海底噴火に結び付く現象は、確認されていないという。 県と伊東市災害対策本部によると、住宅の一部損壊は同日夕までに新たに21棟が判明し、計89棟に上った。道路の被害は16カ所。負傷者はこれまでに7人が確認されている。一部世帯で断水が依然続いているため、市が完全復旧に向けて作業を急いでいる。 3.大地震の前兆現象? 1)東海地震などの予兆 静岡県などで17日から発生した群発地震は、東海地震などの予兆ではないのか。今回は否定的な意見が多いが、同地域で大型の直下型地震が警戒されていることには変わりない。 大きな人的な被害はなかったが、伊豆半島といえば駿河湾内で起こる可能性が高いM8級の東海地震など、大規模地震の発生が懸念される地域。 2)e-PISCOの見解 イオン濃度による地震予知を研究するNPO法人・大気イオン地震予測研究会「e-PISCO」理事長の弘原海清氏は「今回は震源が浅いから揺れが大きくなった。マグニチュードとしてはそれほど大きくはない。伊豆大島の火山活動には警戒が必要だが、大地震が発生する危険に直接結びつくことはない」と解説する。 弘原海氏によると、伊東市沖は、岩盤の割れ目にマグマが入り込むことで起きる地殻変動が主因の群発地震が頻発。1978年にも同様の群発地震が45回起きた。 気象庁は、今後も断続的な揺れが数日から10日間続き、最大震度5強程度の揺れが起きる可能性もあるとして警戒を呼びかけているが、大地震の危険は低いとしている。 3)木村政昭・琉球大名誉教授の見解 木村政昭・琉球大名誉教授(地震学・海洋地質学)は「直接の危険性は低いが、なお油断はできない」と言う。 これまで発生した大地震では、地震発生前に震源地の周辺部にある活動層の動きが活発化し、大小の地震が頻発する現象がたびたび起きている。今回の群発地震がこうした現象の一種であるならリスクが高まったとみるべきだという。 東海地方以外にも今後10年以内にM6・5-7以上の大地震が発生する懸念がある地域は茨城県水戸沖、千葉県北東部、東京の3つだという。中でも水戸沖は、中心のプレート周辺の活断層の活動が激しくなっている。今後4年以内に大地震が発生する危険性が高いと木村名誉教授はいう。 4.最後に 福岡で起こった福岡西方沖地震もそうだったが、大きな地震が起きるとかなり長い期間に渡って余震が続く、今回の伊豆群発地震は深さが約5キロとごく浅いところで起きた地震で、震源が近いことで揺れ(震度)も大きくなる。なお、地震の原因は地下深くのひずみによるもので、その根本的要因はプレートのぶつ蹴りあいで一方が他方を巻き込むように引きずることによって起きている。だから、ひずみは一箇所に生じているのではなく、あらゆるところに生じていると考えるべきであろう。特に、関東平野付近では4つのプレートが複雑に絡み合い、ひずみが起きやすい構造にあるといえよう。そんな複雑は場所近くの伊豆で群発地震が続いているのだから、木村名誉教授が懸念するように茨城県水戸沖、千葉県北東部、東京の地域で大地震が起きても不思議ではないのだ。慌てる必要はないが、警戒をすべきであろう。 <参考資料> 1)伊東で震度4 体に感じる地震は計235回(asahi.com)よりH21.12.20 2)「収束まだ判断できず」気象庁、群発地震の推移監視(静岡新聞)よりH21.12.20 3)水戸沖、千葉北東部、東京が危険!?大地震発生懸念高まる(livedoo)よりH21.12.20 ■クリスマス ■お歳暮 ■年越し ■ブランド激安セール ■楽天トラベル ■出張ですか? ■高速バス予約 ■海外航空券予約 [災害・防災・科学]カテゴリの最新記事
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