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2011.11.22 楽天プロフィール Add to Google XML

 海の放射能汚染水⇒複雑な流れに乗り、4千キロ東まで拡散
[ 環境・温暖化・気象 ]    

 1.はじめに
 東京電力福島第一原発から出た放射性セシウムが事故から約1カ月後に、2千キロ離れた深海5千メートル地点まで到達していたことを昨日伝えたが、今度は海に流れ出た放射能汚染水が約4千キロ東の日付変更線まで広がっているという推計が、同じ海洋研究開発機構が示した。

 2.福島第一セシウム、カムチャツカ沖の深海5千Mまで到達
 東京電力福島第一原発から出た放射性セシウムが事故から約1カ月後に、2千キロ離れた深海5千メートル地点まで到達していたことが、海洋研究開発機構の観測でわかった。大気中のセシウムが海に落ち、プランクトンの死骸などに付着して沈んだようだ。20日、都内で開かれた報告会で発表された。
 同機構は4月18~30日、福島から2千キロ離れたカムチャツカ半島沖と、1千キロ離れた小笠原列島沖の深海5千メートルで、プランクトンの死骸や砂などからなる1ミリ以下の粒子「マリンスノー」を採取して分析した。この結果、両地点でセシウムを検出した。セシウム137と134の比率などから、原発から出たものと判断された。濃度は解析中という。海洋中の放射性物質は、海流のほか、様々なルートで移動、拡散している実態が裏付けられた。

 3.放射能汚染水、4千キロ東まで拡散
 東京電力福島第一原発の事故で海に流れ出た放射能汚染水が約4千キロ東の日付変更線まで広がっている――。こんな推計結果を海洋研究開発機構が公表した。放射性セシウム137の濃度の推計で、飲料水の基準の2千分の1以下だが、事故前の10倍以上になるという。
 同機構の升本順夫・短期気候変動応用予測研究プログラムディレクターらが、第一原発近くの海で測定された放射能濃度をもとに海の対流などを考慮して広がり方を探った。
 第一原発では事故後、取水口付近にある作業用ピット(穴)の壁の亀裂から高濃度の放射能汚染水などが漏れ出た。推計結果によると、汚染水は岸沿いにまず広がり、沖合へと徐々に広がった。黒潮と親潮との間の複雑な流れの中で拡散した後、さらに東へ流れ、事故から4、5カ月で日付変更線に達した。
 拡散図はこちら

 4.最後に
 ここまで広がれば、太平洋沿岸であれば、どこの魚を食べようが同じことのようにも思える。食物連鎖で濃縮されても、ここまで薄まれば、大丈夫な気がする。ただし、原発周辺の海岸にはまだ、土砂に沈着しているかもしれず、その当たりの海産物は怖い気がする。また、陸上部が心配だが、今始まっている除染の効果に期待したい。

<参考資料>
1)福島第一セシウム、カムチャツカ沖の深海5千Mまで到達(asahi.com)よりH23.11.21
2)放射能汚染水、4千キロ東まで拡散 国内研究機関が推計(asahi.com)よりH23.11.22


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最終更新日  2011.11.22 18:58:13
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