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日本大好き、好きです早稲田日記

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2006年01月10日
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カテゴリ:ラグビー
 大学選手権決勝、早稲田大学は長年のライバル、関東学院大学を41対5の大差で破った。早稲田大学としては、31年ぶりの連覇、そして36点差は最多得失点差、明治大学を抜いて13回の最多優勝回数となった。

 試合前、ロッカールームで清宮監督は、「俺は早稲田にきてよかった。お前たちに出会えて幸せだ。最高だ」といって選手たちを送り出した。選手たちは部歌「北風」を歌ってロッカールームを飛び出したが、選手たちの顔は紅潮していた。涙で顔をくしゃくしゃにしている選手たちも多かった。これまでの早稲田の決勝戦ではあまり見られなかったシーンである。この試合にかける意気込みが感じられた。

 序盤から早稲田大学はフォワードの力を見せ付けようとガツガツとボールに絡み、かえってファウルを重ねるシーンや、ラインアウトのサインが合わず不用意に関東にボールを渡すシーンが見られ、これまで見られなかった展開。しかし早稲田が破綻することはなかった。

 しかし、試合前半の20分過ぎからはラインアウトも安定し、関東陣深く入りだした。先制点は意外にもPG。結局前半は2Tだったが、自陣からの首藤の走りと、SO曽我部のドロップゴール(本人は、いつかやりたいと話していた)があり、20対0で前半を終える。

 関東はフルバック有賀に全くボールが回らない。フォワードが不必要な反則を重ねていた。Jスポーツの解説だったか、「キャプテンがフルバックだと、前とのコミュニケーション、レフェリーとの会話がとりづらいのが難点」と話していたが、関東のフォワードは明らかにリズムを作れないでいた。

 後半は、またもウイング首藤のぶっちぎり快速ランニングでトライを奪うと、関東が一本返したものの、関東は自陣深くに釘つげになり、フォワード戦で勝負にならず、スクラム・モールを崩すクラプシングの反則を取られ続けた。早稲田もスクラムトライを狙うシーンも合ったが、前五人の勢いが強すぎ、スクラムからボールがこぼれるシーンも。

 往年の早稲田ファンにとっては、常に押され続ける逆の立場で、認定トライを取られることもあっただけに、スクラムの圧倒的な強さは感動的なものだった。

 個人的な印象としては、曽我部のお株を奪うセンター今村の糸を引くようなロングパス。そして曽我部のドロップゴールと、牛若丸のような身のこなしのトライ。首藤のトライ2本。感動的なフィナーレとはならなかった高橋銀太郎のPGミスだろうか。
 ことに曽我部のドロップゴールは、その過程が、SH矢富が密集に飲み込まれていたノーハーフの状況の中で、パスを出したのがウイング首藤だっただけに、三年生の連携の強さが伺えて興味深かった。

 この試合、戦前から「ラストマッチ」「集大成」という言葉がメディアでは飛び交った。単に関東学院大学の春口監督と雌雄を決するという意味合いだけではない。清宮監督の勇退を控えた、早稲田にとって負けられない一戦であった。もとより、清宮監督自身がこれで引退と発言したことは一度もない。しかし、監督が無言であればあるほど、選手たちの集中力は高まっていったと思う。

 試合前、敵将春口監督は「史上最強というが、それは早稲田史上のこと」といなしたが、試合後は潔く完敗を認めた。

 試合後、早稲田大学大隈講堂前で祝勝会が開かれ、約2000人ほどの学生、卒業生、ファンがつどった。監督は挨拶で「昨日から泣けて泣けて仕方なかった。試合前のロッカールームでも泣かずにいるつもりが泣けてしまった。スタンドについて、都の西北を皆さんが歌っているときに泣けてしまった。」と語ったが、やはり引退は揺るがないのだろう。「やめるな」の声があちこちからかかったが、それを許さない事情もある。

 清宮監督はサントリーの社員。三年の予定の出向期間を二年延ばしていたし、サントリー自体がトップリーグで優勝から遠ざかっている台所事情もある。また早稲田OBである日比野弘が会長代行を務めるラグビー協会の中にも、次期代表監督候補として清宮監督の手腕を高く評価する声もある。

 日本ラグビー界の発展を考えれば、2~3年はトップリーグで経験を積んで、代表強化の人材として育てることを優先すべきと思う。

 この祝勝会、早稲田大学総長に加え、アディダスジャパンのクリストフ・ウェズ会長、ビデオメッセージとして吉永小百合さんらが出演した。その後、場所を移して東京ドームホテルでは現役・OB懇親会が開かれ、現役144名、スタッフ26名、OB、家族、ワセダクラブ会員100名など合計約700名が参集した祝勝パーティーが開かれた。堀越正巳、郷田正といったオールドファンには懐かしい名前や、山下大五、諸岡省吾の姿もあった。
早稲田ラグビー部の組織力、愛校心の強さを見せ付けられた会であった。



現役選手全員で「荒ぶる」大合唱
佐々木キャプテンの先導で「荒ぶる」大合唱
現役家族のママさんに清宮監督ご満悦
現役家族のママさんに囲まれて清宮監督ご満悦

早大OB山下選手とアディダス、クリストフ会長
サントリー山下選手(2002年度キャプテン)とアディダスジャパン、クリストフ会長


 国立競技場、さびしい決勝だった。早稲田と関東学院で5年連続というのがそうさせているのか、空席が目立った。公式発表では30163人。これなら見易さを考えれば、秩父宮ラグビー場のほうが良いという考えも成り立つ(芝の問題はあるが)。早稲田と関東が強すぎるのではなく、それ以外の慶応、明治、法政、日大、大東文化、同志社といった伝統校、古豪の復活を期待する。

 


最強の早稲田ラグビー

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最終更新日  2006年01月11日 13時22分44秒
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