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日本大好き、好きです早稲田日記

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2006年03月11日
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カテゴリ:教育
 毎日が、憂鬱である。

 新しい歴史教科書をつくる会設立の記者会見の時の感動、数々のシンポジウムでの輝き、書店にうずたかく積まれた「国民の歴史」が、ミリオンセラーのゲームソフトのように売れていく衝撃、慰安婦論争でのエネルギーとパッション、それら全てのものが過去の遺物となってしまった。

 あの記者会見の場に立ち会ったものとして、いささか感傷的にならざるを得ない。

 つくる会はいまや断末魔を迎えている。坂の上の雲の時を過ぎ去り、転げ落ちている状態だ。

 つくる会の元名誉会長、西尾幹二氏が、自身のブログで、名誉会長辞任の顛末と、昨年の採択戦の総括から今年の三月に至るまでの理事会・事務局内部の内幕を赤裸々に語った。

 その中では、今回解任された元事務局長の勤務実態や、八木会長解任動議に反対した若手理事グループ、西尾氏いわく「四人組」の過去の運動歴、更には、つくる会と日本会議、日本政策研究センターのこれまでの連携関係についても告白している。

 また、各地の講演などで、この問題に触れ「これは近代保守対宗教右翼の対決だ」と吹聴している。

 西尾氏が大方の内情を暴露したことで、つくる会への批判勢力、例えば「週刊金曜日」や「創」「世界」「論座」「オフレコ!」があることないことあげつらうということによって会がダメージを蒙るということは起こり得ないかもしれない。

 しかし、名誉会長を退任して、今後一切関わらないと宣言した西尾氏が、それから二月近く経過して、敢えて内情を暴露したのは、一体どういう理由だったのだろう。

 一部に、西尾氏が院政を敷いて云々という憶測が流布されており、それを打ち消すためというのなら、何も運動団体との顛末や、理事の学生時代の活動歴など持ち出さなくてもよさそうなものなのに。

 「四人組」と称される理事たちが、日本会議や政策センターを頼んで、つくる会を実効支配しようとしているという憶測が、仮に、当たらずとも遠からずの状況だったとしても、会を退いた西尾氏には、今更何の関係もないはずのことの筈なのに、敢えて今、あげつらうことは、返って自身の腹の底を探られよう。

 私には、西尾氏が講和独立後も首相の座に留まり続けて晩節を汚した、吉田茂の姿とダブって見える。

 さて、この西尾ブログの内容について、新執行部はどのような対応を取るのだろうか。ここまできては、ソフトランディングとはいかないだろう。

 これまでつくる会を支持・支援してきた文化人、市民グループ、運動団体、宗教者の間では、もはや諦め顔だ。「退会」や、賛同の名義貸しの撤回を考える人も増えてきている。賛同者の中にも解散を提案する人もいる。

 会の設立当初から内紛の芽を包んだままスタートし、時折輝きを放ったものの、そのつけを清算できないで来た。ことここに至っては赤色巨星、白色矮星となって終焉の時を迎えている。
 
 ネット上では、「つくる会を救う会」だの「つくる会理事会被害者家族会」だの、漫談のネタとなっている。

 最後に超新星爆発を起こし、新たなる保守の種子、自由主義のエキスを放射して、組織の生命を閉じることが、会に残された最後の仕事ではないか。

 





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最終更新日  2006年03月11日 20時15分46秒
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