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テーマ:教育問題について(401)
カテゴリ:教育
文部科学省の官僚の立場を想像すれば、次次年度以降、全数調査を復活させる基盤は残したというところでしょうか。
教育評論家的な立場に立てば、現場を混乱させるだけということになるでしょう。 一番大事な保護者の立場では、不満だけが残るような。 (以下転載) <学力テスト>40%抽出で文科省調整 費用30億円に圧縮 10月15日15時0分配信 毎日新聞 来年度の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)について、文部科学省が、小6と中3の40%程度を抽出して実施する方向で調整していることが分かった。対象の教科と学年は現行方式を維持するが、11年度以降の拡大を視野に入れ、調査費を含めて来年度予算の概算要求に計上した。採点や発送などのコスト削減で、今年度は58億円かかった費用が36億円に圧縮した。 全員方式から抽出方式への転換を模索していた文科省の政務三役が、コストを削減した上で、調査の精度を保てる抽出率を統計の専門家に問い合わせるなどしていた。 その結果、各地域の事情を踏まえて、都道府県単位の学力状況を高い精度で把握し、検証・改善に結びつけるため、40%程度が必要と判断。政府予算案が決まる年末までに率を確定させ、抽出方法については、市町村単位で抜き出すか学校単位とするかも検討する。 一方、対象から漏れても、希望すれば参加が可能な仕組みとする方針。その場合、模範解答を元に各学校が採点することになる。「希望参加」を自治体ごとで認めるか、学校に認めるかは未定。 全員対象の学力テストは64年を最後に打ち切られ、07年度に復活。80、90年代に何度か実施された全国テストは抽出率が1%程度だった。【加藤隆寛】 ◇全数調査に近い ▽沢田利夫・東京理科大教授(数学教育)の話 抽出方式の方向は正しいと思うが、40%程度の抽出率は多すぎて、実態としては全数調査に近い。国際的な学力調査を日本で行う場合も、抽出率は10%程度だが、調査対象校を都市部、農村部からどのくらい選ぶかなど抽出条件を細かく設定すれば、全国の正確な状況は把握できる。しかし無作為抽出で行われているため、人口の少ない県は一校も選ばれないケースがあった。40%程度というのは、各都道府県の主要都市から満遍なく調査校を選べるようにした結果ではないか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年10月16日 07時53分38秒
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