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2009.04.14
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カテゴリ:学習方法

 昨年の同時期に、『到達点』という記事を書いた。


 試験勉強と目標設定のあり方はどうあるべきかという内容だった。


 定期試験が近くなり、

 君は、或いは親御さんは、

 どういう意識でそのイベントを迎えようとしているのか。


 メッセージを添え、再掲したいと思う。



 
 『到達点』



 「英語はこの前60点だったから、次は70点を目指すよ」


 「苦手な数学は、何とか頑張って平均点の55点はいきたいな」


 「今回の理科は1分野はダメだけど、2分野なら8割は稼げそうだ」


 「国語は漢字をやっておけば前回の63点プラス5点は取れると思う」


 「社会はこの前の48点を絶対上回る。プリントから40点出すって言うし」


 「5教科では267点を何とか300点台にする。

 英数で125いけば多分大丈夫。

 そうすれば学年順位も135位が100位近くまで上がるし。

 よし、お母さん、今回は頑張るよ!」





 子どもが試験の前にこんなことを言ってきたら、

 お母さん、あなたはどのような言葉を掛けますか。


 意欲を持ってやろうとしている点を、誉めてあげますか?

 頑張るという気持ちは尊重しなくてはなりません。

 自分で目標を考え、すべて前向きに取り組もうとする姿勢は誉めてあげたい。



 でも残念ながら、


 これでは永久に納得いく良い得点は取れないでしょう。



 確かにそれぞれ具体的に目標を掲げ、一見説得力のあるように見えます。

 でもよく見てみると、いずれも自力ですぐ手の届く範囲に過ぎない。

 これでは、目標に沿った具体的な学習計画というよりも、

 現状を踏まえ、「算段」 を組み立てていると言った方がいいでしょう。


 ここは取れそうだけど、ここはダメだ。

 すべてがその前提で考え、全体の得点の帳尻合わせをしているだけです。



 
 致命的な欠点があります。



 すべて目標点が低すぎるということです。



 例えば英語が60点だったのなら、次は95点を取りにいく。

 そういう、スパークしたような目標設定が大切なのです。



 95点なんて取れないと思いますか?

 だからダメなのです。


 だからいつも、50点から60点前後を繰り返すのです。



 「95点を取る」 という条件を先行させるのです。

 そして、

 「そのために何をすればいいのか」 ということを追求していくのです。



 目標を立てる時には、どうしても今の実力を前提に考えてしまいがちですが、

 本来今の実力など関係ないのです。


 数学がいつも50点に届かない。

 だから次回は何とか50点を超えたい。

 気持ちは分かりますが、現実のしがらみを一度捨ててみましょう。


 現実が45点なら、45点+αではなく、一度ゼロにリセットしてみるのです。

 45点はあなたの得点ベースでも何でもない。

 すべての試験は範囲に沿って、ゼロからスコアを築いていくものなのです。

 だから、90点でも十分可能な目標となる。



 合計点にしても学年順位にしても、突き抜けるような高い設定が必要であり、

 それが全体の結果を引き上げるエネルギーになるのです。




 目標を書き換えてみましょう。


 「英語はこの前60点だったけど、次は95点を目指すよ」


 「苦手な数学は、何とか頑張って自己最高の90点はいきたいな」


 「今回の理科は1分野を克服して、2分野と合わせて8割は稼げそうだ」


 「国語は漢字以外もしっかりやっておけば、前回の63点プラス25点は取れると思う」


 「社会はこの前の48点を絶対30点は上回る。

 プリントから40点出すって言うし、その部分は満点を狙う」


 「5教科では267点を一気に430点にする。

 英数で185いけば多分大丈夫。

 そうすれば学年順位も135位が20位前後まで上がるし。

 よし、お母さん、今回は頑張るよ! 

 この点数を達成することを前提に計画を立て直してみる」



 430点なんてと笑っているお母さん。

 取れないという根拠がどこにあるのでしょう。


 いつもこの程度の点数だから、せいぜい取れてこのくらいだと、

 潜在意識をもって考えてませんか。



 もう一度言います。

 今の得点力を前提に考えていては、永久に高得点は取れません。


 前提に考え低い目標を設定するから、対策学習の時間も短くなるのです。

 適当になるのです。

 ここまでと自己完結してしまうのです。



 付け焼刃で少し頑張っただけで届く目標と、

 死に物狂いでやってもなかなか届かないもの凄い目標。


 最終的にどちらが好結果を出すか。

 一度考えてみましょう。



 試験の得点は、その都度の頑張りと組み立てで構築していくもの。

 高い目標計画は、最終的に必ず比例した結果を生みます。


 上記の例では、仮に430点に届かなくても、

 400点前後の得点が現実になって表れてきます。



 300点の目標を掲げていては、

 400点など達成出来るわけがないのです。


 2008.04.14


 


 可能性というものは、行動を通じて確認していくもの。

 実際に演じてみなければ知り得ない、深い感動がその奥にあるのです。


 私は実際に指導し、

 普段20点前後の生徒が90点を取るケースを実体験してきました。

 塾のトライアルテストでも、

 最初6点だった生徒が、何度もトライすることで99点になるのです。


 エネルギーの込め方で、こうも変わるのです。

 そのエネルギーは誰もが持っているのです。


 目標をより高くし、そのためにすべきことに首を捻り、

 時間のある限り、限界まで挑んでみてください。


 スパークする瞬間は、

 意外とすぐ近くにあるものなのです。
 





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最終更新日  2009.04.15 01:33:56
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