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公立高校の志願者数(21日締切分)が発表された。 希望校調査と比べ、総志願者がかなり減っている。 公立受検が1回だけになったという制度変更を踏まえ、 最後の判断で、私立高校への流出が起きたのではないだろうか。 前回の希望校調査と比較しても、 高倍率校は軒並み倍率を下げている。 受験生たちは自分の志望校の志願倍率が気になるだろう。 だが、あまり数値に惑わされて、 自分の本意を見失わないようにしたい。 高校受験は、基本的に倍率で合否は決まらない。 ボーダーを越えられるかどうかという、 得点の合計で決まる。 倍率が少し変動した程度で、 ボーダーはそう大幅に変わったりはしない。 もちろん、内申の持ち点も加味して考える必要があるが、 倍率の上下によるボーダー変動など、 せいぜい当日の試験の全教科合計で「1問」か、 多くても「2問」程度の得点と思っていい。 高校受験の場合は、 偏差値基準に沿った同レベルの生徒が出願してくる。 それだけに、平均点から合否ラインあたりには、 1点ごとにもの凄い人数が集中することになる。 例えば500人受検する高校の得点分布を想定してみると、 突出した成績の特例を除けば、 ほとんどが50点程度の範囲に集中していると考えられる。 仮に50点の幅に400人なら、1点あたり8人だ。 得点のピークの部分では、恐らく1点に15人程度、 ボーダー付近でも1点に10人前後はいると考えられる。 1問4点の問題を失敗すると、 10×4=40人分の順位を落とすことになるのである。 それを考えると、倍率がいかに意味をなさないかが分かると思う。 受験は得点の積み重ねで成り立っている。 「1問=40人分」が志願者数の何倍分に相当するか考えてみよう。 当日、1問の得点を大事にすればいいのである。 3問ならおよそ100人分に相当することを頭に入れておこう。 志願先変更が今年は2回用意されているが、 受験生たちには安易に「易きに傾く」ことのないことを期待したい。 この2回の変更機会というのもよく分からないが、 合格可能性の高い高校に何度も変更が行われることで、 その高校の本来の第一志望の受験生が減っていく。 高校にとってもプラスがあるのだろうか。 最後に、 今回かなり低い倍率が出ている高校があるが、 倍率が下がったからと安心してはいけない。 上位校からの流入もあったはずで、 それでも倍率が下がったということは、 下位層が抜けていったことを意味している。 ということは、全体のレベルはむしろ上がっている可能性がある。 低倍率だといって気を緩めると落とし穴がある。 志願先変更により、 さらに上位者が移動してくることも想定内だ。 気を付けよう。 君の、学習の仕上げのリズムは、 順調に刻まれているか。 入試当日の1問にこだわり、 今まで通りの歩調を緩めてはいけない。 │<< 前日へ │翌日へ >> │一覧 │ 一番上に戻る │ |