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2011.12.08 楽天プロフィール Add to Google XML

朴正華氏が告白した統一教会批判報道の真相
[ 統一教会・統一運動 ]    

朴正華氏(パク・チョンファ、1913-1997)は、統一教会をバッシングする材料を集めて「野録統一教会史」という原稿にまとめ、それを元ネタに日本語版の本(「六マリアの悲劇」)を出版することでお金を稼いだ人です。

しかし、その本の内容が虚偽であることが暴露されると同時に自分の行為を恥じて、改めて「私は裏切り者」という本を執筆して謝罪しました。その本の中で「出演してわかったテレビの裏側」という部分があるので、その内容を少し紹介します。

朴氏は、「六マリアの悲劇」が売れていた頃、数名の反対派グループと一緒にテレビの統一教会バッシング番組に出演しました。その際に感じたことを、次のように反省を込めて告白しています。

「『六マリアの悲劇』の執筆を終えた後も、私は忙しかった。本のPRのための記者会見とともに、キャンペーンでいくつかのテレビに出演することになったからである。(中略)
それは十月二十七日の日本テレビ「ザ・ワイド」という番組だった。

その日も、私の書いた本を唯一の根拠にして、『統一教会がセックス教団』だの、『文鮮明が六十名、それ以上の淫行をした』という助平な一方的な話ばかり。参席した人々は、ほとんどが反対派ばかりだから、もうみんな喜びに湧く異常な雰囲気だった。その内幕の一端を知って今ふり返ると、テレビに求められる公正さなどは、どこかに吹っ飛んで、まさに犯罪的ともいえる“いじめの構造”そのものの番組である。
(朴氏著「私は裏切り者」、223頁)。

私自身、その番組を自宅で見ていましたが、まさに朴氏が書いている通りの一方的なバッシング番組でした。こんな偏向した番組が放映されてよいものだろうかと強い疑問と憤りを感じました。

テレビの会見の中で、いわゆる「血分け」(韓国で金徳振という人物が説いていたセックスリレーの教え)というものが統一教会で行なわれているかどうか、という話題が出ました。

そのテレビ会見の場には劉孝敏氏(1961年に統一教会の36組の合同結婚式に参加した古参信者で、のちに脱会した)がいました。
もしも「血分け」というセックスリレーがあったならば、彼にその経験を直接聞けば事実関係がハッキリするはずです。彼こそ、統一教会草創期の当事者なのですから。

さて、劉氏が「血分け」について語った場面について、朴氏は述べています。

「テレビでは、『血分け』の話がでてきたので、三十六家庭の劉孝敏氏に注目が移り、劉氏の妻が文氏とセックスをして『血分け』をしたのか、という質問が出た時は緊張した。

もし、劉氏がこれを認めれば、『血分け』があったことが立証されることになる。有田(芳生)氏や中村(敦夫)氏が言う通り、多くの批判書に書いていることが事実と裏付けられるのである。しかし、大方の期待を裏切って、劉氏は『血分け』を否定した。自分たちが祝福(合同結婚式)を受けたとき、文先生との『血分け』はなかったといったのである。
(朴氏著「私は裏切り者」、223頁)。

ここで劉孝敏氏が「血分け」を否定したのは当たり前ですが、やはり統一教会に反対しているとはいえ、自分自身のことについて虚偽を述べることには良心の呵責を感じ、どうしても嘘はつけなかったと考えられます。
(ただ、テレビ画面では「血分け」とか「セックス教団」などのデザイン文字がおどろおどろしく表示されていましたが)

朴氏もまた、「『血分け』については、側近だった劉孝敏氏が自分たちはなかったといい、私も知らない。」と完全に否定しています(「私は裏切り者」、228頁)。

ところで、朴氏が「血分け」を否定するのは当然ですが、朴氏については否定するとか肯定するという以前の問題で、そもそも朴氏は統一教会の合同結婚式に参加していませんし、「私は本妻がありながら、慶州に一人、仁川に一人と、合計三人の女をかかえて四苦八苦していた」(「朴氏著「私は裏切り者」、226頁)と告白している通りの人物ですから、統一教会の宗教儀式について直接知りうる立場の人物ではないのです。

したがって、朴氏が過去に書いた「六マリアの悲劇」という本も、伝聞のデマ情報を攻撃材料としてマニュアル化したもので、それをまるで「見てきたように」書いただけのものでした。直接知らないからこそ、何でも推測で書きたい放題の作文ができる、ということも言えるかもしれません。


更に朴氏は、一緒に会見に参席していた卓明煥という人物についても言及しています。卓氏は、韓国で心ない宗教バッシングを繰り返し、何度もトラブルを起こしていた人物です。

「卓氏は、新興宗教の周辺をかぎ回っては本を売りつけ、それで事務所を運営していた人である。当然のこととして、いくつもの訴訟問題を抱えていた人だ。しかも、あのテレビ会見後、あるキリスト教牧師に恨まれ、唆(そそのか)されたその教会の運転手によって無残な殺され方をした。

その卓氏が、『統一教会は教理的にはセックス教理だが、今まで実際には証拠がなかった。それが今度、朴氏が出した本(=「六マリアの悲劇」のこと)で立証されたことになります』といって私の本を持ち上げたのである。

私はその時、やはり自分でなくては文先生をやっつけられないのだと思った。と同時に、卓氏が、何の証拠もないまま今まで二十年以上も、よくも統一教会を『淫行教団』だと糾弾し続けてきた、という余りのデタラメぶりに驚きあきれた。
(朴氏著「私は裏切り者」、224~225頁)

すなわち、卓明煥氏はテレビの会見で、統一教会について本人が書いてきたバッシング内容について、実は何の証拠もなかったということを自白してしまったわけです。
そういう反対派の活動実態について、朴氏は次のように述べます。

「結局、反対派グループの実態はそんなものである。誰かがああ言った、こう言ったと言って、それを既成事実にデッチ上げてしまう。参席者は誰も、『事実かどうか』に疑問を挟みもしなかった。私が主役を買ってでたことであり同罪であるから言えた義理ではないが、みんなが『統一教会はセックス教団』と合唱し、そのレッテルはりを一生懸命やっていたのである。

だから、普通に考えれば、証拠もなしになぜ二十年間も反対していたのか、と質問するものだが、まともな学者やジャーナリストなど一人もいない番組では誰もそうはしなかった。」
(「私は裏切り者」、225頁)

また番組の中で、朴氏自身について釜山の教会の公金を使い込んだというスキャンダルの話題が出た時、朴氏には当然その言い訳をする機会が与えられたのですが、その時の状況について朴氏は述べています。

「番組では通訳までが、私が言いもしないのに『たとえ教会はあったとしても、小さく貧乏でそんなお金はなかった』と勝手につけ加え、私の言葉をいい繕(つくろ)ってくれる始末。通訳まで私の悪事の『共犯』だったのである。(「私は裏切り者」、227頁)

なんと、番組では「通訳」までが統一教会をバッシングする側の主張を擁護し、言葉を付け加えて手助けしていたという。「やらせ」はテレビ局の得意技ですが、これでは放送倫理や報道の公平性も全くありません。

以上、朴氏の著書から引用しました。まあ、テレビの番組制作現場では放送倫理の意識など全くなく、無法地帯だろうとは思っていましたが、朴正華氏が実際に体験したテレビ報道の実態を知れば知るほど、日本には信教の自由というものが平気で踏みにじられる人権侵害の風潮が強いということを改めて痛感させられます。


Last updated  2011.12.09 01:33:42





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