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カテゴリ:アスペルガー・ヒロ
我が家の長女ヒロ、 本日でめでたく『10歳』になりました。
昨年、 ハリーポッターにどっぷりはまったヒロは、 その後も映画にどっぷりはまっております。
ミュージカル映画がもちろん大好きで、 「マンマミーア」を見てからは、 車で聞く音楽は、「ABBA」
しかし、それ以上にはまったのが、 ティム・バートンの世界 (左・ジョニー・デップ、右・ティム・バートン監督) 「チャーリーとチョコレート工場」 が、始まりでした。
いよいよ公開の 「アリス・イン・ワンダーランド」
今か今かと待ち焦がれ、 春休みの間に、 ティム・バートンの作品をほとんど見ました。
ティム・バートンの作品といえば、 ジョニー・デップを起用されてる作品が多いです。
チャーリーとチョコレート工場が好きなのだから、 始めに「シザーハンズ」を見ました。 この切ない物語、実は・・・私は嫌いです。 ヒロも、 なんとも言えないラストに、苦笑いでした。 (見てない人は、ぜひどうぞ~)
ヒロは、3歳頃から映画を見てたのですが、 その中に、 奇妙な映画がありました。 「ジャイアントピーチ」です。 可愛いディズニー映画を好む一方で、 この映画をレンタルビデオ屋さんで、自らチョイスしました。 すごく変な映画だな~と、私は思ったのですが、 3歳のヒロは、すごく気に入って見入っていました。
これが、ティム・バートンの作品であることを知ったのは、 つい最近のことです。 そして、もちろんこの映画、 「ビートルジュース」もティムの作品です。 皆さんは、 これもティム作品だと知っていましたか? ティムは、ディズニーのアニメが出発点なのですよ。 よく見ると、ビートルジュースとジャックは、 同じタテ縞のスーツを着てますよね(笑) ほとんどの作品を見たヒロですが、 この「ナイトメア」だけは、好きではないそうです。
そういえば、小さい頃から、 この映画だけは、途中で寝てしまったんですよね(笑)
ティムの作品で、R-15指定の作品があります。 「スウィニートッド」です。 これは、ジョニー・デップが主演で、 ブロードウェイのミュージカルを映画化したものです。
残虐なシーンがあるため、R-15指定がついてるんです。
ヒロは、 ブックオフで「スウィニートッド」の特集記事の本を買い、 どうしても見てみたいと懇願してきました。
悩みました。
残虐なシーンは少しで、 後は本当にミュージカルなんですね。
デップ様が歌ってます。 「だから見たい!」と・・・
私自身、この映画を見ていないので、 「怖くなったら、見るのを止めること」 という約束で、レンタルしてきました。
結果・・・ ヒロは、ものすごくはまってしまい、 DVDが欲しいと訴えてきました。
CDを借りて録音し、車でも聞きたいと言い出しました。
この映画、本当にミュージカルなんですね。 セリフのように歌います。
しかし、 DVDを購入するのは、本当にいいのかしら? と悩みました。
現実と想像の世界が、分からなくならないか? この映画のシーンと同じことを、 発達障害の女の子が起こした事件が、 私の脳裏をかすめました。
ヒロを呼び、向かい合って話し合いました。 スウィニートッドの世界は、現実とは違うということ、 映画の中のようなことを、現実にしてはいけないこと。 そのことは、わかってるのか? と聞きました。
ヒロは、もちろんわかってる。 歌が好きなので、DVDがほしい。 残虐なシーンは、いつも見ないようにしている。 そんなことは、絶対してはいけないことだとわかってる。 あれは、映画だから好きなの。 お母さんとの約束は必ず守ることが出来るから、 だからDVDが欲しい。
と、答えました。
残虐な映画を見ることが、必ずしも悪いとは言いません。
私も、ホラー映画が大好きでしたから、 小学生から高校生のときまでよく見ていました。 こうやって、 きちんと向かい合って話合うことが大事ですよね。 そういう機会が持てたことは、よかったかもしれません。
アマゾンで中古のDVDを780円で購入しました。
春休みに、 アリス・イン・ワンダーランドの特集の本を買いました。 ヒロが、読んでいたのですが、 私も読んでみることにしました。
すると、そこにびっくりした記事があったのです。
ティムのパートナーであるヘレナ・ボナム=カーターが、 彼に付いて語った記事、
「私は、多分彼はアスペルガー症候群じゃないかと思ってるの。 症候群と言っても決して悪いことじゃない。 私は、逆に長所だと思ってる。」
ヘレナは、最近ドラマで自閉症の子供を持つ母親の役を演じたため、 アスペルガー症候群の児童たちのリサーチを行ったという。 「ティムに殺されるかもしれないけど、 彼はアスペルガー症候群の特徴を多く持ってる。 自閉症の子供のビデオを観ていると、 彼自身"僕が子供の頃感じていたことと全く同じだ"と言うの」 「自閉症の子供たちには集中力があるでしょう。 彼も仕事をしている時には人の言うことが聞こえない」 「でも、そのおかげで彼は素晴らしい父親になっている。 信じられないようなユーモアのセンスと想像力で。 他の人には見えないものが彼には見えるの」 とヘレナは英紙に語っているそうだ。
ある記事では、 小学生の頃、現実の世界が夢の中なのか、 夢の世界が現実なのかわからなかったと、 自身のことを語っていた。
あの独特の世界観は、 ヒロの頭の中と通ずるものがあるのか・・・
天才になればすごいんだな~!
『アリス・イン・ワンダーランド』 土曜日の公開初日に見に行く予定です。
ぜひ、 皆様もご覧下さいね。
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