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タイ大好き!

タイ大好き!

バンコク SIAM@SIAM

SIAM@SIAM

MBKのラマ1世通りを挟んで反対側。茶とオレンジのカラーリングが目立つ最新のホテルがサイアムモータースが自社のビルの近くに建てた、デザイナーズホテル、SIAM@SIAM。
タイの旅行代理店勤務のお友達からは、「接客方面でクレームが多い」とか「おしゃれなんだけどコンクリートが冷たい感じで好みが分かれる」とか「すごく狭いからあの料金は高い」など、毒舌ばんばんに聞かされていたため、「新しいホテルを開発するぞ!」という心意気がへたれそうになったものの、選んで大正解!

久々にあたしにとっての常宿が一つ増えた予感。
もう一つ書いておきたいのはこのホテルは通常のスーペリアはレジャークラス、エクゼクティブルームをビズクラスと呼んでいてこの差がわずか300B程度。何が違うのかというと部屋はほとんど変わりません。
デスク周りが座りやすい仕事仕様の椅子になって、仕事がしやすいよう文具が備えてある程度。でも22階、23階、24階というハイフロアで、非常に眺めがいいです。そして後から書くすばらしい眺めのエクゼクティラウンジが使えること。
これがあるのとないのとでは、SIAM@SIAMの魅力がかなり違ってくるので、ビズクラス利用をおすすめしたい!


プールから外観.jpg

まずタクシーで到着すると、看板からどえらいおしゃれ。
モタサイの運ちゃんを思わせるオレンジの上着と黒のパンツを身に着けたにこやかなドアマン、ベルボーイに誘導される。到着した1階がいきなりロビーではなく、11階がロビー。1階からエレベーターに乗りあがる間も設備を紹介しながら案内してくれる。いきなり親切。

そしてすごい色のエレベーター。油絵のキャンバスみたいでしょ?
エレベーターの色がすごい.jpg

ロビー階は思わず「わあ」と声を出してしまうほどの絶景。ハイセンスかつおしゃれなテーブルや椅子がずらーっと並んでいて、うっとり。フロントのカウンターではなく重厚で大きなチェックインデスクに座ってチェックイン。実はこの時点でまだ午前の10:30。チェックインは14:00からなのに、いやな顔することなくあいている部屋を調べてくれた。

ロビー1.jpgロビー1.jpg

おまけに、横からえらいダンディーなおじさま登場。名詞を渡されるとなんと2番目のボス!1人できたからビジネス客だと思ったのかな。その人が丁寧に横から部屋を探すフロント担当に指示してくれる。だいぶタイ語が聞き取れるようになったあたしの耳に「23階のこの部屋が空いてますけど、この部屋にしてもいいですかね?」「ああ、いいんじゃないか」・・・ふーむ。まじめな会話だ。どこかのホテルみたいにおしゃべりしながらのチェックイン作業とはまるで違うじゃないか!

ダンディーなおじさまに案内されて部屋につくと、これまた細かく細部まで部屋の特徴を教えてくれます。「ここからの眺めはニュータウンです。夜景が綺麗ですよ」とか「部屋がコンパクトなのでクローゼットは狭いです。ドアはこのようにお使いください」などなど、フリーの水のことや、コーヒーのこと、ラウンジの時間帯、ホテルの施設のことまで今まで来たどのホテルよりもお部屋の説明が詳しいんです!タイにもここまでプロフェッショナルかつ紳士的なものごしの人がいるのだなあと感心。

さて、そのお部屋がこれ。
夜の客室.jpgソファー.jpgソファー周りと景色昼.jpg

28平米と聞いて狭いなあと思ったのだけど、実際狭さは感じません。窓が大きいのと、空間使いがうまいので、滞在する居住スペースを一番広くとっているの。狭く見せない技術がすばらしかった。

クロゼットのドアとバスルームの扉を共用(クロゼットがしめたい場合はバスルームが開き、バスルームを閉める場合はクロゼットが開く)。すべての開閉場所が場所をとるドアタイプではなく、引き戸っていうのもスペースの節約。

バスルームから部屋.jpgバスタブ.jpg

バス、トイレは少し狭い上に、はじのほうにあるので、入浴してると圧迫感を感じそうだけど、このように部屋との間が引き戸で開け放てるので、その心配もなし。アメニティーのフェイスタオルなんて、くるっと巻いて葉っぱでくるっとラッピング。すごくかわいい。

なんと水のボトルまでホテルのオリジナル。形もかわいいんです!
お茶セット.jpg

さらにお部屋の照明がどれ一つとってもデザインにこだわっていて、夜過ごすのも楽しみになるはず。ムーディーですよ!
枕元にもランプを髣髴とさせる読書用の照明があって本を読みながら眠りにつけるし・・・。

部屋の素敵な照明.jpg部屋の照明2.jpg部屋の照明.jpg


当然高層階の部屋からの眺めも素晴らしい!競技場が目の前なので、周囲をさえぎるものがない!

部屋からの景色昼2.jpg

で、夜景はこんな感じ。

部屋の夜景.jpg

ただ・・・ほんっとにクローゼットやトランクを置ける場所がせまく、やはり女二人、荷物が多い者同士ではちょっと不便。なので、あたしは一人のときにこれからも泊まりたいと思う!

廊下もコンクリート打ちっぱなしでかなーりアーバン。暑い国だからこれくらいクールな方が涼しげかも。クールすぎぬよう、墨なんておいてあって、素朴さと自然派もアピール???

クールな廊下その2.jpg廊下の炭.jpg

プールマニアのあたし、ここのプールの写真を見るまでは宿泊することなんてないと思ってたんだけど、色々なサイト見てプール惚れ。いよいよそのプールに泳ぎに行きます!

見て、この造り、この景色。

プール2.jpgプール1.jpgプールのうま.jpg

11階にあって、壁もなく、柵もない、プールの端によると「おちるーーー」くらいの恐さ!泳いでると空飛んでるみたいだし、高所恐怖症の人はムリだと思う。バンコクのバニヤンツリーのプールも高層ビルの間みたいな場所にあったけど、ベットスペースだったので、プールは中央にあって恐くはなかったんだけど・・・これはすごいと思う。


夕方も美しいですよー。
プールの夕景.jpg

それとプールサイドのドリンクが、ホテルの割には高くないです。ビールの種類の多いこと多いこと。シンハ、シンハドラフト、チャ-ン、チャーンドラフト、タイガーなど、ローカルビールをどどーんとそろえてる。
ちなみにシンハーでいうと価格はペニンシュラの二分の一以上の安さ。しかもチャーンドラフトたのんだらものすんごいでっかいジョッキ。これだけのでかさってことはお得ー。
まちなかのちょっとこじゃれたレストラン程度のお値段。
安心して朝から寛げました♪。プールサイドのスタッフもひまそうだったけど、しっかりしててフレンドリー。

プールサイド.jpgデッキチェア.jpg

あたしはいつもフィットネスクラブで運動してからプールで泳ぎ、寛ぎってかんじなのでホテルのロッカールームを使用することが多いのだけど、ここのロッカールーム、すごく優秀!

ジムのロッカー.jpg

バスタオル、スリッパ、バスローブがロッカーに備えられていて、シャワー後非常に寛げるようにしてくれてるー。

ジャグジー.jpgドレッサーは一つ.jpg

しかも絶景のジャグジー、サウナ付!やばーい、ロッカーでのんびりしちゃうよー。唯一ドレッサーが1個はちょっとつらいな。でも誰もいなかったんで、マイペンライでした♪。

しかし最大の落ち度がここにあるんです。ここのホテルエレベーターが一箇所に2個しかないので、プールに行くのも、戻るのも、チェックインするお客さんなんかが一緒のエレベーターでフロントを突っ切っていかなきゃいけないの。欧米人なんかはバスローブで堂々とフロント、ロビー突っ切ってたけど、ホテルのロビーは一応きちんとしなきゃいけない場所なので、建設ミスってかんじ。
ロビーとロッカーのあるスパは1フロアしか違わないから階段移動で直接プールに出れるようにしてほしい。これくらいはできそうだけど・・・非常階段開放してくれりゃいいだけだし。

このホテルの最大の長所、それはエクゼクティブラウンジ。
バンコクの絶景、夜景が見たくてシロッコやバニヤンツリーに高い金額出して飲んだり食べに行っていた皆様!一日たった300Bで、この景色が毎日あなたのものになるのですよー!

さえぎるもののないラウンジ.jpg昼のラウンジ1.jpg

このエクゼクティブラウンジでは、朝はコンチネンタルブレックファースト、昼はコーヒー、紅茶が好きな時間にいただけ、夜はちょっとしたおつまみとお酒がいただけるの(お酒、おつまみは18:00-20:00)。

ラウンジでティータイム1.jpg最終日のティータイム.jpgラウンジのオブジェ.jpg

夕食は20:00以降にしてゆっくり寛ぎながらお酒をいただきつつ、夕暮れから夜景に移っていく様を思う存分楽しんでほしい!
しかもおつまみは日替わりですー。

ラウンジでビール.jpg2日目のおつまみ.jpgラウンジでおつまみ1日目.jpg

大好きなペニンシュラバンコクも見えます!接写つきでそうぞ!これもうれしかったなあ。最後にお別れができるんだもん。

せっしゃでペニンシュラ.jpg

ワットサケットも見えます!
ワットサケット.jpg

このホテルに滞在したのは帰国する2日前から。
不思議と雨は降らず、帰国する私にバンコクとこのホテルがあたしに素晴らしいプレゼントをくれた。この光景は一生忘れないと思う。それもこのラウンジにいたからこそなの!

この夕日、この神秘的な空・・・

もうすぐ夜.jpg最終日日没後.jpgラウンジ夕景2.jpg最終日の夕日.jpg雲がーーー.jpg神秘的な空.jpg

実はタイに来ること17回、雨にたたられたことはないけど、逆にここまですみきった綺麗な夕日を見たのがはじめてだったの。あたしは不覚にも泣いてしまった。
周囲には高いビルがなく、遠くの高層ビルや寺院、バンコクの町全体が黄金色に染まる瞬間が見れるのです。帰国前にこんなことされたら泣いちゃうじゃんかー!

朝食について
エレベーターが2基しかないせいか、なかなか朝食会場に行かれないーー。おまけにすごーく混んでます。客室数に対して座席が少ないかも。外の席はビルの狭間にあってきれいにはしてるけど、入り口側はトゥクトゥクやモタサイの排気ガスと騒音、反対側はビル風で強風とあまりすすめられない。
それに入り口で待たされる。ひどいときは10人くらいソファーで待たされて、ちょっと優雅さにかける。
とてもおしゃれな1階のレストランで食べれるのだけど、ごちゃごちゃして長居したくなーい。
でも種類はとても多いしそこそこおいしい。従業員も親切です。おかずもちゃんと変わるしね。
ビズクラスはエクゼクティブラウンジでも食べられるけど、これがしょぼしょぼのコンチネンタル。その中でも種類が少ない悲しいタイプ。だからほとんどのビズクラス客も1階に行ってた。

チェックアウトにじーん・・・
このホテル、従業員がみんなやさしくてあったかい。チェックアウトのときも「スタッフ:タイにはたくさん来るのですか?」「私:17回目です。また12月にきます」「スタッフ:またこのホテルに戻ってきてくれますか?気に入ってくれましたか?」と、ほかのホテルみたいなあっさりした感じがなくてすごくうれしかった。ほかのスタッフさんも帰ろうとしてるんだなー、と気がつくと「今日チェックアウトですか?日本に帰るのですか?」など、フレンドリーに話しかけてくれる。帰りたくないあたしはもう泣きそう。ピアノひきのおじさんまで「もっと座って聴いていってください」とか。
荷物を預けると「これからどこかいきますか?」とちゃんと聞いてくれて「ジャパイ、ハー、プアンカー」というと周りのスタッフと笑いながら「この人タイ語しゃべれるよ!」とタイ語で話してる。観光カウンターのおじちゃんなんて発音直してくれるし。
最後の晩餐を食べて悲しい気持ちで荷物を受け取りに戻ると、何度もお世話してくれたスタッフさんが最後までお世話してくれて。
あたしはタクシーの中から心からワイをしたの。そしたらその人も、まじめに「ワイ」をしてくれて。こんなおしゃれで都会的なホテルなのに、すれてないなーって感動しちゃった。

このホテルのいい所
1.泊まるならBIZクラスと断定して、類を見ない素晴らしい絶景のラウンジで、昼はコーヒー、紅茶、夜はカクテルやワイン、ビール、おつまみがいただけ、夜景にうっとりできる

2.館内はコンクリートと木の風合いを生かしたアヴァンギャルドな造り。お洒落です!茶とオレンジをメインカラーに、カラーリングもハイセンス

3.部屋は狭いけど、「せまっ!」って感じではない。スペースの使い方がうまい

4.プールが最高!こんなに危険な造り、見たことがない。事故がおきないか少し不安

5.下がエントランス、11階がフロント。ゲストのリレーションがしっかりしていて、この値段(3200~3600B代)なのにお部屋まできちんと案内してくれ、施設を説明してくれる。あたしのときはホテルのナンバー2ボスのダンディーなおじさまが案内してくれた。「狭いのでクロゼットはこうなんですよ」とか「ウエルカムドリンクはエクゼクティブラウンジで。夕方からはピアノのショーがロビーであるので、こちらでもお酒が飲めます」など、本当に細やか

6.ラウンジでお茶を飲んでいたら日本人セールスのお姉さんが挨拶にきてくれた。なんでラウンジにいるってわかったの!?ちなみに他にも日本人のお客さんがラウンジでお茶を飲んでいたけど、挨拶にはいかなかった。不思議ー。なんで?ちなみにお部屋に最初にお電話もくれたの!「何なりとお申し付けください」って。レギュラー客になったペニンシュラバンコクほどの丁重な扱いで、ちょっと照れた

7.ジムのロッカールームにはバスローブやスリッパ。ありとあらゆるアメニティーが。汗をかいた後シャワーを浴びてローブでほっと寛げるの♪

8.景色を眺められるジャグジーもロッカールームにあり

9.スポーツジムも快適。マシンの台数は宿泊客数に比べたら少ないけど、なぜか誰もいない。それに、アロマポットでアロマの香り。ほかの客の汗のにおいに苦しまなくて良い

10.スタッフ全員の態度がほんとにフレンドリーでやさしい。ギャグも連発してくれるし、何回か顔をみかけると「今日は3度目ですねー」なんて話しかけてくれるジェントルマンもおります

11.ベルボーイも優秀。タクシーに「メーター使いなさいよ!」とかきちんと指示

12.目の前に屋台。もう少し先のソイにも屋台。地元グルメ満喫

13.MBK,サイアムスクエア、サイアムパラゴンが近い!便利ったらありゃしません

14.BTSまで徒歩約5分!便利すぎ!

15.夕方はフロントでピアノの演奏。大きなガラスばりのロビーからの夕日を眺めてうっとり!

このホテルのちょいおしいところ
1.これだけは改善してー!
エレベーターがこの客室数に対し、たった2基!エレベーターが来るのが遅すぎます!しかも、部屋→エクゼクティブラウンジや、スパ→プールのようなわずか1フロア移動にも非常口以外の階段がない。とても不便!

2.朝食レストランが宿泊者に対して席が少ない。かなりソファーで待たされる。ビズクラスはラウンジでも朝食がとれますが、しょぼすぎるコンチネンタルなので、誰も行っていない模様。だからだと思う

3.そのせいか朝食レストラン、人が多すぎてがちゃがちゃ。長いしたくない雰囲気なので、ささっと食べてラウンジでのんびりコーヒーを飲んでました。

4.客層があまりよくない。こんなことをいってはタイヘン失礼なのですが、家族連れなどの大人数の中国系の人がものすごく多くて、一番多かったのは広東語。しかもものすんごく声が大きいので、ジャッキーチェンの映画みたいで、雰囲気丸つぶれ。もう少し声を小さくできないのかなあ。ホテルのせいじゃないと思うけど。香港の方って英語はうまいし、そこそこ洗練されている人もいるし、ホテル選びもきちんとして旅行を楽しんでいるからきらいじゃないんだけど、あの声の大きさだけは勘弁です。

5.プールをあがって部屋に帰るときもロビー、フロントを突っ切り、普通のお客と同じエレベーターに乗らねばならない。バスローブでは移動しづらい。せめてスパから裏口とか非常口でもいいから直移動させてほしい

でもお部屋とスタッフとプールとなんといってもラウンジで、あたしは常宿に決定!


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