サメット島 ル・ヴィマン・コテージバンコクからバスで3時間30ほどの小さな港町バンペー。小さいながらも活気のある江ノ島みたいな雰囲気なんだけど・・・ここにちょっと似合わないかわいらしい待合室がある。ここが、アオナンビーチにある高級リゾート、ル・ヴィマン・コテージ、ファミリー向けコテージが並ぶアオプラオリゾート、賑やかなサイケアオビーチにあるサイケアオリゾートの姉妹ホテル3つの専用船の待合室。バンペーのバスターミナルから車で3分かからない。十分歩ける距離だけど、荷物が重いと大変。その場合モタサイなんかに乗るのが良いと思うけど、トランクひきずってくることはおすすめしませーん。ぷらぷら歩くといろんな御土 産屋さん、屋台、食堂なんかがあってなかなかいい感じなので 散歩する余裕もほしいかも。 で、その待合いからこんなに大げさなバスで、たった1分ほど。十分歩ける桟橋まで移動して専用船へ。これがスピードボートなので、着たくもないセーフティーちょっきを着用。暑い暑いとうだりながら、景色楽しむ余裕がないほど揺れまくる船旅を楽しむ・・・。 もう少し乗ってたら放り出されるんじゃないかと思った頃(20分程度)、とても静かなビーチが見えてきた。そして目指すルヴィマン・コテージのかわいい茅葺屋根と白い壁のヴィラが緑の中に見えてくるー! 船が着く桟橋がないので、水の中に足をどぼん。荷物はスタッフさんが担いで行ってくれるのでまあ、コレは大丈夫だけど、ぬれても良いサンダルで行きましょう。その浜辺にアオナンビーチの2つのヴィラの従業員が待っていてくれて、特別なリゾートにきたんだなあ、という感慨がこみ上げる。 バンコクから車でこれてここまでのプライベート感覚が楽しめるリゾートがあるなんて!飛行機代が浮くから多少の贅沢はありだ!あたしゃプーケットじゃなくても、サムイじゃなくてもここでいいぞー! この日このリゾートに到着したのはもしかしてあたしたちだけかも。・・・というくらい人がいない!それもそのはず、ルヴィマン・コテージは大々的に工事中!いきなりルームチェックインなのかお部屋に案内してくれるのだけど、フロントがものすごいことになっていた。 そのマイナス部分を一部屋1000Bのミールクーポンで補ってくれたんだけど、なんと、これが使えるレストランまで工事中!姉妹リゾート、アオプラオリゾートのレストランで、3食食べなくてはならなくなっちまいました。悲しい。 それはさておき、ビーチで出迎えてくれたスタッフにそのまま案内されるのはかなりの快感。車で横付けしてフロントなんていうホテルチェックインとは常識を覆す優雅さ。なんたって専用船でプライベートビーチに横付けして(物売りはまったくいませんの)、海を眺めながら庭園を通り、回廊を抜け、ルームチェックインだもの! お部屋にウエルカムドリンクも持ってきてくれて、「フロントいらない、いらない」っていう意見も。 さてお部屋へ。ビーチリゾート定番のテラスには、海で泳いだ後を想定して物干しまでございました。そしてイスとテーブル。夜波の音を聴きながら飲んだり、夕日を眺めたりもできちゃいますな。当然シービュー。 そして・・・入った瞬間、「うわー!これ、これ、これがいいのよ!」と叫びたくなるアジアンリゾートなお部屋!家でまねしてもここまではうまくいかないよねえ。チーク材、タイシルク、お姫様天蓋付ベッド。夢で描いた通りのアジアンなお部屋なの! 窓際の小さなテーブルとイスもいいなあ。ここにウエルカムフルーツが添えられてました。 もう一つの窓には大きなソファー。アジアンリゾート定番の沢山のクッション。お部屋はそんなに広くはないけど、ここまで大きなソファーを入れても狭いと感じさせない空間作りと高い天井が、びっくりするほどの開放感を感じさせてくれる。そしてうれしいのはDVDプレーヤー。こんなに素敵なお部屋で海が眺められたら、音楽はほしいよね! バスルームは青いタイルでかなり広いけど、ここのスペースがクローゼット、洗面、トイレ、シャワーと全部なので、荷物とりたいとき、服を着替えたいときは相手がお風呂に入っている時間は無理。それがちょっとストレスだけど、バスルーム部分にそれをまとめて無駄なスペースをはぶいているので仕方がないのかな。 アメニティーの素焼きの瓶がかわいい!しかもレモングラスのアロマをアロマポットで炊いていてお部屋中がいいかおり。 バスタブがないのは知っていたのでまあ、いいんだけど、お湯の出がはんぱあく悪い。「ちょろ、ちょろろろ」です。そして強烈にぬるいので寒い。これが欠点! さて、お腹が減りました。アオナンビーチにはレストランがないの。どこのリゾートの人のホテル施設を使わねばならぬのです。多少高くつくけどしょうがないよね。優雅なリゾートだからさー。目の前の海沿いの小道を歩いて一番奥がアオプラオリゾート。 ってわけで3食お世話になったのがここ、アオプラオリゾートのレストラン。海が一面に見えて素晴らしい景色。天気の良い日、ここは絶好の夕日ビューポイントらしいのですが、えーっと・・・見えませんでした。はあ。 ココで食べたチキンカレーがげきうま!でもディナーは正直美味しくないし、魚のグリルも種類が少なすぎ。唯一、トムカーガーイがシチューみたいにクリーミーだったけど、バンコクでも食べれるし、シーフードのグリルを堪能したかったなあ。ちょっと・・・残念。 ルヴィマンを無理して選んだのはアオナンに、というかサメット島にプールのあるリゾートが意外に少なかったって事。しかも海を眺めるプールとくればほおっておけません!で、決めたの。想像通りすばらしかった! なんせ泳いでいようが寝ていようが海一望だから! 夕食をとってお部屋に戻ったら、お休みタイプのベッドメイキングがしてありました。うわー、すてき!ハネムーンだったら素敵なのにー・・・女子二人(爆死)。やはりなんだかんだいってターンダウンサービスがあると、お部屋も昼の顔と夜の顔が見れて楽しいね♪。 さて、帰りも専用船でバンペーまで帰りますが、ちゃあんと何時の船にのるのか電話で確認してくれるの。10:00、12:30、15:00、17:00まであったよ。チェックアウト後に海で泳いで帰る人もいるんだろうね。 帰りは「パラディーリゾート」って書いたスピードボードだった(笑)。使いまわしか!?パラディーはサメットで一番お高いホテルらしいけど、あたしはここで十分。また工事が終わったあとに来たいなあ。うちらはまたどんどこ揺られて死にそうだったけど、慣れてるんだねえ、船乗りはこのようにフツーに立ち乗り。落ちたことないのかなあ。しかもこのにしさん、日本語が堪能でおどろき。日本人も沢山きてるんだろうな。 島が遠くなってルヴィマンが見えなくなってくるとなんかすごくさびしかった。また絶対くるぞー! 再びバンペーへ。日本語で「きをつけてー」「わすれものないですかぁー」と言われながら船とお別れ。 待合いまでまたバスで戻ると、ほとんどの人がマイカーで帰ろうとしている。あとは旅行会社の車。バス停に行く人はほとんどいないようだ。「いいなあ、あの人バンコク駐在の日本人家族ってかんじだよね。バンコクまでのせてってくださーいとか言うか?」とあほな会話をしつつ、荷物をかついでバス停に向かおうとすると・・・待合のお姉さんが「次はどこに行くの?」と声をかけてくれた「クルンテープ・・・エカマイです」「バスで?」「はい」「ちょっと待っててください。車でおくらせますから」・・・そんなサービス聞いてないよ!ここでもタイ人のやさしさに触れる・・・。 本当はお腹が減っていたからバスに乗る前にターミナル前の屋台や食堂でなにか食べようと思ったんだけどバスがすぐ出るみたい。しかもパタヤまできたバスとは大違い。すんごい立派なバス!わあ!良かったーーー! 快適に飛ばし、トイレ休憩もあった。もっとも「もっと前にあればいいのにねー」というくらいエカマイが近づいてからだったけどさ。もうエカマイかな?って思う頃に「ホーンナム行く人いませんか?」って聞いてるんだもん(笑う)。あ、行きましたけどね。 このホテルのいいところ 1.バンペーの専用船着場が素敵。そこから専用船で無料送迎。さらにバンコクからバスで来た場合、帰りはバス停まで車で送ってくれた 2.工事中だったとはいえルームチェックイン、ウエルカムドリンクをお部屋でって言うのは気持ちを優雅にしてくれます。砂浜で着くのを待ってくれている従業員の姿を見るとほっとする 3.アジア雑貨や家具が好きな人にはたまらないお部屋とインテリア 4.アメニティーが充実。CDデッキやビーチサンダル、物干しまである! 5.海を眺めるプール。これはサメットでは貴重 6.アオナンビーチにあるので本当に静か 7.天気がよければ夕日の名所。この日は・・・残念! このホテルのちょいとおしいところ 1.工事中場所が多すぎて、工事中のひとたちにじろじろ見られてちょっと恥ずかしい。工事が終わればなくなる問題。マイペンライ。 2.1000Bのミールクーポンが使えるはずのホテルのレストランも工事中。そのため3食姉妹ホテルのアオプラオリゾートのレストラン。あきた 3.そのアオプラオのレストラン。ちょっとシーフードが貧弱。海なのに。でも肉メニューも貧弱 4.シャワーの水の出が悪すぎて発狂寸前。ちょろ、ちょろろーってかんじ。もちろんバスタブなし 5.周辺に何か食べるところがない。アオナンにあるアオプラオとリマココリゾートのレストラン以外使用できない。でもそれを知ってて行ったからいいかあ |