カテゴリ:西遊記
矮小なる男、人の心を売り渡したり。
ということで、今回は霊感大王について。 TV誌の情報によると、霊感大王の衣装は異教徒をイメージしているんだとか。…背景映像や物語に中華的要素が少なすぎるため、衣装にそこまでの違和感を生じさせていない(汗)。 (ちなみに今週水曜日発売のTVにスタッフのインタビューが乗っています。管理人は読んだ後でかなり凹みました。遠い目) また、『お水様』というイメージから、衣装を水色にしたのでしょう。しかし、それは日本の考え方です(滝汗)。 中国の五遁の考えでは、水行は水色ではなく“黒”(他に北、冬、夜、智、玄武、精を象徴)。 …またやっちゃいましたね、スタッフ様(汗)。 ただ『水を呼び出す』という能力について、 「五遁水行? いや、長嘯(ちょうしょう。音を媒介にして、天候や動植物を操る)で雨を呼べるのかな?」 といろいろ想像することもできました。 でも結局は『禁呪』っぽいですね(ちなみにその理由は金魚姫の解説『ガチンコの術』のあたりをご参考ください)。 金魚姫が 「こいつを口封じしてしまった方が、手っ取り早くて確実」 と思わなかった辺り、多少は手ごわい(あるいは攻撃手段が嫌らしい)敵だったのかも、と思います。 …まあ、最後に取り押さえた老子&ナタクたちも、実はとてつもなく強いんですけどね(苦笑)。 基本的に『符』というものは投擲武器でありません(苦笑)。 ちなみに紙の『符』もありますが、当時は竹かんという“薄く削った竹に書かれた『符』”も多かったようです。 投げつける事もありますが、主には“触れた相手に、封じていた術を掛ける”のがメイン。あとは、自分が術を掛けるときに、集中などの補助に使います。 今回の妖怪なら、“術を封じて投げつけ、触れた途端に発動”でも良かったのでは。 もちろん厳密な『禁呪』なら、動きや戦意を禁じる効果がいいでしょう(直接攻撃で無い分、相手の嫌らしさも出る)。 ガチ戦闘が厭なら、もっとコミカルな効果でも良かったでしょうし。 どちらにしても、悟空や悟浄の心情を込めた攻撃を、最後には見回せるわけなんですけどね。 今回、こやつを吹っ飛ばせなかった事にフラストレーションを感じています。 その前の『俺の女を泣かす奴は許さん』の一言が効いているだけに(…悟浄はこの一言だけだからこそ、全てが篭っている)、肩透かしに凹みましたよ。 悟浄には一発殴る権利があると思うんですけどね…。 次からは『戦闘回避』すべき敵と、そうでない敵を見極めてください。 お願いします、スタッフ様。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/02/02 09:29:15 PM
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