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2006/04/12
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「自分だけ着飾って、人を笑っているあなたは最低です」
 差別や偏見の延長にある笑いなど、エゴでしかない。
 他者を貶めることで生まれるものは、『それでしか自分の存在を確かめられない』虚ろな心だけ──。


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『人を一面的な価値観で嘲笑することは、卑しくありませんか』
 そんなメッセージを感じて、すごく好感を持ちました。

 実を言いますと、私もダイエット中です。ただ、それは美幸のような外見コンプレックスだからではなく、『健康上の切実な問題』です(←単なる運動不足だろーがっ。滝汗)。
 ですから、美幸のダイエットシーンには、違う意味で衝撃でした。

 …コンサートまでには、健康的な体になりたい…。

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 BBW。
 『Big Beautiful Woman』の略称です。

「体が大きいと、心も大きい。
 人柄がよく、頭もいい。
 健康的で、何でも美味しそうに食べる。
 170cm以上、70kg以上」

 こう言った女性が、イギリス人には『魅力的でセクシー』に映るんだそうです。
 もちろん化粧もされていて、雰囲気はすごく綺麗だそうな。

 美幸は間違いなく、聡明な女性です。
 やっぱりコンプレックスもあるから、それ絡みになるとちょっときつい表情も見せちゃいますけれどね。
 でも、このコンプレックスが解消されたとき、どんなに素敵な女性になるのでしょうか。
 すごく期待しちゃいます。

 美幸は間違いなく『BBW』な女性だと思います。

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 一方の『山口おさむ』は根っこから困った奴(笑)。…天然だからなぁ(頭痛)。

 …パーティ会場の下りでは間違いなく、“装飾品代わりに彼女を着飾らせて連れ歩く西洋中世男性”と同じ匂いがしました。
 いえ、それによって女性が圧倒的な屈辱と精神的な傷を受けるわけですから、それ以下ですね。

 もう一箇所で「こいつ、最低だ」と思ったのは、お手拭のシーンです。
 自分の顔に傷ついている女性のメイクを、人前で落としますか?! 傷口がさらに抉られていくのが見える(待てや、コラ)。

 どちらも悪気が無いから、始末が悪い(苦笑)。

 道徳概念の欠如、というか、倫理的な問題のある性格というべきか。
 この男にどうやって『常識を叩き込んでいく』かが問題ですね。元々がダメダメなので、「好きなように料理してください」と言いたい(苦笑)。
 頑張れ、美幸。

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 細かいシーンで元ネタを探すのも楽しかったです。
 『ブスの瞳に…』も『SMAP×SMAP』も同じ『関西テレビ』製作番組なので、ネタをリンクしやすいんですよね(『僕の生きる道』の重松プロデューサーが『SMAP×SMAP』に移転してきたこともありましたっけ)。
 『無茶デス』は多分、『めちゃイケ』のパクリでしょうね。『ズバット×ズバット』は勿論、分かりますよね。

 しかし一番受けたのは“あいつのネタはゴールデンに受けない”の一言でした。
 松本のモデルは小松プロデューサーですか(爆笑)。
 確かに初めてスマスマで『ナギサ』を観た時の衝撃や、『笑う犬の冒険』でのお蔵入りコントのブラックさは忘れられません。


 また、『踊る』と名のつく映画の脚本を書く元構成作家、というキャラクターにもびっくりしました。
 …某脚本家さん、怒っていませんように(←承認済みだと思いますけどね。苦笑)。

 でも『踊る-』の脚本家さんは恋愛エッセイを書いてないんですよね。違う構成作家さんのイメージも落とし込んでいるようですね。

 もっと『メタ・フィクション』としての強みを生かしてもいいと思います。
 色んなバラエティと連動して欲しいですね。『実在の出来事と実在の放送現場』を舞台にしたドラマだからこそ、『実在のバラエティ』が絡んできても素直に楽しめるんじゃないでしょうか。

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“人を外見で笑ったり、性格を貶めることで取る笑い”
 私が一番嫌いな笑いです。
 “そういった笑いが質として最低だ”、と思い始めたのはミヒャエル・エンデさんのエッセイで『ユーモア』の定義を考えさせてもらったときですね。

 この『ユーモア』という言葉。サイトを立てるきっかけになった言葉でもあります。
 四年前の私の日記から転載しますね。
 短く言うと、『余裕を持って、広い視野を持って、いろんなことを許容して、人も自分も笑わせようとする姿勢』…かな。あるいは『豊かに全てを楽しもうとする気持ち』? うまく言えないです。
 当時の私はこれを『ネチケット・マナーの本質』と信じて、突っ走っていました。

 いえ、今でもその『ユーモア』論は正しいと信じています。

 『人の間違いや欠点を許し、それさえも愛しく思う気持ちで、笑い飛ばす』、それが本当の笑いじゃないでしょうか。
 きっと“人間関係における潤滑油のようなものなんだ”と思います。

 このドラマが投げかけるテーマは、4年前の大切な気持ちを思い出させてくれました。
 スタッフとキャストの皆さん、本当にありがとうございます。

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 どちらも完璧じゃない。
 欠けた心を、そっと埋め合わせていく。
 そんな『BBW』と『非常識男』の成長物語。





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Last updated  2006/04/12 09:21:59 PM
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