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2006/04/26
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 笑わせるのは、泣かせるよりも難しい。
 そう“作家”と名のつく人々は言う。
──それは本質を見抜く作業なのだから。


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 今回、後半は
「絶対、ありえんだろ。それは」
というツッコミの連続でしたね。
 なんでもあり、という感覚が楽しかったです。

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 『フジテレビの祭り』というと、夏のお台場のフェスティバルと冬の『HOT FANTASY』を思い出します。
(『HOT FANTASY』の名称を思い出すたび、
「フジテレビって、放送局全体で『ファンタジー』を曲解してない…?」
と呆れ半分、凹み半分の気持ちになります。溜息)

 閑話休題。

 そんな『なんでもありのお祭り』感覚が、ドラマ全体も引っ張った気がします。
 とんでもないファッション・ショーも
「フジテレビなら、『面白くなきゃテレビじゃない』の一言でやりかねないな…(遠い目)」
と納得しちゃいましたから。

 …そんなことを納得されて、フジテレビにとってはいいんだろうか(←いや、考えるなそれは)?

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 今回の合コンシーンを経て、『おさむ』と美幸の周りも動き出しましたね。
 『ズバズバ』の大森Pが善人だったのが意外です(←待て)。
 小田島(ドラマ脚本に転向した男)とか、斉藤(軽率なむちゃデスのP)とか、イっちゃってるキャラクターばかり印象に残ってたんですよね。…まさか関西テレビ班だけが良く描かれている?(←違う、違う)
 それまで『おさむ』同様、『番組の必要のため』としか観ていなかった大森。でも美幸の女性的な一面には、表情を改めましたよね。それを観て、私はすごくホッとしました。

 これで『おさむ』の近くにも恋愛の応援団が生まれたわけですよね。頼もしいです。

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 現実にあんな『ファッション・ショー』があったら絶対に嫌ですよね。
 ドラマだから許せるんだな…としみじみ思いました。


 まず最初に、
「洋服に興味が無い人を対象に、ファッション・ショーをやるな(きっぱり)」
 祭りの目玉商品の一つとして、見学自由にして行なったんでしょうけれど…。

 “ショーそのものに関心の無い人間に見せる為に、お笑いを入れる”
 本末転倒という気がするんですよね、それは。

 …『ラストのおばちゃん』には、『純粋にデザイナーの洋服目当て』で見に行った人は引きます。
 『服を引き立てる』仕事を全うしようとしたモデルにも、不快感が沸くはずです。
 『服を見せる』というコンセプトであるべきショーが、『お笑いに包まれたエンターテイメント』に摩り替わられたんですから。

 それに『純粋に服が観たい』観客も、『服を見せようとした』モデルも、『母性』をテーマにして欲しいとは思わないんです。

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“『本来の目的』と違うものがその会場に紛れ込み、
 『主催と観客』が求めている主題をひっくり返し、
 違うものを押し付けていく”

 『主催側』も『純粋にそれを求める観客』も、両方を傷つけることにならないでしょうか。
 それは、『絶対あってはならないこと』です。少なくとも私はそう考えています。
(残念ながら、類似の『バラエティー企画』は何度か目撃しています。
 『悪質なもの』は報道ニュースになったこともありますね。
 本当に止めて欲しいです)

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 とはいえ、ドラマの中における『おさむ』の演出は、少々違う解釈になっています。

 『おさむ』は一度は否定されながらも、必死にその企画を考えるうちに『企画の本質』を見抜きます。
 それは“『美しさを演出するショー』と、『老若男女が見るショー』という、二つの企画に架かる橋”でした。

 『おさむ』はその『橋』を、得意とする『笑い』によって表現します。
 それはデザイナーにも評価され、仕事の成功にも繋がったんですね。

 このような『本質を見抜く力』は、『笑い』にとってもとても重要なものだと思います。
 それがある『おさむ』は、単なる“人を嘲笑う悪質な企画”を作り出す作家ではないことを示していると思います。

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 今回、『おさむ』が母性に美しさを見出すことが発覚しました(笑)。
 …この路線から攻めるなら、美幸も勝機が見えますね。
(「男なんて、皆マザコン」という格言もありますけどね)

 でも、『母性』を求める気持ちを全面的に出されると、女性は引きます(笑)。

 友美は『セレブっぽい』男性が好きと言っていましたよね。それは『特権階級であり、洗練されている』男性のことなのでしょうか。
 だとすれば、今回『おさむ』が垣間見せた『世俗的な部分』をどう捉えるのでしょうか。

 モデルの自分には無い『母性』的な部分。
 それを『不必要なもの』として切って捨てるのか。
 友美にも、課題が与えられた回だったと思います。

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 今回、“美幸がポリシーをかなぐり捨てて、おさむを助けるシーン”は切なかったですね。
 『好きな人の力になりたい』という思いは、当たり前だと思います。
 私も『夫の名誉は自分の命』というタイプなので(←それは待て)、同じことをしちゃうかもしれない。

 でも、美幸の魅力はポリシーであり、あまりに哀しい姿だと思いました。

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“気がつくと、荷物ごと大切な人が蒸発していた”

 …これ、このドラマのプロデューサーさんでもある重松Pの実話です(←マジ)。
 『奥さんに逃げられた』エピソードを元に、重松さんは『僕と彼女と彼女の生きる道』も作られています。
 身銭削ってますよね(遠い目)。
(ちなみにその後、『チョナン・カン』という番組の中で恋人募集までしてましたっけ…)

 このほかにも、重松さんは『SMAP×SMAP』の作成にも二年前から参加しておられます。
 これらの経験も、かなり落とし込まれていくんじゃないでしょうか。

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 笑わせることで、物事を繋いでいく主人公。

 だけどまだ、“彼と彼女の間のすれ違い”に、橋は架からない。





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Last updated  2006/04/26 07:08:35 PM
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