テーマ:アニメあれこれ(26117)
カテゴリ:アニメ
『エリス』という虚構。あるいは夢から醒める時。
それでは恒例の、お世話になったブログの紹介から。 スリングさんの ナイトウィザードEpisode11「記憶の欠片」 ヒトクチハルカさんの 第十一話『記憶の欠片~幻想に、舞う~』 ナイトウィザード解説~柊サーガ編~ 今回の戦闘もルール的な部分から解説してくださっています。 また、『ナイトウィザード』の関連作品に手を伸ばす参考にもなります。 OPの『現代のビル明りの上空を飛ぶ二人』という映像から、一気に引きこまれました。 現代を舞台にしたSFファンタジーを象徴するような光景が、ほんとにいい。 エリスという『突然生まれ出た存在』の危うさ、不自然さ。 これは現実では有り得ない状況故に、描写もとても難しいはず。しかし、脚本も演出もそれを見事に描き切っているのが良かったです。 …良かったからこそ、辛かった(涙)。 孤児院の皆が温かく迎えてきてくれた描写が良かったからこそ、それが消えた瞬間が辛い。 『おじさま』の不気味さまで加わって、一気に辛くなりましたね。 『自我』というのは、それまでに経験してきたこと(つまり『記憶』)の積み重ねだと思っている自分。 だからこそ『自我の消失=記憶の消失』と描いていることについては納得しました。 …だから『記憶』ネタがとことん好きなんですよね、自分。 柊VS灯。 これまでの回で最高の戦闘シーンかもしれない。 銃身を蹴って弾道を逸らしたり、プラーナ解放をしたり、剣を銃口に押し当てて対峙したり。 常識に縛られないウィザードが本気で戦う迫力が伝わってきました。 そんな迫力の中だからこそ、灯が一瞬垣間見せる人間らしい表情が生きていましたよね。 残りは二話。 『相手の心を守るために、人としての尊厳を守るために、人である間に殺す。それをするのは、せめて友人の自分で』 そんな王道の展開を、きちんと描けるスタッフだからこそ、これからも期待しています。 楽しみにしていますね! 世界が『エリス』という夢を見ているのか。 『エリス』が少女という夢を見ていたのか。 『鏡の国のアリス』の謎かけの答えは、如何に。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/12/18 09:39:29 PM
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