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カテゴリ:本
■ウェブ進化論---本当の大変化はこれから始まる
↑クリックするとアフィリエイトサイトに遷移します。 最近、職場などで「Web2.0」という言葉を良く見聞きします。 「LOHAS」などと同じように、一意の定義が決まっている概念ではないようで、一度このキーワードについてある程度整理された文章を読み、この概念について理解したいと思っていたところ、ちょうどこの本が発売されていたので早速手にして読んでみました。 「Web2.0」についてはもちろん、「google」「アドセンス」「オープンソース」「ロングテール」「ブログ」「SNS」「Wikipedia」など、最近の頻出キーワードはほぼ一通り登場し、それぞれに筆者なりの解説が述べられています。非常に理路整然と判りやすく書かれており、直近のWebの世界の動きの概要を抑えるという意味でも非常に有用だと思います。 こうした一連の動きも含め、総論的に述べられているのが「ネットのこちら側」「ネットのあちら側」という概念です。そしてこれからのWEBの世界では、「ネットのあちら側」での動きがますます活発になってくるのだそうです。 これまでは、ナローバンド&ロースペックの環境の中、ITはどちらかというと、ローカルのクライアントパソコンや、企業向けの閉じられたITインフラという形で発展をしてきたものが、今後は、ネットの先でいろいろなことが行われるようになり、かつ、それは色々な情報や価値がつながっているために、これまでのローカルの世界では成しえなかった新たな付加価値を生み出すようになるのだそうです。 こうしたスタイルのビジネスを展開しつつあるのがAmazonやgoogleであり、彼らは単純な「物売り」ではなく、「ネットのあちら側」で人々が経済活動を営む事を可能とするツール群(アマゾンWebサービスやgoogleアドセンスなど)を提供し、その利用を促すことで営利を納めるのがその特徴なんだそうです。 なるほど、確かにいわれてみればその通りだし、これまであまりこういったスタイルのビジネスは存在してこなかったように思います。色々示唆に富んでいてあっという間に読んでしまいました。 しかし、「ネットのあちら側」で、バーチャルな(経済)活動を繰り広げる・・・。なんだか、「MATRIX」の世界に近づいているような気がします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.12.25 02:13:34
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