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株式会社SEES.ii

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2017.07.15
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短編一覧     ss一覧     『姫君のD!』一覧        
―――――

 ……僕?
 僕のことなどどうでもいい。僕はただ何も考えず、ただ毎日が過ぎていくだけの生活が
好きだった、それだけだ。それだけの人間だ。父親の命令で名を変え、顔を変え、年齢を変え、
性別以外のほとんどを偽造して――生きてきた。ただ、生きてきた。それだけだ。
 そうだ。僕は命令のまま生きてきた。命令のまま《D》に就職し、《D》の商品を《天使》に
横流しして、《D》の顧客情報を盗み出した。
 そうだ。僕は知っている――彼らの個人情報を知っている。大企業の社長……区長や
市長や知事や裁判官……警察署長や、消防本部の消防長……国立大学の教授や理事長……
先進国の大使……日教組の幹部職員……新興宗教の教祖……暴力団の幹部……数え切れない
くらい、僕は知っている――地方公務員や警察官や教師や弁護士や検事……まだまだ、僕は
知っている――テレビ局のアナウンサーや芸能人やキャバ嬢や風俗嬢やホスト……。名古屋の
地でカネのある、またはカネに困っている人々の住所や携帯の番号やメールアドレスや友人関係や
親や子供や恋人や愛人の情報。集められるだけの情報のすべて。全部。つまり、すべては父親の
ため。父だけのため。僕ではない、《天使》のオーナーである父のために――。

 犯罪だ。そんなことはわかっていた。だが、犯罪が仕事である僕にとって、罪悪の意識など
芽生えるワケもない。選択肢は常に悪で、無垢で……そして、退屈だった。
 もう何年も何年も……僕は罪を重ねてきた。虚偽の強盗証言で何年も何年も冤罪の男を
服役させ続けた女のように、あるいは、女性をペットのように自宅で何年も何年も監禁し
続けた男のように……僕は何年も何年も……じっと罪を重ね続けてきた。それが僕の人生の
ほとんどだった。
 父の命令に従って罪を重ね続けた日々――白状しよう。僕にとって、それはとても楽しい
年月だった……と同時に、退屈な年月だった。とてもとても退屈な、アクビが出るほど退屈な
歳月だった。
 そう。一度は相手の罪を確定させてしまった女のように、ペットの女に飽きて油断して
しまった男のように……退屈は、自分の能力を低下させてしまう気がした。
 退屈にはうんざりだった……今では、僕は彼女に感謝したいとさえ思っている。死のうが
生きようがどうでもいいと思っていた女に、僕は今、本気で感謝したいと思っている。
 彼女のおかげで僕は退屈しなかったし、これからの人生を考えるとワクワクする。もし、
彼女の家の個人情報を見逃していたら……そう考えるとゾッとする……もし、この世に
伏見宮家という皇族がいなかったら、僕はこの先もずっと、この退屈な人生を続けていた
のかもしれない。

 さて……そろそろバルビツールの薬効も終わりだ。
 ――選ばせてあげますね。僕も、ひとりは寂しいですから。
 岩渕さんは、これで自分が死ねると思っているのかもしれない。これで母親との約束を
果たせるのだ、とね。
 何で僕が知っているのかって? 
 ……自分から教えてくれたじゃないですか。バルビツールの服用過多による抗うつ症状、
悪夢にでもうなされましたか? 本心が口から漏れ出ていましたよ……。
 自殺願望の塊、それがあなたの正体です。決して善意で動いているワケではない、カネの
ために生きてきたワケではない、そう……あなたは、伏見京子を利用して死にたいだけだ。
 
 さぁ……最後の選択肢です。
 ――僕と共に行くか、僕に殺されるか、選んでくださいよ。

 僕の人生は……これから始まるのだ。これからのことを考えると、ひとりでに頬が緩んで
しまう。嬉しくて、嬉しくて、笑いを抑えることができない。
 一緒に来ます? 断れば、死にますよ? 
 これからだ。僕の人生は……これからだ。
 新しい名前と新しい世界へ、共に歩きましょう。
 なぜ、そんな誘いを? わかりませんか? 
 僕と一緒で、生に未練はないのでしょう? なら、決まりですよねえ……。

―――――

 唾液が口の中で血と混じり、とめどなく溢れる……。顔はだらしなく歪んでいる。
 ……ここはどこなんだろう? 体が揺れている……車の中なのだろうか? 運転している
のは誰なのだろうか? ……いや、そんなことは……どうでもいい……重要なのは……そう、
俺はもう死んでしまったのかもしれない、ということだ……。そう。それが重要だ……これで、
終わる。これで……終われる。果たせた……ようやく、約束が果たされるのだ……母親との、
最初で最後の約束が……あの、約束が……。そのために……そのために……俺は、俺は……
利用したのだ……あの女、伏見京子の、願いを、利用、したのだ……。

 京子――美しく、優しく、そして……俺を、殺してくれる女。
 京子――俺が死ぬ、その理由を与えてくれた女。俺に……死を……運んできてくれた人。
 京子――良かったな……目的が果たされて……俺も……嬉しいよ……。
「京子……ありがとう……俺を殺してくれて……ありがとう……ありがとう……」
 
 呻くように呟き続けながら、瞼を薄く開き、朝の光を瞳に射す。光はまだとても小さく、
そこからほとんど何も見ることはできなかった。だが……その小さな光の穴から、ひとりの
男の姿が見えてきた。運転席と助手席の間から見える、ハンドルを握る、スーツを着た男。
これは……この光景は……どこかで見たことがある。ほんの微かな記憶。だが、間違いない。
これはアイツだ。あの男だ。そうだっ! 川澄だっ!
 俺と同じ《D》で働き、俺と同じ支店長の役職を与えられた、俺の後輩である男……。
 
 声をかけようとしたその時だった――
 刈り取られるかのように意識が薄れ、また、ゆっくりと眠りが訪れる。あの男、《天使》の
オーナーに何らかの薬を注射されたのは覚えている……俺は助けられた、のか? いや、
そんなハズはない……そんなこと、あるワケがない……。

「……目的地に着くまでは、ゆっくりと寝ていたほうが良さそうですね。一応、鎮痛剤を
飲ませはしましたが……それにしても、すごいうなされようですね。……まぁ、おかげで、
イロイロとわかりましたケドね……京子さんのコトとかも……」

 川澄が何を言っているのかはわからない……。聞こえたのは、聞くことができたのは……。

「京子……」
 自分に死を運んで来てくれた女の名を呼びながら、岩渕はまた――微笑んだ。

―――――

《D》名駅前店の3階の応接室のソファの上で、京子は両手を固く握り合わせ、テーブルに
俯いて座っていた。自分の目が赤く腫れているのがわかる。自分が泣いていた姿を見つめる、
岩渕の目を思い出す。そう。……まるで絶望を望むかのような……退廃的な、どこまでも孤独で、
どこまでも悲しい目を思い出す。そして――彼が自分にしてくれたことを思い出す。
 
 彼は――私の話を真剣に聞いてくれた。
 彼は――私と一緒に居てくれた。
 彼は――《十四裏菊》を取り戻してくれた。
「彼は……私を守ってくれた……私を、助けてくれた、男の人なんだ……」

 そうだ。
 やっぱり、そう……なんだ……。
 瞬間――京子は心の中で泣いた。それから……全身に熱が巡り、心が震えるのがわかった。
 そうなんだ……。好きなんだ……。最初に見た時から、私は……彼のことが……。
「……私、伏見宮京子は心から……お慕い申し上げます……岩渕さん……」
 岩渕が手渡してくれたアタッシュケースを胸に強く抱き、自分自身に確かめるかのように、
京子は同じ言葉を繰り返した。「心から、お慕い申し上げます……岩渕さん……」

 ……どこにいるの? 
 ……会いたい……会いたいよ……。 
 会いたかった。会って伝えたいことが山のようにあった。
 そう。生まれて初めて、京子は人を愛していた。

―――――

 ……と、おそらくだが、伏見宮京子はそういう結論に至っているハズだ。
 川澄は思った。『川澄』という浮浪者の名を借りた、今はまだ川澄と名乗るべきだろうと
考えた男は、思った。念のために確認の電話をし、彼女の言葉を聞いて、確信した。
 伏見宮は岩渕を愛している。けれど、彼女は知らないハズだ。川澄は思った。
 岩渕は、彼女を利用して死に場所を求めていただけなのだと――。

 たぶん、彼女の岩渕への愛は、永遠に報われることはないのだろう……。
 たぶん、岩渕に必要なのは――新たな人生。少なくとも、『岩渕』のままでは、彼の心の
病は永遠に癒されることはないのかもしれない……。
 僕も、仲間が欲しいですしね……。
 ……僕ひとりでは、いずれ必ず破綻する……破滅して、惨めに、死ぬだけだ。
 近い未来の、その結末だけは、今の川澄にも容易に想像ができた……。破綻し、破滅し、
追い込まれ、追い詰められ、惨めに、泣き、喚き散らし、どこかの海か山に屍をさらす自分の
体を、――想像した。想像、してしまっていた……。


 愛知県と三重県の境である尾張大橋に隣接する水郷公園の駐車場に車を停め、ふと思った。
 ……彼女は、岩渕が消えたら泣くのだろうか?
 ……僕が消えたら、父は泣いてくれるのだろうか?
 ……『川澄』のために、誰か泣いてくれる人はいるのだろうか?
「……岩渕さん、あなたは、僕のために、泣いてくれますか?」
 こんなことを聞くのは初めてだった。こんなことを考えるのは初めてだった。こんなこと、
こんなことに……心が痛むのは、初めてのことだった。
 ……えっ?
 瞬間、全身が震え、息が止まる。
 ……今、何て、言いました?
 そっと振り向く。
 振り向いた先にいた男は、もう一度、教えてくれた。

―――――

―――――

 数日後――紀勢本線の列車の窓から、太平洋を眺めながら微笑む若い男がいた。

 男はひとりだった。ひとりでの旅だった。行く当てのない旅だった。どこかに故郷がある
わけではないし、どこにも戻る気はなかった。けれど、男は自分のことを寂しいとか、退屈だ
とは思わなかった。
 男には名前があった。それも自分の本名ではないけれど、昨日までと同じ名前を名乗る
ことができた。少なくとも、しばらくは、男の名前が警察や司法に追われる心配がない
からだ。
 数日前、男は仕事を辞めた。退職金を辞退すると申し出ての、依願退職扱いだった。宝石・
貴金属査定士としての登録は残っていた。これなら、どこの地でも仕事に困ることはなさそう
だった。それに――男はカネを持っていた。
 隣の座席に置いた旅行カバンには、どこかのお人好しから餞別としてもらったカネが1千万
ほど入っていた。他に――どこかの企業から拝借した貴金属などは、いっさい、入っては
いなかった。

 海を眺めながら、男は思い出していた。
 一目惚れをしてしまった女と、その女が運ぶトラブルで死のうとした男の話を……。
「……アンタの決断力と、運の良さに敬意を払って、せっかくイロイロ教えてやったんだ……
まあ……せいぜい、がんばりなよ……お姫様……」
 
 
 男はもう誰のことも考えなかった。住んでいた街も、働いていた会社のことも、育てて
もらった親のことも考えなかった。男は、これからの人生を思い描き――松坂駅で買った
黒毛和牛の駅弁を開け……口の中いっぱいにほおばった。

―――――

 浅く、途切れ途切れの眠りから、岩渕は目を覚ました。
 眠り? いや、いつものように眠ったという実感はなかった。だが、やはり眠っていた
のだろう。よくは覚えてはいないが、夢を見たという記憶だけが残っている……。
 全身が痛く、喉が猛烈に乾いていた。体を動かす気力もなく、岩渕は真っ白い天井を
ぼんやりと見上げた。
 ……ここは、病院か?
 瞬きを何度か繰り返したあとで、岩渕はようやく、自分の置かれている状況を理解した。
 ……確か、川澄と公園で話をして……それから? アイツは? どうした?
 強い日差しが窓のカーテンを照らしている。ベッドの脇には扇風機が置かれていて、
湿り気のある風を運んでいる。もうすぐ、夏、か……。
 ……公園のベンチで、俺は川澄に何かを渡したような……? ……と思ったが……もしか
すると、俺は見逃してもらったのか? ……なぜ?
 川澄との会話は夢じゃないと思うし……体中が痛くて、苦しくて、ひどく血も吐いていたし、
俺も、もう死ぬかと思った……これで、死ぬことができると、そう思った……なのに……なぜ?

 切れて割れた唇をなめる。この病院にいることは、京子や《D》のみんなは知っているの
だろうか? と思う。
「き……うこ……」
 かすれた声で、呻くように言ってみる。俺の自殺願望のために……利用した女……。
「京子……京子……」
 しっかりと名を呟く。彼女の名を口にすると、胸が押し潰されそうになる……だが、
それも、もうすぐ忘れるのだろう。彼女に会うことなど、もうないのだから……。
 元気でいるのだろうか? もう名古屋からは離れたのだろうか? そして今も……泣いて
ばかりいるのだろうか?
 
 蒸し暑い病室の中で、岩渕は京子の美しい顔を思い浮かべた。会いたい、と思った。
けれど、身勝手な目的で接した男が、どんな顔をして会えばいいというのだろう?
 岩渕は横向きに姿勢を変え、ぼんやりと、病室の入口を見つめ続けた。ほんの一瞬でいい。
ほんの一瞬、京子の顔が見られれば、それでいい。
 どれくらいそうしていただろう。
 病室の入口は解放されており、閉じられたカーテンが風にユラユラと揺れていると――
カーテンをめくって外から花束を持った若い女が出てきた。
「京子っ!」
 思わず岩渕は声を上げた。その声に、京子が驚いた。大きな目で岩渕を見つめる。その目に、
たちまち涙が溢れる。
「岩渕さんっ!」
 京子は花束を投げ出して岩渕のベッドに駆け寄ってきた。岩渕は背を伸ばして起き上がると、
胸に飛び込んできた京子の体を強く抱き締めた。
「岩渕さん、良かった……目が覚めて……本当に良かった」
 岩渕にすがりつき、子供のように京子は泣きじゃくった。「このまま目が覚めなかったら
どうしようって……どうしようって思ってて……」
 岩渕は京子を抱き締め続けた。知らぬ間に、彼の目からも涙が流れていた。
「……俺は……キミに言わなくちゃいけないことがあるんだ……俺は……最低なんだ……」
「……本当だよっ!」
 叫ぶように言うと、京子は再び岩渕の胸に顔を埋めた。「逃げろって言ったくせに……
自分は残ったり……こんなにケガしてるのに……救急車呼ばなかったり……私や《D》の人が
どれだけ心配したと思って……」
 京子の体を抱き、岩渕は無言で涙を流した。
「岩渕さん……心の病気、なんでしょ?」 
 岩渕の胸に顔を埋めたまま京子が聞き、彼は京子の背を抱き締めて頷いた。
「……一緒にいていい? 迷惑じゃない? これからずっと、ずっとずっと、私が一緒にいても
いい? 私と一緒に、病気を治してくれる?」
 涙でぐちゃぐちゃになった京子の顔を見つめ、岩渕は何度も頷いた。
「……言われるまでもないんだ。……私が治すんだ、私が一緒にいるんだ……」
 岩渕の胸に顔を埋めたまま、京子が呟いた。
 そんな京子の細い体を、彼はさらに強く抱き締めた。


 これから俺たちはどうなってしまうのだろうか?
 たぶん、俺たちの前には苦難が待っているのだろう。苦難だけが待ち受けているのだろう。
希望などない。けれど、希望は作り、生み出すことができるかもしれない。ならば、せめて、
信じよう。彼女が俺の希望だと、信じてみよう。
《D》で働く、ちっぽけな、男のすべてを――彼女のために、捧げよう。


「……私の、本当の名前はね……」
 俺の胸の中で京子がまた囁く。
 窓からの暖かな風が、彼女の髪を静かに揺らした。 



                                                                                       了









                      今日のオススメ 
          非常にアート性の強いMVです→  植田真梨恵「心と体」
                  問題作?です→  植田真梨恵「わかんないのはいやだ」
             スポーツドリンクっぽい→  植田真梨恵「ふれたら消えてしまう」 
                       
            
            植田真梨恵さん↑ 最終回、実は彼女を紹介するのは1ヵ月前から内定して
            いました(笑)……ホントええなぁ。
            見た目とは違う力強い発声と歌唱力……個性的な歌詞の歌も多いケド、不思議
            と違和感がない。男女問わず抵抗なく聞ける実力派シンガーです……が、
            知名度が未だ足りない。媚びたようなPVも多く、アイドル歌手のような
            扱いの印象も強い……何とか売れて欲しいケド……う~む。微力ながら、
            応援しますね🎶 ちなみに……伏見京子嬢のイメージモデルも、無許可かつ、 
            勝手にお願いしましたw




 お疲れサマです。seesです。
 最終回はいかがでしたかね? 正直、不完全燃焼気味ですが……後は皆さまのご想像に
お任せして……しかし……まぁ、反省点も多いです。岩渕と伏見以外のキャラが立っておらず、
またいつものテンプレキャラのオンパレード……一応、すべての事柄は文中に書いたつもりですが、
《よくわからん》《説明不足》でしたらスイマセン。……ちょこちょこは直していきたいです。
 できれば、教えて……そして……察して……眠いの……zzz

 そして、更新遅れてすいません。実は、一度全部作って
ボツにしました。ダラダライチャコラする場面が多くなっちゃって、ムダかな? と思い
全削除(笑)。また訂正繰り返します……。いつか全話読み返していただけると、幸いです。

 すべては『a』パートの出来が悪すぎたせいでもありますが……方向性の修正がうまく
いかず、キャラの設定が後付け気味(一応、ストーリーは完成済で作ってはいるのですが)、
うまく噛み合わなかった感は強いな……酩酊状態で作るのはヤメようかな……。
 7月は遊びと仕事で忙しいス。フォロワーさんたちの訪問は別ですが、新作投稿は7月イケる
かどうか……。名古屋場所楽しみだけど……好きな人みんな休場しちった……。

 次回はショート予定……久しぶりにちょいグロいヤツ作りたいケド……まぁ、いいか。
 でわでわ、ご意見ご感想、コメント、待ってま~す。
 少しだけ夏休みしますんで……ゴメンす💦 ブログでのコメントは必ず返信いたします。
何かご質問があれば、ぜひぜひ。
 短編02『姫君のD!』――
 ご拝読、ありがとうございました!!! seesより☘、愛を込めて🎵



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こちらは今話がオモロければ…ぽちっと、気軽に、頼みますっ!!……できれば感想も……。

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        なのはわかるが……ボリすぎだろ……。クソったれがぁ……。何なんだよ、
        コキンちゃんて……ドキンちゃんの親戚? そんなん知らねえぞ( ;∀;)クソォッ!!!

                                    了😠





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Last updated  2017.07.23 06:28:32
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