REIT投資について(2009年11月記載)元々株式投資を本格化させる前は、実物不動産投資を考えていました。 ただし、 借入金という何となく心理的に厄介なものを背負うこと デフレ傾向はしばらく継続しそうなこと 物件の検索に時間がかかり面倒なこと などから躊躇していました。 2008年の11月頃だと思いますが、ロイターのひとつの記事に目がとまりました。 ゴールドマンサックスがJ-REITを強く推奨している内容でした。 その記事の要旨に納得感を得たため、早速、東洋経済、週刊ダイヤモンドのREIT特集号を買い、HPで勉強し、実際の銘柄の決算短信等を読んで、 「さすがGS!」 と大いに納得。当時は超バリュー投資であることが判明しました。 私は用心深く、このスポンサーがいれば銀行はつぶさないだろう、という先の中から、分配金利回り(配当利回りと同義)が限りなく高い銘柄を複数選択して、3銘柄に投資しました。 また、2009年3月までに大きな借り換えがないなども注意して見極めました(期末貸し渋りを想定していた)。 このとき投資原資はすっかり傷ついた日本株の損切り代金です。損切りはするものです。 それから約1年、リターンはファンタスティックなものになっています。レバレッジなしで、実物不動産並みのリターンが出ています(規模は小さいけど)。 投資単価 同時価 リターン 分配金 分配金利回り% MID REIT 92,419 209,330 126.5% 17,330 18.75% プレミア投資法人 164,092 341,000 107.8% 29,040 17.7% アドバンスレジデンス 249,098 365,000 46.5% 25,000 10.3% ETF(野村) 805.43 978 21.4% 60 7.5% (直近100口当たり15円を4倍) (時価は11月5日現在) (分配金は直近予想×2) これでも各REITの稼働率や賃料引き下げによって、分配金利回りが低下しているので(MIDは25%近くあった)、今はこの辺がボトムラインと期待しています。 MIDのスポンサーに関西電力が就任し、ひと安心。 今後の方針 野村のETFの今回の予想分配金がやっとイメージ通りになってきました。これまでは野村に騙されたのではないか、と疑心暗鬼になっていました。 REIT市場は底打ち期待感からか、幾分改善傾向を示していますが、まだまだ予断を許さない状況は継続するでしょう。 前回の不況の時のけん引役だった外資はさっぱりでしょうから。 したがって、ゆっくりあせらずETF中心にそろそろ追加投資を考えていこうと思います。 |