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カテゴリ:腕時計関連
きのうの続きです。
球面ガラスを風防に使っている3つを並べてみました。

P1010042ed.jpg

左=サファイアガラス(シチズンプロマスター)
中央=ハードレックスクリスタルガラス(セイコー skx779、プラックモンスター)
右=ミネラルクリスタルガラス(ロベルタスカルパ 型番失念)

プロマスターはサファイアガラス採用ですが、決して値段的に高級時計ではありません。

また、「ハードレックス」の名称は一般名詞ではなく、セイコーが独自に開発した特殊なガラスです。
他社が勝手にこの名称を使うことはできません。

この写真で見ると透明度は

サファイア>ハードレックス>ミネラルクリスタル  ですが、
カーブの角度の違いが影響しているだけで、実際は 

サファイア>ハードレックス=ミネラルクリスタル

と考えてよいと思います。


ハードレックスの優れた点は、通常のミネラルクリスタルガラスと同じ透明度を維持しながら、「硬度」(=傷に対する強さ)と「強度」も増している点です。
サファイアガラスは透明度、硬度においては優れていますが、割れやすいのが弱点であり、この弱点克服がハードレクス開発の出発点だと聞いています。
セイコーはダイバー用腕時計にハードレクスを使いたがるはずですね。
でもこの割れにくいガラスの採用もセイコーのダイバーズが国際的に名声を得ているひとつの理由だと思います。

ちなみに球面ガラスを採用しているダイバーズウォッチの場合は、潜水した際の時計内圧を均等にするためガラス内側は平面になっているそうです。

前回と今回の日記では<球面ガラス>を取り上げましたが、<平面ガラス>ならこれほどあからさまな差は出ませんので、時計を選ぶ際には平面ガラスであるなら、さほど神経質にならなくてもよいかと思います。
僕としは、メーカーに対しては、ミネラルガラスを球面にしないで欲しい、と要望したいです。


基準をミネラルクリスタルに置くと次のように整理できます。

・サファイア=傷に強い。透明度が高い。割れに弱い。
・ハードレックス=傷にやや強い。透明度は同程度。割れに強い。

予備知識としてはこういう認識でよいか、と思います。

余談ですが、最も「割れに強い」のはプラスチック風防です。
弾力性があるからですね。
軍用時計や宇宙用時計などにいまだに用いられているのはこの割れに対する強度が買われてのことです。
もちろん透明度はミネラルガラスよりもさらに低くなりますし、さらには経年劣化のスピードも早いという弱点があります。

強度、硬度、透明度、のすべてに強い「ダイヤモンド風防」を望む人がいてもおかしくありませんね。
ひょっとしたら、すでに存在していて、アラブの王様あたりが持ってるかもしれません。








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Last updated  2008.04.20 14:35:32
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