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テーマ:メンズが面白い(708)
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~みなさん、明けましておめでとうございます。
所帯じみたものにならないようにだけは気をつけて、今年も淡々と綴って行きたいと思いますので、おヒマな時にいらしてください。 では今年もよろしくお願いいたします。~ 新年一発目は腕時計レビューから。 去年の事になってしまったが、キャリバー<6R15>を載せた「SARB」を品番に持つSARBシリーズとも呼ぶべき機種が出て、そのうちのひとつを購入したのでその感想を。 買ったのは<sarb035>の白文字盤。 色合いが写真ではわかりにくいのでちょっと説明をしておくと、白と言うよりクリーム色とかアイボリーと言った方が正確な色合いであり、加えて若干の光沢を帯びていて文字盤の中心から放射状に細かいラインが伸びている。 言ってみればメタリック・アイボリーという色の文字盤である。 とても落ち着いた印象だ。 冬になるとなぜか保守的なデザインが恋しくなる。 気まぐれで紺色&白ステッチの革ベルトに換えてみたが、これもなかなかいい感じである。 客観的に見てみると、いろいろ考えたり感じたりしながら辿り着いたのは、これ以上ない、というほど凡庸なデザインのおっさん時計というオチ。 今まで何をやってきたんだろうか?とさえ思う。 価格は32000円ほどで<セイコー5>が3つか4つ買えるほど。 セイコー5が機械式の「入門機」なら、セイコー・メカニカルシリーズはさしずめ「初級機」といったところか。 同じ自動巻き機構である<セイコー5>との違いは何かと言えば主に以下の通りである。 ・ガラスがサファイア ・手巻きとハック機能がついている ・ブレスレットがフラッシュフィット部分を含めてステンレス無垢 ・ムーブメントの精度が高い セイコー5に僕が兼々持っていた不満を見事にクリアしている。 最低限のクオリティーは欲しいという大人向けの機種だと言えると思う。 ただ、メカニカルシリーズは種類が少なすぎて、選ぶ楽しみ、というものがファイブに比べると格段に劣るのが難点だ。 ブレスレットはオイスター風で面取りがきちんとされており、部分的にも全体的にも流線型で腕にしっかりと馴染む。 いくらステンレス無垢でも面取りなどがきちんとされてないと、単に重たいだけなものだが、このブレスは質感が高い。 バックル部分も全部ステンレス無垢で頑丈にできている。 ワンプッシュ式だから取り外しの際の使い勝手も良い。 竜頭が大きめで回しやすい。 そのうえ、巻き上げが軽い。 ネジ込み竜頭ではないので、時刻合わせなどの際に<引き出し・押し込み>が瞬時にできてこれまた使いやすい。 ネジ込み竜頭ではない、と書いたが、防水性能はJISをクリアした10気圧防水である。 十分実用的と言えるだろう。 裏蓋に<10bar>と表記してある。 (海外モデルの<なんちゃってMADE IN JAPAN>機種だと<100M>と国内向けでは許されないはずの表示がされている。) 精度(=正確さ)なのだが、このムーブメント6r15と言うのは、セイコー5に乗っけている7s26を改良した物だ、と聞く。 だがそのわりに精度が良すぎるのだ。 機械式なのでそのうち日差は出てくるだろうが、今のところ日差は±1秒という驚異的な精度を保っている。 同じ6R15で動くセイコースピリットのメカニカルモデルである「SCVS003」を入手して一年あまりが経つが、精度は今もこの「SARB035」と似たり寄ったりなので、偶然2つの当たり機種を引いたとは思えない。 6R15は、少なくとも公称スペックより精度は高いとみなしてよいと思う。 このセイコーという会社は、ひょっとしたらとんでもない会社かもしれない、という気がしてきている今日この頃だ。 実を言うと今回買った「sarb035」は、スピリットのメカニカル「SCVS003」の色違い機種を買うつもりで買った。 このSARB033とSCVS003は実に良く似ている。 そこで次回はこの2機種を比較したいと思う。 *長くなったので、2回に分けます。 本日はこれまで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.01.09 22:36:53
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