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テーマ:メンズが面白い(708)
カテゴリ:腕時計関連
今さらながら・・と言う気もするが、つい先日セイコーダイバーズ<ブラックボーイ>SKX007 を買った。
セイコー自動巻き10本目で、そのうちダイバーズは3本目ということになる。 久しぶりに楽天のショップを利用。高知の「加藤時計店」さんから買った。 ここで買うのはたぶん3回目である。 <ブラックボーイ>はこれまで何度もウェブ上や時計屋の店頭で見かけ馴染みがあったが、実物を手にしてみると意外とシブくてチャラチャラしていない。 これならいつでもどこでも使えそうだ。 1・セイコー特有の「矛矢針」 2・大きな水玉インデックス この2つが<ボーイ>を是非手に入れたかったポイントだった。 ダイバーズウォッチの基本形。 <まじめなダイバーズウォッチ>という印象だ。 本体42ミリに対して、ラグ径は22ミリと太い。 ここら辺がダイバーズ仕様だ。 やがては純正のウレタンベルトを取り寄せたいと思う。 きっと似合うことだろう。 今回の買い物で<ペプシベゼル>(=ネイビーボーイ=skx009)とどちらにしようか、散々迷った。 無難な「黒」を選択したが、この勢いだと結局そのうち<ペプシ>も買ってしまうかもしれない。 そうなるとウレタンバンドだけ買ってしまうのは勇み足な行為となってしまう・・・。 skx009をウレタンバンドのモデルで買い、バンドを交換して使えば事足りるからだ。 しかもそのやり方なら、2つの時計で4つのスタイルが楽しめることになる。 迷うところなのだ。 ムーブメントは言わずと知れた7s26。 マレーシア工場で作られ、本体は中国で組み立てられたらしい。 以前も何かで書いたが、セイコーの逆輸入自動巻き腕時計はオートメーションで組み立てられておりロボットが作っているのでどこで作っても製品に差はない。 インドネシアだろうがシンガポールだろうが同じことだ。 1日目の日差は+5秒。2日目は+4秒。 普通は+20秒くらいなので、7S26にしてはかなり出来がいい個体だろうが、今や日差は、はっきり言ってどうでもよい。 日差を調べてみたのは初期不良でないことを確かめたかっただけだ。 ・コチコチ音が小さい。 ボーイは全部そうなのだろうか? この点は自分としては好みではない。 バンドは「ステンレス無垢」に見せかけた板巻きステンレスバンド。 横から見るといかにも「無垢ベルト」に見えるが、<ふた>をしてあるだけである。 持ってみると軽いし、摺れるときの音がシュルシュルいうので無垢でないとすぐにわかる。 その質感はステンレスというよりアルミニウムに近い。 コマとコマの間が開いており、時計を横に置くとベルト部分がへちゃけてしまう。 「板巻き」なのに「無垢」に見せる・・。 考えてみると、このベルトは「珍品」と言える。 確かに安物かもしれないが、芸が細かいではないか。 エッジも滑らかになるように加工してある。 わざわざ安価なものにこんな手の混んだ細工をするあたりはいかにも日本のメーカーらしい、と思ってしまう。 このジュビリー風味の金属ベルトは回転ベゼル側面のギザギザとうまくマッチしておりデザイン的には悪くないと思う。 回転ベゼルは硬すぎず柔らかすぎず、30秒間隔でクリックできる。(通常は1分間隔である。) もちろん逆回転防止ベゼルで左にしか回らない。 ここはモンスターと同じ。 上記と一部重なるが、ついでなので手持ちの海外セイコーダイバーズのモンスターシリーズとの共通点を挙げてみると・・。 ・キャリバーは7s26 ・夜光塗料がとても明るい。 ・4時位置ネジ込み式竜頭。共に太くてデカくて回しやすい。 ・200Mダイバーズウォッチで、水道水くらいは屁のかっぱ。 「海で使ったあとは水でジャブジャブ洗え」と取説にも書いてあるほどの防水性能である。 ・バネ棒が2.5mmと太い。ダイビングを前提としている仕様である。 違っているのは主にベルト部分。(別機種なのだから本体のデザインが違うのは言うまでもない。) バックル部分は2重ロック式だが、プッシュ式ではない。 バックルはモンスターのベルトよりかなり劣る。 バックルに収まる金属(湾曲した2つの金具)の質だけをとってみても、明らかに違っていてモンスターの方が上である。 モンスターは金属ベルトがしっかりしている上、エクステンションも付いている。 同じムーブメントを載せて売値はほとんど同じなのに、ベルトの質の差は何なのだろう、と思ってしまう。 ベゼルガードがないという点で「頑丈さ」はモンスターに劣るが、ベゼルガードを付けたらデザイン的に<ボーイ>ではなくなってしまうだろう。 あえてまとめてみると<「ボーイ」はベルトはちゃちいが、本体はすばらしい>となる。 ちゃちいベルトにも日本のメーカーらしいマメな仕事ぶりが詰まっていると思うと、この手のベルトも敬意を表して1つは持っておくべきで入手してよかったと思える。 ただし2つは要らない。(笑) 僕の買い物履歴としては、ブラックモンスターが2年前、オレンジモンスターが去年、そして今年はこれ、ということになった。 今は7月。 <ボーイの季節>の到来だ。 1万5千円で今年の夏はウキウキ過ごせる。 17万もするバカデカなテレビより、こっちの方がよっぽど魅力がある。 さあ、安上がりな人生に乾杯だ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.07.07 22:59:52
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