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カテゴリ:腕時計関連
さて、このブログ何ヶ月ぶりの更新になるのだろうか?
更新しました! などとは、申し訳なくて言えないくらいのごぶさたなのだが、それでもまったく何もしないよりは若干マシだろうと思うので 人知れずこっそり更新しておきたい。 今日は思わず買ってしまった一品をご披露。 この写真では白と言っても通るかもしれないが、実際はシルバーといったほうが近い。 セイコー・プレサージュラインにあるメカニカルシリーズのひとつで、型番は SARX001 。 ムーブメントは「6r15」。 日差は5秒以内である。 このムーブメントを載せた機種はこれで3機目の購入となったが、どれもこれも日差5秒以内である。 この「6r15」ムーブメントの優秀さはもはや疑うべくも無い。 たまたま当たりを引いた、という確率は超えてる。 クロノメーター級の精度である。 カタログにおける数値は批判回避のための「遠慮」が入っているのか何かで、控えめに書いてあるだけだと断定していいと思う。 スイスのメーカーはクロノメーターであることを得意げに宣伝しているわけだが、セイコーはそういう下衆なことはしない方針のようだ。 セイコーという時計メーカーの、品質に対してあくまで誠実であろうとする控えめな態度に心から敬意を表したいと思う。 ただ、逆にもう少しアピールすべき点はきちんとアピールして、多少なりとも商売上手であってほしい気もする。 話を戻して SARX001。 こいつは一目惚れだった。 実売で5万円を少し超える程度だった(今はもう少し安く入手できる)ので、僕にとっては決して安い買い物ではなかったが何のためらいもなく買ってしまった。 あとのことを考えないのは僕の悪い癖である。 (でも、たまにはドーンと買わないとね。) 僕が気に入った点は何と言っても文字盤の立体性にある。 6と12のローマ数字が大きい点も気に入ったのだが、その文字の立体感は際立っていて美しい。 立体的なのは数字部分だけではなく、インデクス部分も同様である。 文字、棒型のインデクス、そして針。 これらはすべてポリッシュ加工であり、立体的であり、それぞれが存在感を放っている。 ガラスはサファイアクリスタルであり透明度が高く、ポリッシュ加工されたそれらの文字、インデクス、針の反射光をよく外に伝える。 一言で言えばきらきらしている。 しかしながら、写真でもわかるとおり決して派手ではない。 一見地味だが、よく見ると造りが細かく高級感がある。 そんな風によく見ないと良さがわからないあたりが、大人の時計という感じがして自分の満足感をより確かなものにする。 色はシルバーだが、文字盤のベースカラーは「白」の印象が強い。 ただ文字盤などが上記の通りキラキラなので全体としてはやはりシルバーかな、という感じ。 黒文字盤もある(型番はSARX003)のだが、視認性を考え今回はシルバーにした。 腕時計において視認性がよい文字盤の色は白かシルバーであり、黒は確かにかっこいいのだがこれまでの経験上、針が見づらいという印象が強い。 ガラスはサファイアクリスタルだがドーム形状である。 これも好みが分かれるところだろうと思う。 斜めから見たときに、文字盤がゆがんで見えるはいやだ、という人もいるはずである。 そんなひとには SARY019 をおすすめしたい。 http://watch-tanaka3.sub.jp/seiko/SARY019/ (←田中時計店さんのページ。楽天外のサイトです。) 実はSARY019もSARX001と同様に一目惚れした機種であり、どっちを買おうか大いに迷ったのである。 値段はSARYの方が2万円ほど安いし、針の形状も同じ(ドルフィン針)だし、ローマ数字をあしらってある点も同様だ。 文字盤の立体感こそないが、そこにこだわらなければこちらもいいと思う。系統としては同じなのである。 ケースサイズもこちらは42ミリと1ミリ小さいだけ。 昨今は腕時計のケース径は大きくなる一方だが、この機種も時代の潮流に乗っていて、ノーマルのセイコー5などと比べれば一回り大きいが、 ドームガラスが苦手な人でシルバーの文字盤に魅力を感じる人はこちらの存在もお知らせしておきたい。 なお、同系の黒文字盤の型番は SARY021。 セイコーのメカニカル時計はカテゴリーがひとつにくくられていない。 今回話題にした機種は<プレサージュ>のラインであり、<セイコーメカニカル>シリーズを検索しても出てこない。 じゃあ、なんでわざわざメカニカルシリーズを作ったのか?という話になってしまう。 カテゴリーに一貫性がないのは相変わらずのようである。 ここら辺も消費者側から見れば煩雑でわかりにくいしいい製品があっても見逃しやすくなってしまう。もう少し考えてもらいたいと個人的には思う。 これまでに買ったどの機種よりも立体的な文字盤である。 針には夜光塗料は付いていない。 夜光塗料は結構変色が早いので、その点を顧慮したものと思われる。 ちなみにグランドセイコーの針にも夜光塗料は載っていない。 このあたりは、夜光塗料がないといやだ、という人と、いや、むしろあるといやだ、という人で好みが分かれるところだろうと思う。 SARX001 。 こいつを実際手にしてしまうと、写真で見るよりもはるかに満足感は高い。 適度にずっしりとした重み、カチカチと中身の詰まった音のするステンレス無垢のブレスレット。 自分で言うのもなんだが、いかにも仕事が出来る男がつけてそうな時計に見えてしまう。 僕の腕に巻かれた腕時計を見て、おっ!こいつ仕事できるな、と誤解してくれたらラッキーなのだが・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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