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カテゴリ:2007年07月読書
[1] 読書日記
梨木香歩 「家守綺譚」(新潮文庫) を読了。 人の価値観はそれぞれで、本の値段と内容には函数が成立しないことも、分かっている。 分かっちゃいるが、この380円(本代。税込み)はあまりに安すぎる。 安く良いモノ買えたのだからラッキー、という域を遥かに超えて、逆にうしろめたい。 詐欺行為で騙し取ったかのような、変な罪の意識すら芽生える。 同時に、今まで読んできた面白くもなんともなかった本に対して、詐欺行為に遭って金 を騙し取られたような、被害意識が強く芽生える。 叶うならば、そのしょーもない本の実際の値段から、自分が思うところの値段を引いた 差額分を、この本に足して作者に渡したいほど。 そんな風に思わせる本だった。 2005年本屋大賞第3位の本。 ちなみに、その年(2005年)の本屋大賞は、 大賞 「夜のピクニック」恩田陸 2位 「明日の記憶」荻原浩 3位 「家守綺譚」梨木香歩 4位 「袋小路の男」絲山秋子 5位 「チルドレン」伊坂幸太郎 詳しくは → http://www.hontai.jp/history.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年07月02日 13時26分22秒
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