ホテルと旅館の批評

利用時期：　2008/2月下旬（1泊）
部屋タイプ： 桧風呂付貴賓室「12.5帖＋6帖＋テラス＋桧風呂付」
星：

　　日本の宿　坐漁荘

　1週間前にキャンセルが出たようで、すぐに予約して行きました。子供は大浴場が好きなのですが、妻はそうではないので、桧風呂付の部屋を予約しました。露天風呂付の部屋もありますが、我が家ではあまり好きではないので、露天風呂付きの部屋はあまり選びません。

　部屋にある檜風呂はこんな感じです。大きくはないですが、外が見えるので開放的です。




　到着すると、ロビーで抹茶サービスがあります。そして、部屋に入った後、またお菓子（胡麻羊羹）とお茶がでてきます。それから、またお菓子が（旅館で売っているお菓子のセットです）、そんなにいらないのですが。

　部屋は広々としてます。２階の部屋で窓が全面ガラスなので開放感が高く、周りは木に囲まれているのであまり外から視線は気になりません。６畳の部屋は掘り炬燵でした。天井がすこし高いのも、広く感じる理由でしょう。今までのなかで一番感じがいい部屋です。

　旅館の大浴場は２４時間入れるところがひとつですが、朝と夜で男女が入れ替わります。サウナも付いてます。部屋数が少ないこともあるのでしょう、あまり人が入ってはいません。それでも、オーストラリア人と同じになったときは、子供は英語にちょっと緊張してましたが。

　露天風呂は２か所でこれも入れ替わりです。この時期は露天風呂は最初は寒いので、大浴場に併設してあれば、最初に体を温めてから入れるのでいいのですが、ここは露天風呂単独なので、冬はちょっとどうでしょうか。

　もうひとつ、天井露天風呂があります。２人が入れるくらいのサイズですが、２階の屋根の上から海を眺めながら入れます。カップルにはよいでしょうね。これは、予約なしで空いていると入れます。

　料理は、メインが選べるコースにしたので、アワビの踊り焼きにしました。食前酒をいれて１３品です。名前入りでメニュー表が添えてあります。全般的に量も多く十分においしいです。最後の蟹飯が食べきれなかったのが残念でしたが、どうしても多くなりがちな旅館の食事はしかたないですね。子供は、大人の70%の料金ですが、食事内容はほぼ同じです。メインがハンバーグでしたから、品数よりも材料費が70%ということでしょうか。

　食後に夜食として、チーズケーキを持ってきてくれました。さすがに食べきれなくて、冷蔵庫にいれて、翌日のチェックアウト前に食べました。　すっぱいクリームチーズの上に餡子がのっていたけど、あまり甘くなく食べれました。

　起きた時は、オレンジジュースとお茶に、梅干しに塩と日本旅館の定番ですね。

　朝食は、遅めにして朝風呂の後だったので、食べ切れました。ワタリガニの味噌汁がおいしかったです。アジの開きも、焼いて食べます。朝のお刺身は余分な気もしますが、しまあじはおいしかったのでいいでしょう。

　チェックアウトの時に、旅館の前で写真を撮るサービスがありました。写真ができるまで、黒豆茶とお菓子をまたもらいました。もう、お菓子食べすぎ。

　値段やサービスを考えるともう一度来てもいいと思える旅館です。 値段はけして安くないですが、人気になるのがわかる気がします。お忍びなら、三養荘で、家族なら坐漁荘ですね。　お忍びでなんか行けませんが。

　唯一の欠点はちょっと遠いということでしょうか。中伊豆スカイラインを使わないと国道１３５号は渋滞続きで大変ですから。あまり渋滞がひどいので、伊東からは大室山を抜ける道を使いました（来週は、大室山の山焼きですから、もっと渋滞しそう）。中伊豆か湯河原あたりにこれくらいのところがほしいですね。