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カテゴリ:クラシック輸入盤
HMC 901961 \2250
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲 (1)第1番 ニ短調 op.49 (2)第2番 ハ短調 op.66 トリオ・ワンダラー ラ・フォル・ジュルネ音楽祭に今年も来日し、ますます聴衆をとりこにしてい るトリオ・ワンダラー最新盤は、メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲。高貴な 薫りに満ちた弦楽器は、まさに「美のツボ」をおさえた音色。官能的で時にむ せび泣くような表現に引き込まれます。ピアノがまた素晴らしい!たとえば第 2番のスケルツォ楽章で、真珠の粒のように美しく転がる音が、弦とたわむれ、 時に熱いうねりとなって盛り上がる様子は、神がかりともいえる美しさです。 トリオ・ワンダラーが誘う、たまらなく官能的でディープなメンデルスゾーン です。 HMU 807441(SACD-Hybrid) \2300 ガーシュウィン: (1)ヘ調のピアノ協奏曲 (2)ラプソディー・イン・ブルー (3)キューバ序曲 ジョン・ナカマツ(P) ジェフ・タイジック(指) ロチェスター・フィルハーモニック管弦楽団 のだめやラ・フォル・ジュルネで何かと話題の作曲家、ガーシュウィンの作品 集。指揮にジャズ界でも活躍している大御所タイジック、ピアノに強靭なテク ニックとパッションのピアニスト、ジョン・ナカマツという組み合わせのガー シュウィンが悪いはずがない!一曲目のヘ調のピアノ協奏曲は、ラ・フォル・ ジュルネ音楽祭で小曽根真が演奏、大いに盛り上がったものでした。ラプソ ディー・イン・ブルーの冒頭のオケもバッチリ決まって、続くピアノによる有 名な旋律も、絶妙なリズム感とテクニックに裏打ちされたもの。キューバ序曲 では、タイジックならではのジャズへの深い読み込みにオケが見事に応えてお り、他では得がたい壮大な演奏となっています。思わず踊り出したくなる楽し い一枚です。 <GRAND SLAM> GS 2022 \2250 ブルックナー:交響曲第7番ホ長調(改訂版) ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 録音:1949年10月18日ベルリン・ダーレム、ゲマインデハウス Source: HMV (France/ LA VOIX DE SON MAITRE) FALP852/FALPS853 ■ 制作者より このディスクの演奏は1965年7月にフランスHMV(LA VOIX DE SON MAITRE)か ら発売された2枚組LP、FALP852/FALPS853より復刻したものです。このLPはオ リジナルのモノラルでカッティングされており、しかも第1面に第1楽章、第2 面に第2楽章、そして第3面には第3楽章と第4楽章と余裕のある面の切り方をし ています。ほぼ同時期に発売されたドイツ・エレクトローラ盤(STE91375/8)、 日本盤(AA9131/4)も面の切り方はフランス盤と同じですが、これらはとも に疑似ステレオ化されていました。1968年に遅れて発売されたイギリス盤 (HQM1169)はオリジナルのモノラルでカッティングされてはいたものの、 LP1枚両面に詰め込んだ窮屈な音質でした。従いまして、このフランス初期盤 はオリジナルの音質を最も忠実に伝えるものとして珍重され、近年の市場価格 は14-16万円と高騰しています。今回復刻するにあたり、望みうる最上の結果 を得るためにそのフランス盤を2組用意し、楽章単位でノイズの少ない箇所を 取り出し、盤に刻まれた情報を忠実に再現するようにリマスタリングを行い ました。1949年の放送録音ゆえに、さすがに1950年代のスタジオ録音のような 飛躍的な音質の向上は期待できないものの、既発売盤よりも明瞭で繊細、か つ奥行き感の優れた音質を実感していただけると思います。 (平林直哉) ■ 解説書の内容 このフルトヴェングラーの演奏で使用されているのは改訂版です。この改訂版 はノヴァーク版(原典版)と実質的には全く同じものですが、その違いについ て具体的に触れてある文献は少ないので、今回はそれについて譜例をあげてわ かりやすく説明しています(第1楽章のみ)。その他フランス、イギリス、日 本のそれぞれ初出LPのジャケット写真、発売当時の広告も掲載します。 <CASCAVELLE> VEL 3111 2枚組 \4160 シューマン:交響曲全集 第1番変ロ長調Op.38「春」/ 第2番ハ長調Op.61 / 第3番変ホ長調Op.97「ライン」/ 第4番ニ短調Op.120 アルミン・ジョルダン(指) スイス・ロマンドO. 録音:1989年9月、1990年2月&3月 ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール このアルバムの内容は「楽園とぺリ」に続いて、ジョルダン&スイス・ロマン ドによるシューマン第2作として、かつて仏エラートからリリースされていた ものです。昨年世を去ったジョルダンを追悼してCASCAVELLEから復刻のはこび となりました。あらためて聴き直してみると緩徐楽章の美しさには大きく魅か れるものがあります。プロデューサーがミシェル・ガルサンと、エンジニアが ジャン・シャトレのコンビによる録音というのもポイント。 VEL 3110 2枚組 \4160 シューマン:オラトリオ「楽園とぺリ」Op.50 イーディス・ウィーンズ(S:ぺリ)シルヴィア・エルマン(S:若い女) アンヌ・イェヴァング(A:天使)ロバート・ギャンビル(T) クリストフ・プレガルディエン(T:若者) ハンス=ペーター・シャイデッガー(Br:ガツナ、男) ロマンド室内Cho.、ローザンヌ・プロ・アルテCho. (アンドレ・シャトレ合唱指揮) アルミン・ジョルダン(指)スイス・ロマンドO. 録音:1988年10月ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール 「管弦楽の年」1841年の8月に着手し、1843年に完成をみたシューマンの自信 作であるオラトリオ「楽園とぺリ」。かつて仏エラートより出ていたこの録音 は、ジョルダン持ち前の穏当な表現が作品のもつ幸福なムードとマッチした名 演奏として知られていたものです。廃盤となって久しかっただけにこのたびの 復活は喜ばしいところです。録音スタッフは、ディレクターがミシェル・ガル サン、エンジニアがジャン・シャトレの名コンビ。 VEL 3113 \2080 シューベルト:ミサ曲変ホ長調D.950 オドレイ・ミシェル(S)ブリギッテ・バレイズ(A) アルド・バルディン(第1T) クリストフ・ホムベルガー(第2T) ミシェル・ブロダール(Bs) ロマンド室内Cho.、 ローザンヌ・プロ・アルテCho.(アンドレ・シャトレ合唱指揮) アルミン・ジョルダン(指)スイス・ロマンドO. 録音:1987年5月ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール ふんわりと温かいキリエの斉唱が優しく包み込む、シューベルトが最晩年に書 いた最後のミサ曲。ジョルダンの手堅い棒のもと素朴な美しさがめいっぱい引 き出されています。プロデューサーはミシェル・ガルサン、エンジニアはヨラ ンタ・スクラ。かつてのフルプライス(旧番号VEL.1056)からミドルにプライ スダウンしてカタログに復活です。 <KII> KDC 5022 \2300 輸入盤(naive) 日本語解説・訳詞付 艶舞(ダンス)-ローラン・コルシア (1)ステファン・グラッペリ(コルシア編):ヴァルスーズ (2)ブラームス(コルシア編):ハンガリー舞曲第1,2,4番 (3)ドヴォルザーク(クライスラー編):スラヴ舞曲第2番 (4)シコ・ブアルケ(サンチェス編):すべてのために (5)ヴィエニャフスキ:華麗なポロネーズ第1番ニ長調 (6)ラヴェル:ハバネラ形式による小品 (7)ミシェル・ポルタル:甘いヴァルス (8)ピアソラ:1930年のカフェ-「タンゴの歴史」より (9)アルベニス(クライスラー編):タンゴ (10)チャイコフスキー:ヴァルス=スケルツォ (11)ジノ・フランチェスカッティ:ポルカ (12)ファリャ(クライスラー編):スペイン舞曲 (13)ルノワール&シャルル(コルシア編):ラ・ヴィレット ローラン・コルシア(ヴァイオリン) ジャン=エフラム・バウゼ(ピアノ) ミシェル・ポルタル(バンドネオン、バス・クラリネット) クリスチャン・リヴェ(ギター) レオナルド・サンチェス(ギター) アルノー・ブキティーヌ(チューバ) シリル・デュピュイ(ツィンバロン) ゲルガナ・テジイスカ(コントラバス) ジュリー・ドパルデュー(ヴォーカル) 確実な技術でおしゃれな音楽を楽しませてくれるローラン・コルシアが、古今 東西の「ダンス」にまつわる名作に挑戦しました。コルシアならではのオトナ の色気とあつい情熱で、どの曲にも不思議な魔法をかけています。選曲のみな らず伴奏もまたオツ、「ハンガリー舞曲」には民俗楽器ツィンバロンも参加、 コルシアのむせび泣くような音色と相まって郷愁をさそいます。往年の名画 「天井桟敷の人々」の主題歌「ラ・ヴィレット」は名優ジェラール・ドパル デューの愛娘にしてコルシアの愛妻ジュリーの歌、コルシアもフェロモンたっ ぷりの助奏を付け、婦唱夫随ぶりを見せてくれます。 KDC 5023 \2300 輸入盤(Integral) 日本語解説・訳詞付 (1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番 ト長調 K.453 (2)同:二台のピアノのための協奏曲 変ホ長調 K.365 (3)J.S.バッハ:2台のピアノのための協奏曲 ハ短調 BMV1060 エリック・ハイドシェック(ピアノ)、 (2)(3)ターニャ・ハイドシェック(第2ピアノ) 田部井 剛(指)カメラータ・ジオン 録音:2005年6月26日/トッパンホール 「幻の宇和島ライヴ」復刻シリーズが大評判で、最ブームの感のあるハイド シェック。その彼が2005年に日本で行なった協奏曲ライヴ。それも他に録音の ないモーツァルトの17番というのが嬉しい限り。演奏は期待以上で、ハイド シェックならではのスリリングな妙技を堪能できます。ターニャ夫人との2台 用協奏曲も、まるで独りで弾いているかのごとく息のあったアンサンブルを 聴かせてくれます。ハイドシェックが高く評価している田部井剛指揮カメラ ータ・ジオンの好サポートぶりも注目です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/05/29 07:51:36 PM
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