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カテゴリ:クラシック輸入盤
<LABORIE>
LC 08 ¥2280 「Entre ciel et terre(天と地のあいだに)」 アルブレヒツベルガー(1736-1809):器楽作品集 (1)口琴、ヴィオラ・ダ・ガンバと弦のための協奏曲 ホ長調(1771) (2)3声のディヴェルティメント ヘ長調 -ヴピッコロ・ヴァイオリン、ヴァイオリン、ヴィオール (3)ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのためのソナタ op.11-1 ハ短調(1794) (4)3声のディヴェルティメント へ長調 -ヴィオラ、チェロとヴァイオリンのための (5)2つのヴァイオリン、2つのヴィオール、2つのチェロ(ヴィオローネ)の ためのソナタ ニ短調 (6)ヴィオラ・ダモーレ、フルート、ヴィオローネのためのパルティータ ニ長調(1773) (7)2つの声部のためのソナタ第2番 ト長調(1799) クリストフ・コワン(指&チェロ) モザイク弦楽四重奏団 アンサンブル・バロック・ド・リモージュ アルバン・パウルス(口琴) 録音:2009年9月ウィーン美術史美術館;2009年11月パリ、サン=ルイ聖堂 コワン率いるLABORIEレーベルの最新盤は、「ベートーヴェンの師」として歴 史に名を残しているアルブレヒツベルガー作品集。古典派時代を中心に、あ まり光のあてられることのない作曲家や作品を取り上げているLABORIEレーベ ルが、「作品の評価はいまひとつ」とされがちなアルブレヒツベルガーの作 品たちの大名演を展開しています!注目なのが1曲目の口琴のための協奏曲。 アンサンブルの典雅な弦楽器の序奏につづき口琴がおもむろに「びよよよよ- ん」と登場するのがなんともいえずユーモラスですが、次第にとんでもない 超絶技巧が展開されていることに気づかされ、ただただ圧倒されてしまいま す。この口琴のための協奏曲は、口琴の名手で皇帝が教会を訪れた時にも演 奏する栄誉にあずかった僧侶のブルーノ・グラッツルのために書いたもの。 これだけの作品を書いたとは、相当な名手だったのでしょう。ここで演奏し ているアルバン・パウルスはオーストリアにルーツをもつドイツ人。クラリ ネットから音楽を学び始め、間もなく口琴の勉強を始めました。幼いころは ヨーデルの名手でもあった彼ならではの、歌心とテクニックの絶妙なブレン ド具合が大変見事です! アルブレヒツベルガーは、ハイドンに「今日ウィーンにおけるすべての巨匠 のなかで最良の教師」と言わしめ、ハイドンが、ベートーヴェンをアルブレ ヒツベルガーに弟子入りさせました(1794-95の間)。モーツァルトも、シュテ ファン大聖堂のオルガニストをつとめていたアルブレヒツベルガーの演奏を 聴いて、彼の演奏が他の演奏家の評価をする基準となりうると、コンスタン ツェへの手紙の中で言っています。(ちなみに、このCDのタイトルの「天と地 の間で」は、このシュテファン大聖堂のオルガンの音域のことをさしていま す。)また、アルブレヒツベルガーは、バッハの平均律クラヴィアー曲集の フーガのほとんどの写譜や、北ドイツのその他の重要な作品の楽譜を保持し、 それらを弟子たちに伝えることで、古典派の形成に非常に大きな貢献を果た したといえるでしょう。自身多くの作品(284の教会音楽、278の鍵盤曲、193 曲以上の器楽曲)を残していますが、彼の作品の評価は歴史に埋もれがちでし た。コワンのおかげで、とびきりの名演奏がここに誕生したといえるでしょう! <LIPKIND PRODUCTIONS> 驚異のチェリスト、リプキンが世界に放つ、 自らの演奏の秘密がすべて書かれたチェロ校訂譜本つきCD! チェロ・ヒロイックス+楽譜 =CELLO HEROICS SHEETシリーズの御案内 LP006 H01ED(1CD+チェロ・パート譜) ¥3780 チェロ・ヒロイックス I シューマン: チェロ協奏曲 イ短調 作品129 ガブリエル・リプキン(Vc) ミシャ・カッツ(指) シンフォニア・ヴァルソヴィア 録音:2009年2月21日ヴィトルト・ ルトスワフスキ・コンサートホール (ポーランド、ワルシャワ) LP009 H02ED(1CD+チェロ・パート譜) ¥3780 チェロ・ヒロイックス II ショスタコーヴィチ: チェロ協奏曲 第1番 変ホ長調 作品107 ガブリエル・リプキン(Vc) ヴォイチェフ・ロデク(指) シンフォニア・ヴァルソヴィア 録音:2009年2月17日ヴィトルト・ ルトスワフスキ・コンサートホール (ポーランド、ワルシャワ) LP012 H03ED(1CD+チェロ・パート譜) ¥3780 チェロ・ヒロイックス III ガブリエル・リプキン(Vc) アントニー・ヘルムス(指)シンフォニア・ヴァルソヴィア 録音:2009年2月18日ヴィトルト・ ルトスワフスキ・コンサートホール (ポーランド、ワルシャワ) LP015 H04ED(1CD+チェロ・パート譜) ¥3780 チェロ・ヒロイックス IV ドホナーニ: チェロと管弦楽のためのコンツェルトシュテュック ニ長調 作品12 ガブリエル・リプキン(Vc) イヴァン・メイレマンス(指)アーネム・フィルハーモニー管弦楽団 録音:2009年11月25日ズットフェン市立劇場 極限まで自らを研ぎ澄まして一音一音に魂を込める、イスラエル出身のチェ リスト、ガブリエル・リプキン。自ら率いるレーベル「Lipkind Productions」 から、自ら校訂し、自らの演奏の秘密を全て記したチェロ・パート譜本つき の協奏曲CDが発売されます(CD内容はチェロ・ヒロイックスと同内容、盤は 通常CDレイヤーのみの仕様となります)。演奏を聴いているだけでも、その 究極まで集中した音色に圧倒される力演ですが、こうして横長に配された チェロ・パート譜を見ながら聴くことにより、より深い世界へと誘い込まれ るような気分になります。細かなフレージングやブレス、指の開き具合など、 チェロを弾く方にはヒントが満載なので、チェロを弾く方にはまたとない資 料となることは言うまでもありません。教育的な面はもちろんのこと、リプ キンという音楽家の秘密、さらに、音楽の世界の深さを知ることができる貴 重なシリーズです! <HOWE RECORDS> 新規レーベル 「ロード・オブ・ザ・リング」の映画音楽の作曲家、ハワード・ショアのレ ーベル、HOWE RECORDSの取り扱いを開始します。 HWR 1005 2枚組 ¥3780 ハワード・ショア:ロード・オブ・ザ・リング・シンフォニー [CD1] -旅の仲間-(1)第1楽章(予言-ホビット庄の社会秩序-過去の影 -マッシュルームへの近道-古森-闇夜の短剣) (2)第2楽章(数々の出会い-指輪は南へ-暗闇の旅-カザド=ドゥムの橋 -ロスロリアン-ガンダルフへの哀悼-ロリアンへの別れ-大河-一行の離散) [CD2] -二つの塔-(3)第3楽章(石の基盤-スメアゴルならし -ローハンの騎士たち-黒門不通-夕星姫-白の乗り手-木の鬚-禁断の池) (4)第4楽章(角笛城-進めエオルの家の子ら-アイゼンガルドへの道 -ゴラムの歌) -王の帰還-(5)第5楽章(望みと想い-白の木-ゴンドールの執政 -キリス・ウンゴル-アンドゥリル) (6)第6楽章(全ての終わり-王の帰還-灰色港-イントゥ・ザ・ウェスト) ルードヴィッヒ・ヴィッキ(指揮)、ケイトリン・ラスク(S)、 21st センチュリー・オーケストラ 、21stセンチュリー・コーラス 録音:2011年2月12日、13日、ルツェルンKKLコンサートホールライブ録音 (スイス) 2001年より順次公開され、日本でも話題となった映画「ロード・オブ・ザ・ リング」三部作。アカデミー賞、グラミー賞、ゴールデングローブ賞など映 画音楽界の賞を総なめした一連の音楽を作曲者のハワード・ショア自ら編曲 し、「ロード・オブ・ザ・リング・シンフォニー」として6楽章構成の交響曲 にまとめあげました。三部作それぞれの音楽を満遍なく網羅しており、2時間 で三部作の流れを一望できる仕上がりとなっています。原曲の雰囲気をその ままにメドレー化しているので、ファンの方はもちろん、作品全体の雰囲気 を知りたい方にもおすすめのアルバムです。緊張感のあるシリアスなサウン ドに定評のあるショアですが、「ロード・オブ・ザ・リング」の音楽では合 唱とオーケストレーションをフルに使った迫力満点のサウンドから、民族楽 器を使ったのどかな曲調まで多様なサウンドを楽しむことが出来ます。 世界各国で様々な団体による演奏ツアーが行われている「ロード・オブ・ザ ・リング・シンフォニー」。日本においても2004年に東京国際フォーラムで 来日公演が行われ、好評を博しました。今回収録されているのは、2011年2月 にルツェルンで行われた演奏会のライブ録音。1999年にヴィッキによって映 画音楽演奏を目的に設立された21st センチュリー・オーケストラの演奏は、 映画で演奏を務めたロンドン交響楽団の演奏に引けを取らぬもの。ライブで は映画の映像をバックに演奏が行われましたが、音楽だけでも映画の壮大さ と迫力を十分に実感できます! <harmonia mundi> HMC 902139 2枚組 ¥3780 シューベルト歌曲集 第6集 [CD1]「白鳥の歌」全15曲 D.957(「秋」D.945追補版) [CD2]ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D.960 マティアス・ゲルネ(Br)、クリストフ・エッシェンバッハ(P) 録音:2010年2月、2011年1月、ベルリン バリトン界屈指のリート歌手ゲルネと豪華な伴奏陣とのアンサンブルが好評 のシューベルト・エディション、待望の新譜! 2007年より収録が開始された 本シリーズも、今回の第6集を以て完結となります。伴奏者には第3集 (HMC 901995)でも強烈な存在感を放っていた名匠エッシェンバッハが満を持 しての再登場!第3集でも好評だった個性派二人のアンサンブルは今回も聴 き応え十分。軽快な「春のあこがれ」、重々しくも美しい「海辺で」など、 様々な曲調の歌曲が一つに詰まった「白鳥の歌」では、ゲルネの巧みな表現 力と艶やかな歌声に圧倒されます。特に「海辺で」や「遠い国で」などでは、 重めのテンポでたっぷりと美声を堪能できます。今回はさらに、エッシェン バッハによるピアノ・ソナタ第21番も収録。49分を越える壮大な演奏で、 エッシェンバッハの思い入れたっぷりです。知的個性派二人による名演でシュ ーベルト最晩年の傑作の数々を堪能できる、シリーズを締めくくるにふさわ しい名盤といえましょう! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012/02/22 03:13:00 PM
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