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カテゴリ:クラシック輸入盤
8.572921
ヴォルフ=フェラーリ:管楽器のための協奏曲全集 1-4.オーボエと小管弦楽のための「牧歌-小協奏曲」イ長調 Op.15 5-8.コールアングレと小管弦楽のための小協奏曲 変イ長調 Op.34 9-12.ファゴットと小管弦楽のための「組曲-小協奏曲」 Op.16 アンドレア・テナーリア(オーボエ)…1-4 ウィリアム・モリコーニ(コールアングレ)…5-8 ジュセッペ・チャボッキ(ファゴット)…9-12 ローマ交響楽団 フランチェスコ・ラ・ヴェッキア(指揮) ヴォルフ=フェラーリ(1876-1948)と言えば、昔大切に聴いた「オーケストラ名 曲集」の中に入っていた「マドンナの宝石」序曲を思い出す人が多いかもしれ ません。それはカラヤンの指揮であったか、それともポール・モーリアだった か・・・。どちらにしても甘いメロディと切ないオーケストラの響きが耳に残 る名曲でした。しかし、他の曲を聴いたことがある人はどのくらいいるのでしょ う?イタリア人の母親とドイツ人の父親を持つ彼は、オペラで大成功を収めま したが、活動の初期と晩年には、たくさんの器楽曲も作曲し、そのどれもが素 晴らしい表現力を誇っています。ここでは彼の管楽のための協奏曲を全て収録。 一度聴いたら誰もが好きになること間違いありません。 8.572928 プロコフィエフ:バレエ音楽「ロメオとジュリエット」(ハイライト) (第1幕)1.序曲/2.待ちの目覚め/3.朝の踊り/4.少女ジュリエット/5.仮面 6.騎士たちの踊り/7.マーキュシオ/8.アドリガル/9.ガヴォット 10.バルコニーの情景/11.ロメオのヴァリアシオン/12.愛の踊り (第2幕)13.マンドリンを手にした踊り/14.ローレンス僧庵でのロメオ 15.民衆のお祭り騒ぎ/16.決闘/17.マーキュシオの死/18.第2幕の終曲 (第3幕)19.序曲/20.ロメオとジュリエットの別 れ/21.朝の歌/(第4幕)22.ジュリエットの葬式/23.ジュリエットの死 ウクライナ国立交響楽団 アンドリュー・モグレリア(指揮) プロコフィエフ(1891-1953)のバレエ音楽「ロメオとジュリエット」は、当初レ ニングラード・バレエ学校創立200年祭で上演される予定でしたが、あまりの酷 評のために契約を撤回されてしまったほどの問題作。現在の人気ぶりからは、 そのような経緯は想像もできません。全曲は52曲からなりますが、このハイライ ト版でも聴きどころは外すことなく、この濃厚な世界を味わうことが可能です。 8.572636 モンサルバーチェ:ピアノ作品集 第3集 2台ピアノのための音楽集 1.バルセロナ・ブルース/2-4.万華鏡/5.オマージュ 6-8.忘れられた作曲家たちの主題による3つのディヴェルティメント 9.ソプラノと2台ピアノ、2台のパーカッションのための「私は虫である」 10-14. 5つの「十字架への祈り」(キリストの受難/涙する聖母/聖処女の戴冠 /嘆き/時に祈る人) ホルディ・マソ(ピアノ)/ミケル・ビリャルバ(ピアノ) ピア・フロイント(ソプラノ)…9.10-14 フェラン・カルセレル(パーカッション)…9 ミゲル・アンヘル・マルティネス(パーカッション)…9 バルセロナ216…10-14 エルネスト・マルティネス=イスキエルド(指揮)…9.10-14 20世紀のカタロニア文化発展に大きく貢献した作曲家ハビエル・モンサルバー チェ(1912-2002)。このアルバムでは、彼が残した2台ピアノのための音楽をお 楽しみいただけます。これを聴いたら、最初に置かれたジャズ風味満載の「バ ルセロナ・ブルース」から驚くことは間違いありません。こんな作風の人だっ たっけ?そう思いながら次の「万華鏡」に進むと、これまた渋くも楽しい曲が 並びます。アリシア・デ・ラローチャから依頼されたアンコール用の曲である 「オマージュ」など聴きやすい曲もステキですが、圧巻は彼の本領が発揮され た「十字架への祈り」でしょう。ラテン語やスペイン語のテキストを縦横に用 い、神秘的な世界を描いています。 8.572814 W.F.バッハ:鍵盤作品集 第3集 1-3.ソナタ 変ホ長調 F.5/BR A 7/4-6.ソナタ 変ロ長調 F.9/BR A 16 7-11.組曲 ト短調 F.24/BR A 39/12-14.ソナタ ハ長調 F.2/BR A 3 15-17.ソナタ ニ長調 F.4/BR A 5 ジュリア・ブラウン(ハープシコード) 華麗な即興演奏で知られたヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710-1784 J.S.バッハの長男)は、素晴らしい才能に恵まれていたにも拘らず、それを存分 に発揮することなく生涯を終えたことでも知られています。彼は多くの曲を書 きましたが、曲に署名をすることもなく、また出版された曲もほんのわずかで あったため、なかなか彼の本質を知ることができません。その上、どんな楽器 を想定して書かれたのかもわからないため、逆にクラヴィーアでも、チェンバ ロでも、オルガンでも演奏できるという曖昧さ(柔軟さともいう)も持っていた りと、一筋縄でいかない作曲家です。風変わりなコントラストと大胆な音の動 きに満たされた音楽は、驚くほど魅力的です。 8.572821 レーガー:オルガン作品集 第12集 1-4.組曲 第1番 ホ短調 Op.16 (序奏とフーガ/アダージョ・アッサイ/間奏曲 -トリオ/パッサカリア) 5-11.組曲 第2番 ト短調 Op.92 (前奏曲/フーガ/間奏曲/バッソ・オスティナ ート/ロマンツェ/トッカータ/フーガ) キルステン・シュトゥルム (オルガン ロッテンブルク・アム・ネッカー,聖マルティン大聖堂のオルガン 演奏) レーガー(1873-1916)のオルガン作品は、質と量の両面において、偉大なるバッ ハの正統な後継者であることは間違いありません。このアルバムに収録された 2つの組曲は、ルター派のコラールを基に、自由な創造力を働かせた見事な作品 となっています。1895年に完成した第1番はブラームスも大絶賛したという作品 で、4つの楽章はどれも複雑な対位法に彩られています。第2番はその10年後に 書かれ1906年に出版されました。こちらは7つの部分からなり、およそ考えられ る限りの最上の技法を駆使しながら最後の輝かしいフーガへと昇り詰めます。 オルガンを聴く喜びをたっぷりと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012/07/20 01:19:44 PM
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