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カテゴリ:映画(洋画)
「シン・シティ」のフランク・ミラーが描いた歴史スペクタクル劇画を映画化。史実を基に少数精鋭で大軍に挑んだ破天荒な戦闘を、最新のVFXを駆使して迫力の映像で見せる。 ストーリー 紀元前480年、東方の大帝国ペルシアがギリシアに宣戦布告してきた。スパルタの王・レオニダスは、その使者を葬り開戦を決意。彼のもとに集った300人の精鋭を率いて、100万人ものペルシア軍を狭い山道で迎え撃つ。 キャスト&スタッフ [監]ザック・スナイダー [原]フランク・ミラー [出]ジェラルド・バトラー レナ・ヘディー デビッド・ウェナム ドミニク・ウェスト ペルシア戦争さなかの紀元前480年、スパルタを中心とするギリシア軍とアケメネス朝ペルシアの遠征軍の間で行われたテルモピュライの戦いがベースになっている。 「スパルタ教育」の語源を観た。迫力ある映像に釘付けになる。 セピアトーンの映像の中でスパルタ兵士のマントの真紅が唯一映えて、彼らの孤高の勇ましさを強調しているように思えた。 戦闘シーンは血が吹き飛ぶ場面も多いがこちらの深紅(血液)はマントより色のトーンを落としているせいか、(実は観る前に心配したのだけど)目を背けたくなるほどの生々しさを感じることなく花びらが舞うような錯覚もおこす綺麗な描写だったのは意外。 バレエダンサーのようなしなやかな兵士達の動きを個単位でカメラが追っているので、自分も戦いの中に入り込んだような錯覚を起こす。360度全てを見渡すような臨場感あるカメラワークは息を飲むほど迫力があり、思わず肩に力が入る。 これは映画館で見ないと絶対もったいない映像だと思った。 オペラ座の怪人では、顔まで覆ってしまうファントム役を演じたジェラルド・バトラーがこの映画の為に鍛え上げた肉体をおしみなく披露している。腹筋が八分割して顔は頬の肉が削ぎ落ちて、役(体)作りに相当励んだのがよく分かる。 実際のスパルタ兵士はかなりの重装備だったようだが、映画では史実を曲げて観るものが楽しめるように作り変えられたようだ。裸に近いスパルタ兵の姿はペルシャ軍の重装備とはあまりにも対照的だったけど、あの筋肉隆々の兵士達の姿を見せた事でインパクトも強く効果的だったと思う。装飾デザインや映像美術も秀逸で、こちらも楽しめた。 映像の迫力があり体に始終力が入ってたのか観終わるとぐったり、でも見応え充分で満足な気分で席を立ちました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 15, 2007 02:48:05 PM
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