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February 6, 2008
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カテゴリ:な行の作家


久しぶりに、野田知佑氏の本を図書館で見つけ、読んでみた。

カヌーイストで、作家でもある著者の本は、ずっと以前に「日本の川を旅する」や「北極海へ」等、何冊かを好んで読んだ時期がある。ゆったりと時間を掛けて、国内や海外の川旅を楽しむ様子は、狭く何処に行っても人や車が多い日本の街暮らしとは随分かけ離れていて、羨ましく思えた。

会社員のように時間や仕事に追われることなく、自分のペースでカヌーを漕ぎ、釣りを楽しみ、川を下っていく。その土地の人との交流や雄大な自然が相手で、旅の喜びと同時に苦労も多いだろうが、その体験談を読むだけで、自分もその川旅に加われたような錯覚もし、とても気分が爽やかになった。

環境破壊につながる河川改修・ダム開発等へ異論を唱えたり、子供たち対象の「川ガキ養成講座」を開いたり、自分の趣味や好きなこと・やりたいことの中から、自分の行く道を見つけ行動してきた自由人だ。

その野田氏の生い立ちが、この本に記されていて興味深く読んだ。
幼少期から青年期まで、両親・兄弟姉妹との関係や家庭環境、少年時代の想い出や、高校時代の淡い恋や楽しみだった映画や必死でやった勉強の事等、印象深い出来事とともに綴られていた。
これを読んで、この人は子供の頃から、本当に自然の中で暮らすことを好み、川遊びが心から好きだったんだなぁと思った。

興味深いのは、そんな野田氏も自分の能力や本当の願望に気付かず、なんとなく世間のルールに従って就職し、結婚して、気がつくと自分が望んでない人生を送っていた時期があると言う。
自分のコース修正をして、本当にやりたいことだけをやって生きるようになったのは、40歳を過ぎてからだったようだ。

母は50歳を過ぎてからでも、人生は間に合うといっていた。
ぼくは40歳までは何をやってもいい、それからでも遅くないと思っている。

そして

大人になるのは素晴らしい。自由に生きることができるのだから。


と言っている。

この「大人になって自由に生きる」というのは、簡単なようでとっても難しいと、私は思う。
私なんて、世間のルールにそのまんま従って、ここまで来てしまった情けない代表格だ。
自分のやりたいことをやって、自由に生きた上での結果は、すべて自己責任。それをすべて承知の上で、それも40代で人生の進路修正をし、やりたいことに踏み出せる勇気はあるか?と聞かれたら、尻込みしてうなぁ。

私は、冒険も出来ないし、背負っているものも捨てられないし、真の自由人になれない人間だからこそ、野田氏の生き方や人生哲学に、自分に全く欠けているものを見つけ惹かれるのかもしれない。
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Last updated  February 6, 2008 10:48:24 PM
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