みしゃらいグゥパンチ

脳機能学者でもあり、宗教にも詳しい苫米地氏が
スピリチュアルについて書いたもの。

ひとことで言えば最近のブームを徹底批判している。
スピリチュアリズムとは「霊的真理教」という宗教であると。

特に「オーラの泉」の江原氏のことはボロクソ（笑）

倫理観を持たない人がテレビを見て、安易なスピリチュアルに
感化されてしまうことを危惧している。

第二のオウム真理教につながりうる、とのことだ。



かなり理論的にスピリチュアルのことを解説しているので
納得できる部分は多い。ただし、途中から著者が仏教思想を
肯定している記述が多くなってワケが分からなくなってきた。

仏教だって宗教じゃないの？

うーん。ワカラン。

ただしスピリチュアルの真の意味を理解し、ブームに流され思考停止
に陥ることのないように、ということは理解した。確かにそうだ。






で、もう一冊紹介したい。

コテコテのスピリチュアル本である。
「あの世のひみつ」美鈴

反スピの本だけだと公平じゃないでしょ。
江原氏の本も読んだけど、あれはちょっとねえ。軽いかな。

本を読めば、著者がどのくらい本気で書いているか伝わるもの。
苫米地さんも本気だけど、美鈴さんも本気だと感じた。




何かを知る時には、両極にある意見に触れることが大切だ。
そうすることで、自分をニュートラルに保てる。

たまにゃ行き過ぎる体験も必要だけどね。

さて、この２冊を読み比べてみて面白かったのは、
意見が１８０度違うにも関わらず共通点があることだ。

それは
「生きること死ぬことに正面から向きあい、思考停止に陥らないこと」

である。

物質主義から、精神主義へと世の中の流れは変わっている。
とはいえ人間は物質と精神と両方充実してはじめて幸せになれるもの。

だから両方を学ぶ必要があるね。

また考えがまとまってきたら書こうっと。