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前回の日記にも書いたが、冬の自転車は思うように走ることができず、なかなかフラストレーションがたまる。 かといって、道は自転車だけのためにあるわけではないので、歩行者や自動車の邪魔をするわけにもいかない。 歩行者や自動車の邪魔はしたくないが、それでも外でサイクリングを楽しみたい。そんな道民がきっと538人ぐらいはいるに違いない。 何?エアロバイクやローラー台があるって? ノンノンノン、エアロバイクやローラー台じゃあダメなんだぁい!外で遊びたいんだぁい! と、子供のように駄々をこねても仕方がない。 ここは大人らしく建設的な意見を述べていきたいと思う。 そう、私が提案するのは 「全面ロードヒーティングで、冬でも快適に走れるサイクリングロードを作ってくれ」 ということである。 手始めにエルフィンロードの上野幌~北広島間をロードヒーティングにする。 輪行で行くことを前提として、サイクリストはJRで北広島駅まで輪行するか、もしくは自転車の駅の駐車場まで車でチャリを運べばよい。 そんで、自転車の駅で甘酒など暖かい飲み物とか、おでんとか、たいやきとかを売る。 コンビニなんかで売るよりもよほど売れるに違いない。 大した距離はないが、それでも自転車好きが集結するのは必至であり、評判に評判が広まり一大スポットとなり、そのうち「冬の北海道を自転車で楽しむツアー」なんてのができて、観光客がたくさん詰め掛けるに違いない。 冬の北海道はニセコやルスツのためにあるのではない。 これからの冬はエルフィンの時代であると、私は胸を張って主張したいわけである。 サイクリングロード建設に影響をもっている人がこの文章を読んでくれることを祈りつつ、今回の日記を終わる。
マウンテンバイクにスパイクタイヤを履かせて通勤をしてみた。 通勤路は片道2km弱と大した距離ではなく、圧雪アイスバーンとスパイクの性能をいかんなく発揮させるには十分の環境ではあるのだが、いまいち面白みを感じない。 以下、その理由を考察してみる。 1.恐るべし車道走行 基本自転車は車道走行なのであるが、雪のために路側帯が狭くなり、自転車が車の邪魔をしないように走れるスペースがほとんどない。 というか、ツルッと滑って車に引かれたら一貫の終わりだということで車道を走る勇気が出ない。 限りなくペーパーに近いドライバーであるが、一応車を運転する身としては、雪道の路側帯をてろてろとママチャリで走るじーさんを運転中に見かけると「ひき殺してやろか!」と殺意が芽生えてしまう。 やはり人として自分がやられてイヤなことを人にやるわけにはいかんだろうなということで車道を走る案は却下。 2.周りの視線が痛い歩道走行 では、歩道はどうか? 冬の歩道は非常に凸凹して走りにくい。 「いや、この凸凹がたまらんのだよ!サスの性能もいかんなく発揮できるではないか!」 という意見もあろうが、バランス感覚の悪い私は、ツルっ、おっとっと、うぉー危ねーなーという感じになってしまう。 私は自転車に乗りたいだけなのであって、別に人間の限界に挑戦したいわけではないのである。 まあ、路面の凹凸はまだ許そう。 これは私の走行テクニックを磨けば済む話だ。 しかし、それ以上に歩道走行で問題となるのは、冬の歩道は除雪の関係で人の通れる幅が夏の30%ぐらい(当社比)となるのである。 前から歩行者が通る。 「うわ!コイツチャリかよ!」という冷たい視線を感じる。 仕方がないので、チャリを降りて除雪されていないところを、足首まで埋まりながらワッサワッサとチャリを押して、すれ違う人の進路を譲るのである。 まったく、チャリに乗るのも命がけである。 もっと困るのは前に歩行者はいるが道が狭くて抜かせねーよーという場合である。 歩行者はただならぬチャリの気配を感じているようで、私が近づくと気持ち早足になる。 そして、ちょっと道が広くなったところで私に進路を譲ってくれる。 譲ってくれること自体はありがたいのだが、申し訳なさと恥ずかしさで、その歩行者とは目も合わせることができない。 きっと向こうはなんて迷惑で非常識な輩なんだろうと思っているに違いない。 というか、オレが歩行者の立場だったら間違いなくそう思う。 このように、私のような小心者の善人は、歩道をチャリで走るだけで罪深さを感じてしまい、そのままひょうきん懺悔室で横澤プロデューサーにバケツ一杯分の水をかけられたいような心境になってしまうのである。 3.寒すぎるっちゅーねん! 体幹部が寒いのは走っているうちになんとかなる。 頭頚部も帽子とネックウォーマーがあれば耐えられる。 問題は手先と足先だ! 普通の1000円の手袋とスノトレではさすがに氷点下走行はキツイ。 シューズカバーや、防寒用手袋の存在は知っているが、果たしてそこまでのものを揃えてまで冬にチャリで走る意義があるのかどうかは甚だ疑問であり、不景気でボーナスが減っているこのご時世にそんな贅沢は敵であって、欲しがりません勝つまでは。 と、まあ冬道走行の辛さを書き連ねてきたわけであるが、まあ、片道2kmぐらいの道のりだったら正直どうってことないよな、歩くより楽だしと、冬のチャリを否定しているのか肯定しているのかわからなくなってきたところで、今回の日記を終わる。
札幌もようやく雪が積もった。 早く替えなきゃなと思いつつ、ずっとほったらかしにしていたのだが、久々に暇な日曜だったので、ようやくタイヤ交換をした。 ![]() たまにしか自転車をいじらないので、すっかり後輪の脱着方法を忘れていたり、タイヤをホイールにはめる作業にてこずったりしたわけだが、やってみると何とかなるものだ。 チェーンやスプロケが汚れでとんでもないことになっていたので、これらもついでに簡単ではあるが掃除した。 早速、明日からの通勤で活躍してもらうとともに、今シーズンはこれで2,3回ぐらいは遠出にいきたいなあと思いつつ、今回の日記を終わる。
その6の続き 再び増毛駅。すでに列車は入ってきています。 ![]() 駅舎の中を見てみると、知らないおっさんがうろうろしながら「うんうん」とうなずいていた。鉄マニアらしき得体の知れないおっさんだった。そんなに増毛駅が珍しいのかと、自分の一時間前の行動を棚に上げて思ったりした。 不気味なおっさんは華麗にスルーして、ホームへと向かい自転車を畳んで荷物モードにする。お疲れ様ブロンプトン。あとは札幌までゆっくり休んでくれ。 ![]() 列車に乗り込みます。いい感じに自転車を置けるスペースがあったので、自転車を置いて席についた。 ![]() この列車はワンマン列車なので、整理券を取る。 ![]() たくさん運動して、メシを食ったのでいい感じで副交感神経が働いてきた。わかりやすく言うと眠くなってきた。 うとうとしながら出発の時間になった。 乗客は私を含めて3~4人。 皆、ひとり客である。 顔に鉄マニアと書いてあるようなさえない顔をしたおっさんやにーちゃんばかりだった。 私も彼らと同類なんだなあと思うと気分はつげ義春の貧困旅行記の世界になった。 私の心をつかんで離さない阿分駅。 漢字で書くとなんか普通の感じだ。 近くに小学校があって、ここの子供たちは阿分小学校出身と言う十字架を背負って生きていかねばならず、中学高校に進むと「あふーん。うふーん」とか言われてからかわれるのかと思うと不憫に思う。阿分の子供たちに幸あれ。 ![]() 留萌到着。ここで結構客が乗ってきた。 ![]() 留萌を過ぎた辺りから、日が暮れて景色が見えなくなってつまらないので、完全に熟睡モードに入ることにした。 特に事件らしき事件もなく、深川到着。 こうして私は自分史に留萌本線を通して乗ったという一ページを刻んだのである。 留萌から先の記憶がほとんどないわけだが。 ![]() さようならワンマンのディーゼルカー。 道央圏では走っていないタイプの車両で新鮮味があったよ。 ![]() さて、乗り継ぎの列車までは1時間ぐらい時間があるので、ひたすらホームで待つことにする。 ![]() 高野秀行の「世界のシワに夢を見ろ!」を読みながら時間をつぶす。高野秀行はシリアスな探検ものよりも、こういう「ワセダ三畳青春記」チックなおバカ系の文章の方が好きだ。 あー、ホームが11月にしては寒くなくてよかったなあと思いながら、特急列車3本を見過ごす。なぜ特急に乗らなかったのかと言うと単に交通費をケチるためである。 やっと目的の岩見沢行きの普通列車が来ました。 ![]() この列車の中でもやはり寝まくって、気がつけば岩見沢。 ![]() 駅のホームにあるばんえい競馬の馬。 かつて岩見沢はばんえい競馬が盛んなのであったが、今は既に廃止されており、岩見沢競馬場は廃墟になっている。 昔、ばん馬が健在だったころは、これを見ても何も思わなかったが、今となると感慨深いものがある。 ![]() で、岩見沢から小樽行きに乗り換えて、途中札幌で学園都市線に乗り換えるのが面倒だったので、そのまま琴似駅に行って、後は自転車広げて2kmぐらいの道のりをキコキコと漕いで家に帰ったわけだ。 走行距離 100kmぐらい。 (おわり)
その5の続き 増毛の市街地をふらふらしていると、まつくらという寿司屋を発見。 テレビでも紹介されたことのある有名な店です。 ![]() 有名店ではあるが、もう午後の2時を過ぎているし、シーズンオフだしということで客は私も含め数名。 メニューを見る。 「ジャンボ生ちらし」という文字がどどんと目に入った。 写真を見ると器から15cmぐらいは飛び出ているんじゃないかというぐらいのてんこもりである。まんが日本昔ばなしに出てくるようなご飯の盛りを想像してもらうとよい。 全部食いきると800円分の金券がもらえるとのことで、メニューには達成者多数と書かれている。 ここまでほとんど何も食わず運動してきたので腹はめちゃくちゃ減っている。 しかし私は特に大食いというわけではないので、こんなものを食えるのかどうか不安である。 「ジャンボ生ちらし(3,465円)」の他にも、普通盛りの「特上生ちらし(2,520円)」というのもある。 うーむ、初めての店であえて挑戦する必要もない、ここは無難に特上生ちらしで行こうぜと私の中の天使がささやきかける。 何を言ってんのアンタ。増毛なんてめったに来るわけじゃないから、ここはどーんとジャンボで一発ぶちかましたれと今度は私の中の悪魔がささやく。 ああ、ものすごく悩む。私の心は板ばさみ。気分は中間管理職でありハムレットでありロミオとジュリエットだ。 多分どっちを食っても後悔するような気がする。 ジャンボだと「こんなもんやっぱ食い切れんかった」と後悔し、特上生ちらしだと「これでは物足りない」と後悔しそうだということだ。 2つの中間の「ミニジャンボ」というのはないのか!と勝手なことを考えていた。 やはりここは常識人であり小心者であり、ノーアウト一塁では必ず送りバントをモットーとしている私は、とりあえず特上生ちらしを頼んで、もし足りなかったら他のものを頼もうという作戦に出ることにした。 で、注文して3分ぐらいでどーんと特上生ちらしがやってきた。 ![]() おばちゃんが「今の時期はウニがないから、代わりにアワビを多めに入れておきました」と言ってくれた。がーん、オレアワビ苦手なんだけど……、いや、精一杯のサービスありがとう。 パクリ、う、うまい。 そりゃあ、2520円も払うわけだからうまくて当然なのであるが、うん、うまい。 うまいのだが、カウンターの中では、男性従業員がおばちゃん従業員とレジの使い方について言い争いをしていた。 なんか空気が悪くなったので、食い終わったと同時におあいそ。 ごちそうさま。 今度は札幌からずーっとチャリで自走して、めちゃくちゃ腹をすかせてジャンボ生ちらしに挑戦することにします。 なんだかんだで、特上生ちらしでもそれなりに腹いっぱいになった。 寿司を食うという目的は達成したので、あとは列車で札幌に帰るだけだ。 増毛駅到着。 頭の薄い人にはこの駅の入場券が人気のようだが、ここは無人駅なので留萌駅でないとここの入場券は売っていない。 ![]() 線路の果て。 ![]() 駅名標。 ![]() あー、いいねー、この最果て感。 やはり盲腸線の終着駅はこうでなくちゃ。 ちなみにこの駅は高倉健の出ていた映画「駅 STATION」の舞台となったところであります。見たことないけど。 駅舎の中。 ![]() 無人駅なんだけど、そば屋がある。切符を売ることよりそばが大事なのか? ![]() 今シーズンの営業は終了です。 「営業は」の部分が!!で装飾されているところがミソである。何か意味あんのか? ![]() 駅に貼られていたポスター。 駅そばに対して喧嘩を売ってんのか。 ![]() でも、なんかうまそうだなあ。 酒粕を使ったラーメンだそうだ。下戸のオレが食ったら酔っ払うんじゃないか。 JRの時間までは1時間以上あったので、増毛の街をふらふらすることにした。 日本最北の酒蔵。下戸のオレにとってはまるで興味なし。 改めて写真で見ると郵便ポストがいい味を出している。 ![]() 酒蔵の向かいにさっきのラーメン屋があった。 2時過ぎてるにも関わらず、そこそこ人がいる。 ![]() さすがに寿司を食った後にすぐラーメンというのもなんなので、適当に自転車で走り回って腹を減らしてからラーメンを食う作戦に出ることにしよう。まだ食うのか。 無人の海水浴場でひとりたたずむ。 ![]() 海の家。落書きがナイスだ。 なぜチ○ポだけ伏字なんだ? ![]() 何か食べたい気分だったので、海を見ながらアイスを食うことにした。 このアイスは酒粕を使った、増毛オリジナルのアイスである。というのは大ウソで、セブンイレブンで買った62円のアイスである。 ![]() 本間さんの家。国指定の重要文化財である。 中に入るとお金を取られるので外から眺めるだけにした。 ![]() ジャンプをしたくなるような地名。 ![]() 適当に走り回ったので、それなりに腹は減ってきたが、肝心のJRの時間が近づいてきたのでラーメンはやめてもう一回駅に戻ることにした。なんという計画性のなさだ。 今度増毛に行ったときは、ジャンボ生ちらしだの駅そばだの酒蔵ラーメンだの食うものがたくさんあって非常に困るのである。 (つづく)
その4の続き 海が見えてきて、人家もようやく見えてきた。 増毛の市街まで10kmを切って、最後の力を振り絞るのである。 地方の農家によくあるペットボトルの風車。 どういう目的であるのかはよくわからない。 ぐるぐる回っていて、観察しているとこっちの目が回りそうになった。 ![]() 踏切発見。留萌本線の線路です。 ![]() 踏み切りのすぐそばに無人駅があったので、ブロンプトンと共に記念撮影。 隣の「あふん」という駅名に脱力感を感じた。 あふーん。うふーん。そこはいやーん。 ![]() 海沿いを走っている国道231号線に出ます。 ![]() 昭和枯れススキと留萌本線を走る列車。 昭和枯れススキとは何かは自分で書いておいてよくわからないが、なんとなく昭和っぽい雰囲気を感じた。 ![]() さっき駅があったばっかりだと思ったら、もう隣の舎熊駅に着いた。 留萌本線の増毛-留萌区間は駅間が短いのである。 ![]() ![]() ついでなので、駅の写真を撮り続けることにする。 朱文別駅。 ![]() ![]() 箸別駅。終点の増毛まではあと一駅だ。 どうでもいいが、「しゃぐま」「しゅもんべつ」「はしべつ」が全て一発で変換されることに驚きだ。意外とメジャーな知名なのか? ![]() ![]() ![]() 陸橋から見下ろす、留萌本線と日本海。 ![]() もう坂道はないだろうと油断していたら、登坂車線。うげえ。 自転車を押して歩くことにする。 ![]() 坂を下って、国道から海寄りにそれると増毛の市街になります。 エネルギー科学館。 一体どういうエネルギーを科学しているのか非常に気になり、中の様子をうかがってみたいところであったが、私にわかることはこの建物は閉館されていて、廃墟同然になっているということだった。時計が5時50分で止まっています。 ![]() とにかく今はエネルギー科学館よりも、へろへろの状態になっている自分のエネルギーを回復させることが何より肝心であり、寿司屋を求めて増毛の街をさまようのであった。 (つづく)
その3の続き 当初の予定とは異なり、道道94号線を通って増毛に向かうことにした。 田畑が広がる自然あふれる道であったが、ずっと同じような風景が続き飽きてきた。 しかも風向きが変わったのか、それとも単なる疲労からなのかよくわからないが、ペダルを漕ぐ足が気持ち重くなってきたような気がする。 かと言って、ここまで来ると公共交通機関もない。 つまり限界だからといって、バス輪行で楽をするということはできないのである。 (バス停はいくつかあったのだが、時刻表がなかったので既に廃止されていると思われる) あー、疲れたなあ。イヤだなあ。 くそー、バイクの奴楽しやがってとか思いながら無心にペダルを漕ぐ。 まあいつものことだ。 (この日は私と同じようなことを考えていたバイク乗りが多かったのか、こんな何もない田舎道をツーリングしているライダーが結構いました) 国道から10kmぐらい行ったところで、増毛までの距離が判明した。 うげぇ。まだ30km以上もあるのか。 ![]() 写真ではわかりにくいが峠道に突入。 約4kmぐらい上りが続きます。 ![]() 今回は寿司という豪華な自分へのご褒美がある以上、寿司のありがたみを感じるために飲み物以外の補給はしなかった。 きっとそれが原因に違いないのだが、上りは猛烈に苦しく、速攻で自転車を降りてひたすら押して歩いたが、それでも歩くのさえ苦痛になってきた。 うぉぅ、汗が吹き出る。ジャンバーを脱いで、お茶を飲みながらとにかく歩いた。 坂の上から見下ろすと、なんかよさそうな感じの川があったのだが、写真で見る限りでは何がよかったのかさっぱりわからない。 ![]() 「一体オレはせっかくの休みの日に、こんな辛い思いをして何が楽しいんだ!やはりオレには自転車は向いていない。もう苦しいだけの自転車趣味はやめて、もっと楽チンで女のコにモテるような新たな趣味を見つけよう。これ以上苦痛で疲れる乗り物はこの世の中にはない」 と極めてネガティブな気持ちになりながら、ひたすら坂道を歩く人となった。 しかし、ネガティブだろうが、ゆっくりだろうが前に進めばとにかく目的地には近づいてくるものである。増毛町到達。 ![]() ここで留萌という文字が見えていたような気がするが、既に私の心の中は増毛で支配されていたので、ここは初志貫徹で増毛に突き進むのである。 さすがに標高300mぐらいになってくると路肩に先週降った雪がかなり残っています。 雪の中のブロンプトンもなんとなく絵になるような気がする。 ![]() さて、経験上峠のてっぺんというのは、大体町境にあるものであると相場が決まっており、カントリーサインが見えた辺りで、そろそろ頂は近いなと思った。 その私の予想はどんぴしゃと当たり、カントリーサインから100mぐらい進んだとこで峠は下りに入ります。 ここまで私を苦しめてきた峠は、御料(ごりょう)峠という峠で標高は310mとのことです。 ![]() ここからは豪快に下りである。 今までの苦労がウソのようにテンションが上がる。 今回は上着をきちんと持ってきたので、汗が冷えて急激に寒くなるという初歩的なミスはしなかったのであった。さすがに5回ぐらい同じような過ちを繰り返すと私だって学習するのである。 猛烈に坂を下っているときに、上りで考えていた「新たな楽チンな趣味」の答えが見つかった。 それはもちろん自転車である。これ以上楽チンで快適な乗り物はこの世の中にない。 ああ、川がきれいだなあ。 ![]() そしてついに日本海が見えてきました。 増毛の市街地までもうすぐだ。 ![]() (つづく)
その2の続き 新十津川から改めて自転車を広げて、国道275号線を北へ進みます。 ![]() 追い風でいい感じで進んでいきます。 メーターつけてないので時速はわからんが20km/h以上は出ていたような気がする(追い風参考記録)。 雨竜町突入。 ![]() 路肩には先週降った雪がまだ残っている。さすが雨竜だ。 いや別に雨竜とは関係ないか。 ![]() 日本一つまらなそうに立っていたバス停。 一体何がそんなにおもしろくないのだろうか? ![]() バス停自身はつまらなさそうだったが、バス停を発見した私にとっては十分に面白かった。 この辺は車で何回か通ったことがあるが、こんなに面白い地名があるとはすっかり見逃していた。恐るべし雨竜町。 ちなみに地名の由来は知らん。 北竜町との境あたりにある24時間営業のドライブイン。 ![]() このドライブインは学生時代に何回か行ったおもしろスポットである。 何がどうおもしろいのかというと、中のゲームコーナーにあるUFOキャッチャーの商品がエロビデオだったり、「インスタントではありません」と書いておきながら30秒で出てくるラーメンの自販機があったり、変なゲームや自販機がたくさんあるところであった。 食堂もなかなかすばらしく、店主らしきオヤジはずっとソファーで寝ていて、カツ丼を頼もうとすると「カツ丼は時間がかかるので他のものにしてください」と返され、「じゃあ、メニューに載せるんじゃねえよ!」と突っ込みたくなるような豪快なボケをかます癒し系スポットである。 その他にも、ここには書けないようないろいろなネタがある思い出の地であり。一体今はどうなっているんだろうかとちょっと寄ってみることにした。 店に入ろうとしたところ、上の写真の赤い丸のあたりに私の天敵を発見した。 赤丸の部分を拡大する。 ![]() うわあ、犬じゃ! しかもこの犬はワンワン吠えまくるだけではなく、鎖でつながれていないので私を追いかけまくる不届きな野郎だったのだ。 結局私は建物に入ることができず、全速力で逃げた。 おいおい、こっちは客なのに番犬飼って店に入れなくなるようにさせてどないすんねん。 しばらくぶりに行ったドライブインは、放し飼いの犬を使って客を入れないようにするという新たなネタを仕込んでいたのであった。 この勝負は完全にオレの負けだ。ますます進化していくドライブインに乾杯。 ドライブインからちょっと進んだところで、北竜町到達。 ![]() ひまわり畑で有名な町なのであるが、11月にひまわり畑ってのも何だしなあ。 特に見るものもないなあ。 「留萌まで40km」という表示が出て、少しやる気が出る。 留萌でおいしい寿司が待っているかと思えば、ちょっとの辛い道のりも何とかなるというものだ。 ところが途中でこんな標識を発見。 ![]() おお!ここを左に曲がるとショートカットして増毛に行くことができるのか。 確かに最初に頭に描いていた最終目的地は増毛なのであったが、あくまでメインは留萌で寿司を食べるということであり、こんなところで楽をしてはいけない。 ここは真っ直ぐ留萌方面へ行くのだ。いいか、真っ直ぐだぞ真っ直ぐ。 ところが私の意思とは関係なく、ブロンプトンは勝手に左に曲がっていくではないか、一体どうなってんだ?この自転車は欠陥品か?オレは留萌へ行きたいんじゃ!留萌に。 しかし左に曲がって冷静に考えると、別に寿司は留萌でなく増毛でも食えるわけであり、寿司を食うという目標は十分に達成できるわけだからまあいいのではないだろうかと、不本意ながらそのまま増毛に向かうことにしたのであった。 決して楽をしたいから増毛に直接行こうとしたわけではないことを、ここで強く言い訳しておきたい。 (つづく)
その1の続き 石狩当別まで自転車を漕いで、新十津川行きの列車に乗り込んだわけです。 さっき調べてみたら家から当別の駅までは30kmぐらいあるわけで、たくさん運動したのでいい感じで汗をかいていた。 が、急いでいたために飲み物とかを買うことなく列車に乗り込んだときは時すでに遅し。 「あー、のど渇いたなあ。何か飲みたいなあ」と思いながら、列車は無常にも出発した。 乗客は地元の高校生を中心に10人ちょっとぐらい。 2~3人とかもっとガラガラなのを想像していただけに、意外と人が多くてびっくり。 高校生はまだわかるとして、他の人は新十津川方面に一体何をしに行くのだろうか? 私も人のことは全く言えないが。 高校生中心の車両だったので、ピーチクパーチクやかましいのかなあと思いつつ、めちゃくちゃ静か。 というか覇気がなさすぎるぞ、高校生。 こんな元気のないことでどうする。 若者がこのような状態だと日本の将来が非常に心配であるが、そんなことよりも今はのどが渇いて自分がひからびないかどうかが心配だった。 石狩月形到着。高校生はみんなここで降りた。 さようなら高校生。またどこかで会おう。 ![]() 月形では停車時間が15分ぐらいあったので、駅周辺をうろうろ。 コカコーラの自販機があったのでコカコーラゼロをゲットした。 これでのどの渇きとはおさらばだ。 駅の写真を撮ってみる。 ![]() 駅の内部も写真に撮ってみた。 ストーブと改札口にある「○○行」というプレートがいい味を出していると思う。 ![]() そんでまた列車に乗り込む。 残った乗客は老夫婦と鉄道好きっぽい子供を連れた親子連れと私という5名だった。 札沼線は基本的に国道275号線を沿うように走っているので、車窓の眺めは普段この辺をドライブしているときと大して変わらん眺めで面白くないのだが、石狩月形からは国道を外れて森の中へと列車は進んでいきます。 そして森の中に唐突に現れた駅。豊ヶ岡駅。 ![]() ![]() なぜこんなところに駅があるんだということで、一部の秘境駅マニアには有名な駅であるが、やはりこういう駅はただ見るだけでなく、実際に降りてみて、周辺を散策しないと秘境感を味わうことができないのだなあ。 実際に降りることができなくて本当に残念である。 今度自転車に乗って、わざわざ豊ヶ岡駅まで行ってみることにしよう。 豊ヶ丘を過ぎるとまた国道が復活して、大して面白くない風景となったので、持ってきた文庫本を読んで時間をつぶす。 んで、石狩当別からガタゴト揺れること約1時間半。終点新十津川駅に到着。 カバーをかぶせたブロンプトン(折りたたみ状態)もさりげなく写っているが、わかるだろうか? ![]() この前行ったときにあった新十津川の駅ノートは健在であり、やれ神奈川から来ただの、婚前旅行で来ただの、しまいにはハングル文字の書き込みもあったりして、ますます駅ノートは賑わいを見せていた。 さすが世界に誇る新十津川駅であり、ますます私はこの駅が好きになったのである。 国際色豊かでいいのだが、私にとって今回新十津川は単なる通過点に過ぎないわけで、名残惜しさを感じつつ自転車を広げて北へ北へと向かいます。 さようなら新十津川駅、並びに駅ノート。 ここからが今回のサイクリングの本番である。 (つづく) │<< 前のページへ │一覧 │ 一番上に戻る │ |
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