カテゴリ:カテゴリ未分類
長く読んでいただいている方はご存知かと思いますが
私の英国での唯一の友人ダニエル(30)が今月15日で英国を去ることになりました。 彼の引越し先は・・・なんと日本しかも福岡県! 元々彼は福岡の田舎で働いていた事があり、実はそこそこ日本語ができる。 それゆえ日本に住むことに対してもそれほど抵抗がないのだ。 何とも不思議なもので 日本人の私が英国に住み、英国人のダニエルが日本に住むという事になる。 とても残念だが、私もいつまでここにいるかわからないし お互い様だなあって思うと、彼の前途を祝して乾杯をしたい。 先日そんな彼にお礼の品を買いに英国のデパートJLへと出向いた。 JL・・・日本で言えば電鉄系デパートレベルに位置し (ちょっと褒めすぎか?) 決して三越や伊勢丹ではないのは十分理解している・・・つもりだが 先日どうしても理解できない出来事があった。 まあこの日記を読んでいると理解出来ない事は山ほど出てくるので いまさら何だと思うでしょうが、まあそこはおいておいて聞いてくださいな。 プレゼントをする商品が決まったので店員を呼び、ある商品が欲しい事を伝えました。 在庫を確認しに行く前に、プレゼントにするので箱も用意して欲しい旨を伝えた。 するとその店員はこう言った。 「この商品の箱はありません、箱なしで入荷しています。 もし箱が必要でしたら当社のグリーンの箱を用意しますが・・・」 へ?何?箱がない? 結構なブランド品何だけどな・・・ そりゃわかっているさ、箱を買いに来たわけではないことくらい でもさ、箱に入ってて何ぼでしょう? 違うかい?ああそうか、これって日本人的感覚なのかな? 簡易包装推進委員会、推奨国なのか英国は・・・ どうしよう、でも違う店行ってもどうせ同じ事言われそうだし ロンドンにある直営店に行く時間はない。 しょうがないか・・・ううううううんその緑の箱にかけてみるか・・・ 以上の様な事を2秒位で考えて 「じゃあお願いします。」 と答えた。 店員が戻って来てレジで「その箱」をレジの下からおもむろに取り出す。 そのデパートのイメージカラーである深い緑の箱だ。 ちゃっちいけどまあ良いか。 そう思いながら包装をじっくりと見ていた。 !!!!!!!!!! おいおい、その箱じゃ小さいって! 「ちょっとティッシュが多いかしら。」じゃないって 入らないよ、そんなのじゃ! もう少し大きいのにしてくれ! え?まさかそのまま渡す気じゃないだろうな? ふた閉まってませんけど・・・ 唖然・・・ それってどうだい? 箱の機能がなされてないではないか! 「ちょっとはみ出していますが、こんな感じでいかがでしょうか?」 は?聞くまでもないだろう? だめだよ、ぜんぜん。 「もう少し大きい箱はないですか?」 「残念ながらこれが一番大きな箱です。」 嘘付け!今ないだけだろう!?、もしかして本当なのかも。 ああ、期待した私がバカだった。 この国に包装という概念がないことに気付かなかった私がバカだった。 ああ、なんて悲しい結末だ。 箱がしまっていない、しかも包装もされていないプレゼント。 例え中身がすばらしくともこれじゃだめだな。 意気消沈な私を見て店員は言った。 「3Fにあるカスタマーサービスセンターで、有料で包装を承って降ります。もしよろしければご利用ください。」 はいもちろんご利用します。 もっと早く言えっていうの、バカ! 結局£2.50を出して、綺麗な箱に入れてリボンをかけてもらった。 そこのおばちゃんはまるで「loveactually」に出て来たRowan Atkinsonの様な包装の仕方で ゆっくりと逐一好みの色や形状を聞いてきた。 それはそれで結構迷惑。 早くしてくれって言うの! 海外で、いや少なくとも英国で日本の様な包装を期待してはいけない。 英国で包装と言えばキャラメル包み。 不器用な人種です。 日本の包装技術ってすごい!って思い直しました! 皆さん感謝しましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|