テーマ:旅のあれこれ(10034)
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ホテルで見た花 青空美容院で髪を整える人達 南アフリカに出張するのは今回で2回目だけれども 残念な事に私は本当の意味で南アフリカの事を知らない。 ある意味それを知った時は、自分の身に何かがあった時なのだと思う。 だから知らなくても良いのかも知れない。 空港 ホテル オフィス レストラン ホテル 空港 この繰り返しだと南アフリカに来ている気がしない。 フランスやドイツにいるのとさほど変わりはしない。 これまた残念なことに思ったよりも暑くなく 夏の始まりを感じさせる青い空や白い雲はそこにあったけれども 肝心の暑さがなかった。 オフィスに入ればエアコンは効いているから 結局最後までアフリカの夏を感じる事は出来なかった。 長く日記を読んで頂いている方はご存知だと思いますが 今回の出張は前回の様な視察的な物ではなく 完全にミーティングを行う為に行ったので「ライオン」に会うことはなかった。(笑) 毎日ミーティング漬けで、最終日はフライトの2時間前までミーティングをしていた。 持っていったデジカメで撮った写真も上の2枚だけだった。 それくらい時間がなかったのだ。 こんな出張では唯一食事だけが楽しみになる。 意外と思う方も多いかと思いますが、南アフリカの食事はとても美味しい。 英国のそれとは比べ物にならないくらい美味しい。 (比べてはいけない気もするが、既に私の基準は日本ではなく英国になりつつある。) もちろん「なぜ?」と聞かれても答える事は出来ないが それだけは真実として伝えられる事実かも知れない。 出張中に頂いた食事は以下の通り 22日ランチ タイ料理-タイ風カレー(どんぶり上の器にこれでもか!ってくらいに盛られた野菜とエビとチキン、ココナッツの香りが程よく効いていました。) 22日ディナー 南ア料理?-ステーキ(フィレのコロっとした固まり、未だかつて経験した事のないやわらかさ、そして絶妙なソーズ) 23日ランチ イタリア料理-ペスカトーレ(名前を度忘れしたがきしめん状のパスタ、カラマリと言われる小さなイカが入っているのが特徴。) 23日ディナー 中華料理-酢豚、エビフライ、チャーハン等(酢豚の肉のやわらかさは説妙!、エビフライのエビは程よくジューシーだし、チャーハンの上にはあんかけがのっていて最高だった。) 24日ランチ スペイン料理-パエリアとエビ(パエリアの上に海鮮トマトソースがかかっており食欲を増す。エビはキングサイズを選択、ぷりぷり感がたまらない。) ちなみに朝食はホテルのフルイングリッシュブレックファーストを頂いた。 どれを取っても口に合わないものはなく、これまたビックリする位「安い」。 おっと、ここが問題なのだ・・・ この「安い」という感覚は日本人であるが故おこる感覚なのだろう もちろん英国でポンドの給料をもらっているからこその感想なのだろう。 出張中に頂いた物をこれだけ書き出しておいて何ですが それが今回の出張で改めて感じた事です。 南アフリカ会社の社員には黒人だけでなく 白人でさえ私が出張中に頂いた食事代より一月の給料が 低い人がいるという事を忘れてはならない。 彼らにとって今回私が頂いた食事の数々は 年間でもそう簡単に頂く物ではない特別な物という事を知った時 少し胸が痛くなった。 比べれば切りがないが、こういう国も世界にはあるって事を忘れてはいけない。 2010年のワールドカップ開催地に決定し、国全体が盛り上がっているようだが 未だ黒人差別は消える事無く色んな部分で根深く残るそんな国 南アフリカ。 カージャックや空き巣が日常茶飯事に行われ 銃を突きつけられた事のある同僚が存在する。 レイプが多発し3人に1人がエイズにかかっているとも言われる国 日中一人で家においておくと犯される可能性が高いと心配し 会社に娘を連れてくる人もいると言う。 こんな国で私が見たのは・・・ きれいな空港 きれいなホテル きれいなオフィス きれいなレストラン そして美味しい料理・・・ これでは本当の意味で南アフリカに行ったとは言えない。 実際そこに住んで、そこで色んな物を感じ取らなければ本当の南アフリカを知った事にはならない。 そういう意味では一生知ることは無いのかも知れない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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