体験外泊
女房の退院間近なので、先週末に体験外泊というのをやった。実際に家に戻って、どんな問題点があるのか見てみようと言うことだ。午後一で、家に連れてきて外泊が始まった。一通り家の中での動作を見て、これなら大丈夫だなと判断して、買い物に走る。走るというのは文字通り走ると言うことだ。だだし自転車で(笑)久しぶりに「寿司を食べたい」という要望に応えるために、目をつけていたうまそうな寿司屋に行くが「今日は予約がいっぱいなので申し訳ありません」と言うことで撃沈。以前使った事のある寿司屋に行って注文する。「午後6時にお願いします」戻って一緒にいても、特に問題はない。「こりゃ、大丈夫だな」5時半頃、女房のお姉さんがやってくる。野菜中心の総菜の差し入れ。「そうか。やり方によっては市販の総菜も良いかも」とヒントをもらう。寿司を食って、テレビを見ていたが、そろそろ寝た方が良いと言うと、意外に素直にベッドに横たわってくれた。しかもすぐに熟睡。オイラも安心して、自分の部屋に戻って熟睡。で、テレビの音で目を覚ましたのが4時半。慌てて飛び起きて見ると、女房は台所に立ってなんとガスを使っている!お湯をグラグラ沸かして、包丁を持ってトマトを切ろうとしている。歩行中に倒れる恐れがあるから“見守り”が必要と言われている女房だぞ。小学生の頃に「番長皿屋敷」を読んで以来、久しぶりにゾッとした^^「何をやってるんだ!」「ミートソースを作る」「そんなことしなくてもいい!」少し手伝ったりするふりをしながら、落ち着くのを待って再び寝かせると今度も素直に寝て、しかも即寝入ってしまった。次の日に、起きてから聞くと覚えてないとのこと。夢遊病みたいなもんかな。(調べると、いろんなところに食器や食材が散らばっていた^^)この“夜の徘徊”が一番の問題になるなというのが、オイラの覚悟だが、無意識にでも家事をしようと動くのを見て、やや感動してしまったのも事実だ。その前夜、何を食べたのと聞くから「ミートソースを買ってきたスパゲッティを食った」と答えると「私が作るのが一番うまい」という。おそらくそれが頭に残っていたのだろうな。自分の家の中で暮らせば、意外と以前の状態に近いところに戻れるのでないかという期待を抱かせたと同時に、その危険性も改めて認識した。再度寝た後は、怖いくらい熟睡した。10時過ぎに起きるまで、いくら揺すっても起きないので、心筋梗塞が再発したかと心配になるほど寝込んだな、人の気も知らないで^^今回の反省点。炊飯器で炊くといつも固めなので、少し水の量を増やしたら、お粥に限りなく近づいてしまった(笑)女房は少し残したし、オイラも残した(笑)炊飯器で失敗するのは、めげるな^^