わら谷「わら谷」は野毛大通りの「やよい軒」の隣りにある食事処。地下に向かう階段を下りて横引きの戸に手をかける。 右手が座敷、左手が厨房。入口で靴を脱ぎ座敷にあがる。 6席だけの小さなカウンターは掘火燵式になっているが、他は板の間である。カウンターの端に座りメニューを眺める。 昼間はランチ¥800~、夜はコースメニュー¥2300~がある。 その他一品料理の数々。50種以上はあろう。 客席と厨房を隔てる壁面に筆で書かれた短冊が並ぶ。 熱燗一合¥530を頼むとお通しが2品出て来た。酒は剣菱。 お通しはいくら・しらすおろしときゃらぶき煮。 熱燗は瓢箪型の徳利に入ってきた。 肴から茄子焼き¥480、煮焚きものから甘鯛の蕪蒸し¥1050を頂くことにする。 綺麗に剥かれ、焼かれた茄子の甘さを味わいながら酒を一口。また一口。 甘鯛の蕪蒸しは蓋つきの小鉢で出て来た。 蓋を取るとたっぷりとしたあんに覆われた蕪蒸しの登場。塗りの匙で掬うと銀杏、ミツバ、蟹などの旨味がじわじわと舌を占領する。 締めて¥2380也。 (2007.12.11) |